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■オンライン配信「1/16実施・阪神淡路大震災復興&コロナ鎮静祈願まち歩き・神戸八社代参巡礼」 https://www.facebook.com/events/405840554025052/

2021 年 1 月 17 日

■オンライン配信「1/16実施・阪神淡路大震災復興&コロナ鎮静祈願まち歩き・神戸八社代参巡礼」

https://www.facebook.com/events/405840554025052/

阪神淡路大震災の復興祈願とコロナ鎮静祈願として、港町・神戸を守護する「神戸八社」を巡ります。オンラインで巡礼の様子を配信します。代参巡礼希望者を募ります。

■オンライン配信日時:2021年1月16日(土)12時~巡礼が終わるまで(夕方までには終わる予定です)

■ルート:①一宮神社→②二宮神社→※東遊園地(慰霊と復興のモニュメント。人が多ければ遠くから眺めてお祈りします)→③三宮神社→④四宮神社→⑤五宮神社→⑥六宮神社・八宮神社(六宮神社と八宮神社は合祀されています)→⑦七宮神社 ※約8キロほどです。道中は配信しません。ポイント毎に配信します。

■代参巡礼費:無料
※もし、よろしければカンパをお願いします。でもカンパがなくても「無料視聴」もOKですw 

ただ陸奥賢、コロナと緊急事態宣言で仕事が吹き飛び、正直、大変な状況です。わずかでもカンパをいただけると嬉しいです。カンパはPayPay(ID検索してお振込みください)か銀行振込で受け付けております。
●PayPay ID:mutsusatoshi
●銀行振込:池田泉州銀行 新金岡支店 普通0140848 ムツサトシ

【解説】
ここ数年、1月17日は、大阪・下寺町の浄土宗寺院の應典院で開催される総合文化祭「コモンズフェスタ」で震災復興祈願として「異類観光プロジェクト」をやっていました。

コモンズとは「入会地」「共有地」のこと。そこは「他者」が集う場所であり、「共異」の場です(共同=コミュニティではなく)。「他者」の中には自分と違う存在…そこには当然、「死者」や「異類」も含まれるわけで、それで「異類(動物)」という「他者」の存在や生命について語り、考え、味わう(最後に異類を調理し、その生命を頂戴し、僧侶の読経で供養しておりました)という場を寺院の中で設けたわけです。

2015年の「鯰(地震の象徴です)」から始まって「亀」「鯨」「馬」「鹿」「蛙」と続いたのですが、2021年の今年は應典院は設備の老朽化などで一般利用を停止しており、コモンズフェスタも休止状態。さらに世の中は、コロナ感染者の蔓延と医療切迫から緊急事態宣言(まだ関西方面は発令しておりませんが、いずれ出ることでしょう)という状況にあります。

そういう中にあって、震災祈願として僕が一人でもやれることは何か?と考えて、去年から実施している「オンライン代参巡礼」を1月16日(土)に実施することにしました。一人で、港神戸を守護する神戸八社を巡ってオンラインで配信します。

神戸八社は生田神社の氏地にあり、生田神社の裔社と呼ばれていました。一宮は北野村、二宮は生田村、三宮は神戸村、四宮は花隈村、五宮は奥平野村、六宮は坂本村、七宮は兵庫津北浜、八宮は坂本村の鎮守として信仰されていました。神戸港を守るための神々ということになります。

面白いのが「八宮」という宮の数です。大阪であれば「四天王寺七宮」などがありますが、これはおそらくは星辰信仰の名残です。つまり北斗七星の象徴でしょう。「七宮」ではなくて「八宮」とあるのは謎ですが、古代中国では北斗七星はじつは「北斗八星」(北斗七星+輔星)でした。星が一つ多かった。さらにもっと古代には「北斗九星」(北斗八星+弼星)の時代もありました。神戸では北斗八星の時代の信仰が伝わったと考えると面白いですが、もしかしたら日本人は「八」(末広がり)という聖数を好むので、その影響で七星に一星を増やしたのかも知れませんが…。

いずれにせよ、神戸というのは港町で、海民のまちです(ちなみに四天王寺も古代はすぐ目前の西に海が迫っていたので海民の寺院、海民の都市でした。四天王寺七宮があるのは必然でしょう)。海民たちは星辰信仰の民でもあります。大海原に出て、特に危険な夜になれば、自分たちの位置を教えてくれるのは星だけです。

とくに重要なのが決して位置を動かさない北極星であり、その北極星を指し示すのが北斗七星(八星、九星)ということになります。「スターナビゲーター」(星の道しるべ)といいますが、海民たちの生命を託す存在として星があり、それが北斗信仰の始まりです。

ちなみに日本仏教では妙見菩薩が北極星の神格化した存在とされていますが、妙見信仰は日蓮宗寺院において盛んです。開祖の日蓮上人が漁師出身だからです。古代の海民の素朴な信仰(北斗信仰)が、妙見信仰というスタイルに変わりながらも、日本全国に根付いている一例でしょう。

※山の民も北斗信仰を盛んにしました。山も鬱蒼を生い茂った森林によって夜道が危険です。その時に道しるべになるのが森林のあいまから見える空の星でした。「海の民」「山の民」。そして海と山を繋ぐ「川の民」の信仰として北斗信仰(星辰信仰)の影響はそこかしこに見出せます。

阪神淡路大震災の復興祈願として、合わせてコロナ鎮静祈願として、港町・神戸を守護する神戸八社を巡りたいと思います。

緊急事態宣言下ですので、一人で巡ります。前日の1月16日(土)にしているのは、阪神淡路大震災が起こった1月17日(日)は、やはり、いろんな方が現地を訪れます。なるべく密になる環境は避けた方がいいだろうということで前日にしました。また現地までは大阪から車で向かいます。電車、バスなども使いません。密を避けて、誰とも会わずに、1人で実施します。

巡礼の様子はオンライン配信します(facebookの陸奥賢の投稿と、このイベントページで行います)。アーカイブとして動画はアップしておいておきますので、いつでも、お時間のある時にみてください。

来年か再来年か、コロナが落ち着いた頃になれば(ワクチンの普及か?指定感染症が2類から5類になるか?病床数が増加するか?いずれにせよ医療切迫の状況が改善しているならば)、またみなさんとご一緒して、1月17日に神戸八社を歩きたいと思います。

https://www.facebook.com/events/405840554025052/


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