宗教はトラディショナル(traditional)
2025 年 4 月 4 日
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僕の家は某在家法華教団に入信しているカルトの家であったが、常々、「お題目をあげないと、ご先祖様が苦しむよ」というよくわからない脅しをされた。
僕が思うに宗教とカルトの違いの一つは、宗教はトラディショナル(traditional)であることです。
トラディショナルというと「伝統」「昔ながらの」「旧習」といったような意味合いに捉えられがちが、本来の「tradition」の語源はラテン語の「tra(人から人へ)+dare(与える)」からきている。先人(死者)から与えられるものを伝統とか旧習とかいうわけです。
そして、この「dare(与える)」という言葉から「ドネーション(donation、寄付、寄贈、贈与)」という言葉なんかも生まれているが、要するに宗教の本質は「贈与」だと僕は考えている。
「〇〇しないと不幸になるよ」とか「〇〇すると神さまが救ってくれるよ」とか、その手の「交換」や「バーター」や「取引」や「ギブ・アンド・テイク」を持ち掛けてくるものは僕はすべて基本、カルトとみなしています。
そう。宗教の本質は、贈与です。びっくりするぐらい、こちらは与えられる一方。勝手に、よしれくれといっているのに、気がついたら救済しようとしてくる。そして「救ってやったからなにかよこせ」なんてことはいってこない。無償です。「tradition=tra(人から人へ)+dare(与える)」です。ありがたいことです。
カルトと宗教の違い。春で、新学年が始まりましたが、学生さんたちに伝えておきたいことのひとつです。
カテゴリー: 雑感