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大阪あそ歩 ~街の達人たち~ 堺のまち歩き

2010 年 10 月 23 日





大阪日日新聞さんの「関西あそ歩」堺コースの同行取材記事です。感謝!

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/asobo/101022/20101022030.html

パワーアップし楽しく
今秋も「大阪は“まち”がほんまにおもしろい!」を合言葉に、市民らがまち歩きを楽しむ「大阪あそ歩」が始まった。まち歩きコースは102にも上る。今回は大阪あそ歩がパワーアップし、鉄道を利用して関西の四つの政令指定都市のまち歩きを楽しむ「関西あそ歩」の堺市を巡るコースに参加した。

スタート地点は南海電鉄「堺市駅」。夏の名残を感じさせるほどの陽気の中、地元でまち歩きなどのガイドを務めるNPO法人堺観光ボランティア協会の理事、福井洋子さん(62)を先頭に早速、出発した。

堺市は戦国時代には貿易港として栄え、当時の商人らは外敵の侵入を防ぐため環濠(かんごう)を造った。駅から歩くとほどなくたどり着いたのは内川。大和川の付け替えで土砂が堆積(たいせき)したために造られた堀だ。船で巡ることができ、川沿いにはサクラが植えられ、福井さんは「春の環濠巡りはすてき」と紹介してくれた。

内川を越えた場所にあるのはザビエル公園。1550年に堺に来たイエズス会の宣教師・フランシスコ・ザビエルをもてなした豪商・日比屋了慶の屋敷跡に造られたという。

先を進むと、大阪市内と堺市の浜寺駅前を結ぶ阪堺電車の車両が見えてきた。その阪堺電車の線路が通っているのが「大道筋」。福井さんは「50メートルの幅がある道路で、御堂筋よりも4メートル広いんです」とどこか誇らしげに話した。

この後、堺刃物伝統産業館や、1868年に堺港に上陸したフランス軍艦の兵士と土佐藩の殺傷事件(堺事件)で土佐藩士が切腹した地として知られる妙国寺などを巡った。

1872年創業で、戦後間もないころの法隆寺の大改修の際、国宝・五重塔九輪の「魔除け鎌」を鍛造した水野鍛錬所も訪ね、5代目の水野淳さん(33)から日本刀や包丁の製造法などの説明を受けた。

参加した阿倍野区の宮下勝彦さん(65)は「水野鍛錬所で包丁などを作る大変さが分かって良かった」と話していた。

○…大阪あそ歩のコースには、これまで何度か同行させてもらっている。しかしコースは大阪市内で、今回、関西あそ歩に初めて参加させてもらい、堺市のまち歩きを堪能した。福井さんの人柄の温かさが伝わるガイドぶりに接し、関西あそ歩の今後の発展も間違いないと思った。


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