トポスとエトスの混交。それこそが風土を作り、都市を作り、人間を作る

世の中には「土のプロジェクト」と「風のプロジェクト」があるということ。たとえば「大阪七墓巡り復活プロジェクト」というのは、大阪以外の、他の地域や都市にもっていきようがない。江戸時代の大阪の町衆の祭礼という土地(トポス)に根差した物語性や歴史性に寄り添っているから、そこに必然や意味、意義がある。これは「土のプロジェクト」なわけです。

対して「まわしよみ新聞」のようなプロジェクトは、基本的に、どこにいっても通用します。別に大阪でなくても他地域、他都市でも実施、実行できる。実際に京都精華大学や立命館大学、福島のいわき市でもやっていただきました。ある種のフォーマット、様式(エトス)があるんですが、それに準じれば、どこでも、だれでも、いつでも実現可能な「風のプロジェクト」ということです。

「風土」というものは、この2つのプロジェクトの交錯から誕生するものです。トポスとエトスの混交。それこそが風土を作り、都市を作り、人間を作る。


2012年 11月 23日
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