意識の大河

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大阪府高齢者大学のまち歩きガイド科の講師をやってるんですが、これがまた毎回面白い。今日はみんなで作ったまち歩きマップの発表会。これが歴史やないんですな。「ここに住んでた」「ここで見合いした」「ここの街道で夜店が出て楽しかった」。

まち歩きは歴史散歩とは違います。史跡巡りとも違う。まちは過去と未来を結ぶ現在進行形のものだから。ヒストリー(歴史)ではなくてライフ(人生)を語って、初めてまち歩きとなる。エクスペリエンス・デザイン。実体験、経験や体感が反映される逍遙観光こそがまち歩き。当事者の、他者のライフの縦糸、横糸がいくつもいくつも紡がれて立体交差化していき、まちひとつだけなのに信じられないような圧巻の物語絵巻が出来上がってくる。ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』の「意識の流れ」の細流が集まって、まるで「意識の大河」となるような。

ぼくは一応、講師なんですが、毎回、生徒の皆さんから物語を拝聴してます(それを呼び起こすために、誘い水として、ぼくはまちの物語を語ります)。市井の人たちの物語やからええんですな。学者、先生の研究とは違う。じつに面白く、有難い仕事です。感謝。


2014年 2月 13日
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