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民意が失われた30年

2026 年 2 月 12 日

小選挙区制は死票が多い。今回の衆院選では自民党の絶対得票率は26.9%だったが、議席占有率は86.2%となった。選挙結果をみて首を傾げる人が多いのも当然だろう。SNSで「自民圧勝おかしい」という人。それはエコーチェンバーやフィルターバブルではありません。小選挙区制の弊害です。

現在の衆議院465議席の内訳は小選挙区289議席、比例代表176議席だが、シミュレーションで、もし仮に全て比例議席となると自民党は173議席、中道は85議席となる。今回、0議席だった社民党は6議席、保守党は11議席に。要するにそれだけの民意が蔑ろにされている。国政の場で国民の声が消されている。届かない。これはやはり問題だろう。

消費税導入(竹下登内閣の1989年・平成元年)よりも小選挙区制導入(1994年・平成5年の公職選挙法改正)こそが日本失政の根源ではないだろうか。民意が正確に反映されずに、2割3割の支持に過ぎない自民党による独断、専横的な政治が30年近くも続いている。

「失われた30年」は経済だけの問題ではない。「民意が失われた30年」と言い換えてもいい。これは日本を迷走させる。日本の民主主義の機能不全を是正していかねばならない。


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