暗越奈良街道名物「街道ロール」
2008 年 12 月 14 日
暗越奈良街道というのは「おしてるや」の難波宮から 「あをによし」の平城京に至る街道です。区間は、大阪市中央区高麗橋~東成区玉造~今里~深江~東大阪市御厨~菱江~松原宿~箱殿~暗峠~生駒市小瀬~榁木峠~奈良市尼ヶ辻~春日大社までで、「日本の道百選」にも選定されています。
俳聖・松尾芭蕉は1694年(元禄7年)9月9日の重陽の節句に、この暗峠を越えて奈良から大坂に入りましたが、非常に厳しい山道で、芭蕉は体調を崩してしまい、1ヵ月後に御堂筋にあった旅宿・花屋仁左衛門方で客死しました。辞世の句の「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」は非常に有名ですが、「旅に病んで」の「旅」が、この暗越奈良街道の旅路です。
「街道ロール」は、大阪の「欧風菓子 ケンテル」(生野区、東成区)さん制作のロールケーキで、この「暗越奈良街道」をモチーフにした地域おこし商品です。ぼくが歴史街道マニアということで、地域の方から頂戴いたしました。ありがとうございます。
http://www.kentel.jp/
http://www.kentel.jp/baked.htm
肝心のお味のほうですが、黒糖スポンジに生クリームと栗ペーストと歴史街道にちなんだのか、和風テイスト。 これがまたうまいんですわ。オススメです。
カテゴリー: 雑感