大坂商人の智恵  「禄取り」

江戸時代の大坂。シビアな弱肉強食の町人世界を生き抜くには、才覚が頼りでした。では仮に豪商の家で、あまり出来のよくない、無能の跡取りがでた場合、どうするか?

答えは、売物に出ている侍株を買って、「禄取り」に仕立て上げる。侍はなにもしないでも給金がでます。それで生活を安定させて、跡取りを厄介払いにして、有能な次男坊や番頭、手代に店を継がせたといいます。

侍の中には生活に困窮したものは、その身分を売るものがいたわけですが、それを利用して事態を丸く収め、競争主義の町人世界を生き抜こうとした。これも大坂商人たちの知恵です。


2010年 9月 26日
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