たこ焼きの元祖「ちょぼ焼き」
2008 年 6 月 24 日
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たこ焼きの元祖「ちょぼ焼き」。知る人ぞ知る阪神百貨店「スナックパーク」の名物メニューです。
ちょぼ焼きはコナモン(粉もん)の一種ですが、大正時代に屋台などで販売されていた子供のおやつです。このちょぼ焼きに「スジ肉」を入れたのを「ラヂオ焼き」といいました。
当時の庶民にとってはラジオは高値の花で、非常に高級なものでした。子供のおやつ「ちょぼ焼き」にスジ肉を入れて大人向けにアレンジして高級化したので、その名前をとったわけです。大阪人らしい洒落た言葉遊びです。また、このラジオ焼きのスジ肉を、兵庫県の明石焼きのマネをしてタコに変えたことで「たこ焼き」になったそうで、つまりちょぼ焼きは、たこ焼きの元祖ということになります。
具材はコンニャク、天かす(関東では揚げ玉と呼ぶそうですが)など。シンプルかつ素朴な味で美味です。
カテゴリー: 雑感