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一通の手紙が日本の歴史を変えることもある?

2022 年 12 月 16 日

大阪。北浜東。日本郵政・大阪ビルにあるのが前島密像。

明治元年、大久保利通が大阪遷都して、そのままなら大阪が首都になる予定であった。ところがある日、大久保の元に差出人不明の投書が届いた。それは「大阪ではなく東京を首都にするべし」という内容で大久保は投書の内容を吟味して東京奠都(遷都ではなく)を決行した。

誰の投書かわからなかったが、のちに前島密が大久保に「実はあの投書は私でした」とカミングアウトした。こいつさえいなければ今頃、大阪が首都に!と思わなくもないが、長く首都なんかになると大阪文化は今以上に、さらに破壊されていたことでしょうな。

結局「名こそ惜しけれ」の崇高なる江戸文化は薩長、近代化に犯されて蹂躙されたという気がしてならない。

しかし投書した前島密が、のちに日本郵政の父になるとか出来過ぎである。一通の手紙が日本の歴史を変えることもある?


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