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聖霊会舞楽大法要(大阪・四天王寺)

2008 年 4 月 22 日

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4月22日。四天王寺・聖霊会舞楽大法要です。
http://www.shitennoji.or.jp/
http://www.shitennoji.or.jp/bugaku/bugaku1.htm

四天王寺の創建は西暦593年。聖徳太子が建立した日本ではじめての官寺として知られています。ちなみに聖徳太子が建立して世界遺産にも登録されている奈良県斑鳩町の法隆寺は607年の創建ですから四天王寺のほうが約15年ほど古いことになります。いかに四天王寺が我が国きっての古刹であるかが伺いしれます。この四天王寺にて毎年4月22日に開催されるのが聖霊会舞楽大法要で聖徳太子の命日(旧暦2月22日)を忍ぼうと、豪華絢爛な舞楽絵巻が約4時間にわたって繰り広げられます。 

平安時代の昔には京都の貴族たちの観光名所であったようで、あの吉田兼好もこの法要を見ました。「徒然草」の中に記述があって 「何事も辺土は賤しく、かたくななれども天王寺の舞楽のみ都に恥ぢず」(なにごとも京から離れた辺鄙な場所は見苦しいものが多いが、大阪の天王寺の舞楽は京にもない素晴らしいものだ)と大絶賛しています。

日本の歴史都市というと京都や奈良が思い浮かびますが、じつは大阪こそが「日本最大の歴史都市」です。この祭を見ると歴史都市・大阪の格の高さが感じられます。


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