関帝廟といえば、中国の神さま・関羽をまつっている祠のこと。横浜や神戸、長崎といった中国とゆかりの深い港町などにはありますが、じつはあまり知られてませんが、大阪にも関帝廟があります。正式名称「黄檗宗 白駒山 清寿院」…通称「南京寺」がそれです。
http://www.kanteibyo.org/
江戸時代の1764年に出来たそうで、250年近い歴史を誇ります。横浜や神戸の関帝廟は明治維新以降に出来たものですから、それよりも古く、非常に由緒正しいお寺さんといえます。また「摂津名所図会」という江戸時代の大阪ガイドブックにも南京寺のことが記載されているので、江戸時代には大阪の観光名所のひとつであったようです。
知られざる大阪の名所スポット。拝観無料です。中国式のおみくじが面白いですよ。ぜひおとずれてみてください。
仕事でよく堺のまちを歩いてます。色んな名所を巡りますが、中でもオススメなのが80年ほど前の町屋を改装して、2007年11月にオープンした堺の観光施設「鳳翔館」。与謝野晶子の短歌の複製や鎧、かぶと、蓄音機、昔の堺の古地図などレトロ堺が満喫できるのですが、なんとここでは本物の堺火縄銃が展示されていて触ることが出来ます。
ぼくも持ってみましたが、めちゃくちゃ重かったです。腰をいわしそうになりました(笑)
なにわ名物開発研究会が主催する年に一度の大アワード「なにわ大賞」の記念式典「モダンシティふたたび」に招待されて参加しました。
http://www.naniwa-meibutsu.com/prize.html
http://www.naniwa-meibutsu.com/
なにわ大賞というのは大阪の芸能、文化にたいして、おもろい活動をやってる「いちびりな人」を、みんなで表彰しよやないか・・・というじつにユニークな有志団体です。選考委員には直木賞作家の難波利三先生、関西外国語大学教授の森一貫先生、元大阪市立大学教授の橋爪紳也先生、実行委員会には講談師の旭堂南陵師匠など錚々たるメンバーによって運営されていて、極めて「マジメ」なアワードでもあります。
「いちびり」というのはもちろん大阪の言葉ですが「市をふる」というのが語源とか。むかしは市場を仕切る人のことを「市ふり」といったそうで「市をふる」→「市ふり」→「いちびり」となったわけです。リーダーシップを取る、目立ってる、威勢の良い、よくやってる・・・というようなニュアンスが込められてる大阪弁といえます。
今年度で記念すべき10周年を迎えるそうで過去、総勢100名以上の方が受賞。火縄銃の保存会、万博グッズのコレクター、世界唯一のつまようじ資料館、平均年齢56歳のチアガールチーム・・・などなど、じつにバラエティ豊かで、「いちびった方」が勢ぞろいです。中には、あの「くいだおれ太郎」なんかも受賞してます(笑)
http://www.cui-daore.co.jp/top.html
大阪の最大の資源は「ひと」です。ヒューマンウェア。これだけはどこの都市にも負けません。
堺のコミュニティ・カフェ「パンゲア」にて。夕陽と堺港です。
http://www.pangea-sein.com/index.html
パンゲアは、ぼくのお気に入りのお店です。自宅(仕事場)からバイクに乗って、15分ぐらい。ここにくると大阪・堺は港町なんだなぁと強く認識します。
ちなみにオススメメニューは「タコライス」です。タコは入ってませんよ(笑)