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39歳になりました。わざわざメッセージ頂いたみなさま、ありがとうございます。

2017 年 2 月 12 日

39歳になりました。わざわざメッセージ頂いたみなさま、ありがとうございます。

39歳はデニス・ウィルソンが亡くなった歳。ドラッグと酒と女に溺れて、最後はほんまに海に溺れて死んでしもた海の男。真のビーチボーイズ。長生きしてほしかった。

39歳の一休宗純は後小松天皇(じつは父親)に謁見し、39歳の千利休は建盞天目茶碗を用いた茶会を開き、39歳の井原西鶴は生國魂大社で一昼夜に4000句を独吟し、39歳の近松門左衛門は『大覚大僧正御伝記』を書き、39歳の与謝蕪村は京を去って丹後で画筆を握り始め、39歳のジャン・ジャック・ルソーはデュパン夫人の秘書を辞めて写譜で生計を立てて、39歳のドストエフスキーは長編『虐げられた人びと』とシベリア流刑体験記『死の家の記録』を雑誌に連載し、39歳の坂口安吾は東京大空襲に逃げ回りながら「偉大な破壊、その驚くべき愛情」なんてことを考えていて、39歳の川島雄三は日本映画史上に残る世紀の大傑作『幕末太陽傳』を撮り、39歳のブライアン・ウィルソンはドラッグ漬けでブクブク太ってベッドから出れずで廃人同様で、39歳の筒美京平は『魅せられて』で日本レコード大賞受賞し、39歳の筒井康隆は初のエッセイ『狂気の沙汰も金次第』の連載を開始し、39歳の中島らもは『今夜、すべてのバーで』で直木賞候補になるが落選。

我が人生、相変わらず、先も見えず。明日もわからずです。39歳も、あちらこちら命がけ。


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