【いわき時空散走】湯本リサーチ。八仙にある子種神社の井戸。
2024 年 2 月 6 日
【いわき時空散走】湯本リサーチ。八仙にある子種神社の井戸。この井戸は湯本にとって非常に重要でした。
実は湯本は温泉水は豊富に湧出しますが、これは硫黄やら硫酸ナトリウムやらが溶けているので生活用水には使えますが、あまり飲料水には適さない。真水をどう確保するか?が湯本住民の長年の悩みの種であったそうで、しかし貴重な真水が出たのが八仙の子種神社であった。
湯本の住民はわざわざ八仙までやってきて子種神社さんの真水を運んで、それで生命を繋いだ。八仙の水で子々孫々が潤う。子種の神さまとなるのも必然だろう。今も湯本には子種神社さんの氏子さんがいはるらしい。
湯本(温泉街)に鎮座した温泉神社と八仙(近代以降は鉱山街となる。鉱山も真水は必須ですから)に鎮座した子種神社。温泉水の神さまと真水の神さま。この両社の関係性も面白い。
ちなみに八仙の子種神社の真水(鳥居から上がったところが本来の場所)は残念なことに現在は枯れてしまっているとか。湯本トンネルを貫通したさいに真水の水脈が破壊されてしまったらしい。いまは井戸だけが鳥居前に安置されている。
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