鹿児島市。示現流史料館。まち歩きしていたら発見してこれは行かねば!と向かうと休館日。無念。
鹿児島市。示現流史料館。まち歩きしていたら発見してこれは行かねば!と向かうと休館日。無念…。
説明によると、ここは示現流を広めた東郷家の屋敷跡という。
僕の曽祖父の陸奥利宗は大蔵省専売局の書記として鹿児島県出水市、鹿児島市と赴任した。その時代に薩摩藩士・小山田家の娘ヲカと結婚している。
つまり僕の曽祖母は鹿児島の人で、僕には8分の1ほど鹿児島人、薩摩隼人の血が流れていることになる。チェスト!
ヲカの父は小山田休次郎といい、この人は幕末の「七卿落ち事件」のさいに五卿を守るために太宰府・延寿王院に配属された…という文献を読んだことがあります。
ちなみに、この時の公家の随従には、のちの陸援隊・中岡慎太郎がいたので、休次郎もなにかしらの交流があったかも知れない。
そして、その休次郎の養父・小山田真蔵は馬場道與流という鉄砲術の師範役だったという。その弟子に西郷嫌いで有名な市来四郎がいる。
鉄砲術の流祖たる馬場道與なる人物は、あの武田信玄に仕えていた馬場信房(武田四天王。不死身の鬼美濃である。長篠合戦でしんがりを務めて壮絶な戦死)の孫だそうで、おそらくは武田家(馬場家)滅亡後、武芸者として諸国を渡り歩いた…といった人物だと思われる。
名門武家が没落した後によくあるパターンですな。ただ、もしかしたらニセモノで、「自称・馬場信房孫」という可能性もありますがw
この「馬場道與流砲術」はどんなものであるのか?長年、謎だったのですが、いろいろと調べたら『武教綱領要歸鈔』という著書があり、それが馬場道與が書いたものとか。
では、この『武教綱領要歸鈔』はどこでみれるのか?と調べてみたら、なんと岩手県一関市の芦東山記念館に収蔵されているという。国立国会図書館にもない。また岩手いった時に調べないといけない…。
示現流は剣術で、道與流は砲術。刀と鉄砲という違いはあるにしろ、同じ武芸ではあるので、もしかしたら僕の祖先の小山田家の誰かは東郷家と交流があったかも知れない。