全国まわしよみ新聞サミット2018
【全国まわしよみ新聞サミット2018過去最高の参加者数!ありがとうございます!】北は北海道、南は熊本までw 70名近い方々に集まっていただき、無事に全国サミットは終了いたしました。
まわしよみ新聞は「人と人をつなぐコミュニケーション・ツール」であり、「メディア遊び」なんですが、この5年間の様々な実践で、読売教育賞NIE部門で最優秀賞を受賞するぐらい、教育現場で大活躍するようになりました。その教育的効果も茨城新聞の澤畑和宏さんの実践報告(2年間、まわしよみ新聞をやって毎日新聞を読む児童が11パーセントから76パーセントになった)のように具体的な数字やデータとして実証されるほどになっています。来年のサミットはさらに凄い数字やデータが出てくるんやないか?と思ってます。学会発表とかもあるかも知れませんw
過去最高のサミット参加者数というのも本当に嬉しいことで、30名、40名、50名、60名越えと年年、サミット参加者数は増加していってます。
じつは西日本新聞社さんの「朝活ニュースカフェまわしよみ新聞」は会場となっていたオアシス珈琲の閉店!という衝撃的な展開で強制シャットダウンされてしまい、「この2年間はほとんどまわしよみ新聞をやれていない状況」(安武さん談)なんです。
これ、かなり重要なことで。西日本新聞社さんはあんまりまわしよみ新聞をやれていないのに、サミット参加者は増えていくというのは、まわしよみ新聞が「ほんまにオモロイ」ことの証左やと思いますし、なによりも「まちの人たち」がその事実を認めて周知してくれているから。だからサミット参加者数がどんどん増えていっている。
新聞社さんが「まわしよみ新聞、ええでっしゃろ!」「まわしよみ新聞、おもろいでっしゃろ!」というても、なんとなく自画自賛的で、内向きな感じがして、世間の人からも「そりゃ、あなたたちは新聞屋さんやから大袈裟にいうてるんでしょ?」という視線からなかなか逃れることは出来ません。
ところが福岡界隈のまわしよみ新聞は、「まちの人たち」が主流で、あちらこちらでまわしよみ新聞を発行していますから。これは強い。凄い。どんどんとまちの人に広まっていく。
ぼくは正直いうと、西日本新聞社さんの朝活ニュースカフェまわしよみ新聞が終わると、福岡でのまわしよみ新聞ムーブメントも下火になるんやないか?と思っていました。ところが、まったくそうはならずに、逆にジワジワと「まちの人たち」に浸透していっていることに驚異を覚えています。
これはしかし、なんでことになったのか?といえば、やっぱり安武さんや二島ちゃん、吉田くんが朝活ニュースカフェまわしよみ新聞で「平日毎日。朝7:30から9:00まで」という狂気の実践を350回以上も繰り返したからでw その結果、地域に「まわしよみ新聞編集長」が誕生して育っていった。
おそらくまわしよみ新聞をまちのムーブメントにするためには、種が大事といいますか、最初のインキュベーションが非常に重要で。最初は新聞社さんが先導して地域でまわしよみ新聞を発行しまくる。そのうち、まちの人の中から「まわしよみ新聞をやってみたい!」と、まわしよみ新聞編集長が産まれてきますから、そういう人をしっかりと掴まえて(w)地域のまわしよみ新聞の担い手になるまでサポートして、やがて主体的に動いていくようになれば、それを後見する…というようなことで、福岡・西日本新聞社さんのような成功事例になっていくんでしょう。
歴史的な文脈でいえば「文化は西から始まる」というのはほんまのことで。まわしよみ新聞ムーブメントも西から起こり、日本国中を席巻していってます。ますます広がっていく。なんというか、発案者のぼくがいちばん混乱していてww 目を丸くおります。
なにはともあれ、素晴らしいサミットでした。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。事例紹介してくれたみなさんの話はそれぞれ興味深いものでした。第2部進行の山口さんも毎回、素晴らしいファシリテーションで「ぼくにはできまへん!」と感嘆しておりますw なによりもこうした場を作ってくださる西日本新聞のみなさんに、なによりも深く感謝です。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
あと「北海道で全国サミットしよう!」となったので、北海道新聞さん、ぜひともよろしくお願いします!ww また北海道で、福岡で、逢いましょう!