住吉大社御鎮座1800年記念大祭 神賑行事 御稔女 神田代舞(於:第一本宮)



神功皇后が三韓征伐のさいに長門国から植女を住吉に召しました。五穀豊穣の神に奉仕する植女は、その職業柄、やがて遊女ともなり、堺の乳守に定住。中世には、堺の乳守遊郭は日本でも有数の遊郭として知られ(平安貴族はもちろん。あの一休さんも堺の遊女・地獄太夫とのラブロマンスが伝わってます)、江戸時代に、江戸最大の吉原遊郭が開発されたさいには、その歴史と格式の高さから、堺の乳守の遊女をわざわざ召抱えて、何も知らない遊女たちに、遊郭の作法やしきたりを教えたといいます。実際、そうした由縁で吉原遊郭には「堺町」というエリアまでできました。

住吉大社では毎年6月14日に神田にて御田植神事(国指定重要無形文化財)を執り行いますが、これは乳守の遊女たちの神事を継承しています。また、その奉納神事のうちのひとつが御稔女(みとしめ)による「神田代舞」(みとしろまい)。かつてはこれも堺の乳守の遊女が御奉仕していたのでしょうが、明治に入ってからは当時、大阪最大の花町だった新町遊郭の芸妓が奉仕する定めとなりました。いまは、その新町もなくなったので、日本舞踊(西川流)の家元が継承しています。

住吉大社御鎮座1800年記念大祭ということで、第一本宮の拝殿にて神田代舞を堪能できました。眼福です。


2011年 5月 16日
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