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和歌山。田辺市。植芝盛平記念館。

2024 年 2 月 14 日

和歌山。田辺市。植芝盛平記念館。

合気道は日本の武道の中でも特異であろう。相手の力(気)を利用して、同化、受け流して相手を制する。他力の武道というと関係者各位からいろいろと怒られそうだが、自力で相手を捻じ伏せる空手や剣道、柔道といった武道とは、ちょっと方向性、ベクトル、思想が違うという気がする。

植芝盛平は大本(大本教)の出口王仁三郎と邂逅し、私淑して、その人生観、宗教観、生命観に多大なる影響を受けたという。ちょっとスピ入ってるというとアレだが、不思議の武道家である。

じつは僕はこどもの頃から空手をやっていて、これは、まあ、暗黒歴史でもあるから、あんまり人にいってなかったが、父がジャッキー・チェンが好きすぎて、それでいきなり僕に「空手をやれ」とムリヤリ道場に入門させられた。

ジャッキー・チェンはサーカス団上がりで、拳法の人であって、まったく空手とは違うが、父の理解では拳法も空手も同じで、たぶん本人が強い男になりたかったのだろう。父は身長が低く(160センチなかった)小柄であるが故に「男らしさ」「雄々しさ」に憧れたようなところがあった。その思いを息子の僕に託したという気がする。

託された僕は、まったく空手に思い入れはなく、道場通いは苦痛以外の何者でもなかったが、なんだかんだで中学までやり通して意外と頑健な身体になった。結構、若い頃からハードな仕事量をこなしてきたが、それが成せたのは空手のおかげではないか?と思ったりもする。若いうちに武道をやらせるのは大事なことかもしれない。押忍!

植芝盛平記念館は植芝盛平の人生が紹介されているが格言、名言のようなものが並んでいて「合気は愛気じゃよ」には笑った。親父ギャグやがなw 意外とユーモラスな人柄であったかも知れない。


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