この世の、ありとあらゆる言葉は尊く、美しい

この世の、ありとあらゆる言葉は尊く、美しい。それを読み取れないのは、心が弱っていたり、麻痺していたり、鈍感になっていたりするから。言葉の力を信じよう。出逢い直そう。その機会になってほしい。それが「直観讀みブックマーカー」に込められた、ぼくの願いであり、祈りです。
http://www.facebook.com/tyokannyomibookmarker

この世の、ありとあらゆる言葉は尊く、美しい。それを読み取れないのは、心が弱っていたり、麻痺していたり、鈍感になっていたりするから。言葉の力を信じよう。出逢い直そう。その機会になってほしい。それが「直観讀みブックマーカー」に込められた、ぼくの願いであり、祈りです。
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「聖書、仏典、そんなものである必要はない。スリラー小説、ラブレターの書き方の練習帳、何年か前の新聞、ギターの教則本、やったことない?こうするんだ、頭の中に妄想の渦巻きを起こす、”俺は自殺すべきかそうでないか”といったようなことを思い浮かべて、何でもいい手近にある本を開くのさ、精神を集中してそこに書いてあることを読むんだ。そうすると、ギターの教則本が、自殺に関する答えを出してくれる」
リチャード・バック『イリュージョン』より
假奈代さんから教えてもらいました。まさに「直観讀みブックマーカー」の神髄を言い当てています。そうか。そうだったのか。誰かリチャード・バックに「直観讀みブックマーカー」を教えてあげてくださいww
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ココルーム代表で、詩人の上田假奈代さんと一緒に「直観讀みブックマーカー」をやってみました。ぼくは坂村真民さんの『念ずれば花ひらく』から。假奈代さんは石井正子さんの『手づくりあそび』から。
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「K子さんは感動で一ぱいになり、先生の偉大さに感極まったと言う」
「糸をちょっと動かしてごらんなさい」
直観讀みすると、その人のシャーマン体質とかすぐわかります。深すぎるww

「ひがしなり街道玉手箱2013」で特別企画をやることになりました。11/3(日)の深夜0時から奈良・春日大社を出発して、ひがしなり街道玉手箱会場を経て、18時頃に大阪・高麗橋まで歩くという企画です。約33キロ。途中参加、途中離脱OKです。ご興味ある方はぜひとも^^
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■11/3(日)深夜0時から「暗越奈良街道(約33キロ)を歩いてみる~奈良・春日大社から街道玉手箱を経て大阪・高麗橋へ~」
http://www.facebook.com/events/440983142677347/
「ひがしなり街道玉手箱2013」の特別企画です。「街道玉手箱」のモチーフとなっている「暗越奈良街道」を全踏破します。奈良・春日大社から出発して、暗峠を越えて、ひがしなり街道玉手箱2013会場を経て、大阪の高麗橋へ。約33キロメートル。深夜0時頃に出発して、夜6時頃に到着予定です。
■集合日時:11/3(日)深夜0時~
※11/2(土)の深夜24時です。お間違えのないように。
■集合場所:奈良・春日大社 「春日大社本殿バス停前」
http://www.kasugataisha.or.jp/guidance/pdf/keidai_map_a3.pdf
■参加費:カンパ
■定員:何名でも
※途中参加・途中離脱OK
■ルート
国道308号および大阪府道・奈良県道702号(大阪枚岡奈良線)
■名所ポイント
春日大社→垂仁天皇陵→平城京跡(朱雀門・朱雀大路)→追分梅林→村井家住宅→子供の森(奈良県立矢田自然公園)→榁木峠→暗峠→枚岡神社→枚岡公園→深江稲荷神社→玉造稲荷神社→高麗橋
■主催:むつさとし(NPOまちらぼ)
■協力:ひがしなり街道玉手箱2013
http://www.kaido-tamatebako.net/

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大背美流れ mutsu-satoshi.com/2011/09/05/%e5…
posted at 00:57:13
来週火曜日に「まわしよみ新聞ギャラリー」が某新聞社に取材されることになりました。感謝!【祝!まわしよみ新聞一周年記念企画!】10/1~10/31まで釜ヶ崎の伝説の喫茶店っぽいなにか「EARTH」にて「まわしよみ新聞ギャラリー」開催! www.facebook.com/events/1775806…
posted at 02:49:56
来週火曜日に「まわしよみ新聞ギャラリー」が某新聞社に取材されることになりました。感謝!^^ mutsu-satoshi.com/2013/10/04/%e6…
posted at 03:05:46
「まわしよみ新聞」についての考察 mutsu-satoshi.com/2012/11/13/%e3…
posted at 03:06:30
おおさか創造千島財団 mutsu-satoshi.com/2011/12/25/%e3…
posted at 03:07:08
都市とはなにか?都市にはなにが必要なのか?もういちど我々は深く考察する時代に来てます mutsu-satoshi.com/2011/12/22/%e9…
posted at 03:07:47
福沢諭吉『福翁自伝』より mutsu-satoshi.com/2011/12/20/%e7…
posted at 03:08:12
東京タワーを作った男は「大阪の新聞王」こと前田久吉です mutsu-satoshi.com/2011/12/16/%e6…
posted at 03:08:55
資本に隷属しない生き方を mutsu-satoshi.com/2011/12/14/%e8…
posted at 03:09:19
づぼらや mutsu-satoshi.com/2011/12/12/%e3…
posted at 03:09:31
大阪に着きてはじめて見し空を元禄の世の空とおもひぬ mutsu-satoshi.com/2011/12/09/%e5…
posted at 03:10:12
実を取る大坂。名を取る江戸。 mutsu-satoshi.com/2011/12/08/%e5…
posted at 03:10:24
摂津的カオス mutsu-satoshi.com/2011/12/07/%e6…
posted at 03:10:46
人間存在は、空間的なトポロジーと時間的なトポロジーによって規定されている mutsu-satoshi.com/2011/12/07/%e4…
posted at 03:10:57
大阪万博幻想 mutsu-satoshi.com/2011/12/03/%e5…
posted at 03:11:32
そういや、おれ、ブログもってたわ。ということでブログを整理中。Facebookはアーカイブとしては検索できないし使えないのでFacebookに書いてた文章を色々とブログに移す。なんやかんやと書いてますなあ。mutsu-satoshi.com
posted at 08:56:59
とある方から「むつくん、そろそろ本を出した方がいいよ。文章をまとめておくことをオススメしておきます」とかいわれ、そんな大それたこと…とは思いつつも、とりあえずアーカイブはいるという思い。過去の文章、ひどいですが(~_~;)
posted at 09:03:10
「空気とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」 山本七平『空気の研究』より 社会学的な観点から「空気」ってことを言いだしたのは山本七平の名著『空気の研究』でした。
posted at 10:50:37
「空気」は同調圧力を産み、「他者」を認めない。「そんなことをいいだせる空気ではなかった」といいながら、日本人はあの大戦争に突入し、原発を動かした。 必要なのは「空気を読む」ことではなくて「水を差す」こと。もっと、ぼくらは、水を差さないといけない。
posted at 10:50:49
空気とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である mutsu-satoshi.com/2013/10/04/%e7…
posted at 16:47:58
トポスとエトスの混交。それこそが風土を作り、都市を作り、人間を作る mutsu-satoshi.com/2012/11/23/%e3…
posted at 18:54:38
世の中には「土のプロジェクト」と「風のプロジェクト」があるということ。たとえば「大阪七墓巡り復活プロジェクト」というのは、大阪以外の、他の地域や都市にもっていきようがない。
posted at 18:55:18
江戸時代の大阪の町衆の祭礼という土地(トポス)に根差した物語性や歴史性に寄り添っているから、そこに必然や意味、意義がある。これは「土のプロジェクト」なわけです。 対して「まわしよみ新聞」のようなプロジェクトは、基本的に、どこにいっても通用します。
posted at 18:55:29
別に大阪でなくても他地域、他都市でも実施、実行できる。実際に京都精華大学や立命館大学、福島のいわき市でもやっていただきました。ある種のフォーマット、様式(エトス)があるんですが、それに準じれば、どこでも、だれでも、いつでも実現可能な「風のプロジェクト」ということです。
posted at 18:55:43
「風土」というものは、この2つのプロジェクトの交錯から誕生するものです。トポスとエトスの混交。それこそが風土を作り、都市を作り、人間を作る。
posted at 18:55:46
トークイベント「摂津国の基層にある文化交流」より mutsu-satoshi.com/2012/11/04/%e3…
posted at 18:56:44
傀儡師の人形は「人間ではない何か」であるわけで、つまり偶像性や匿名性を獲得することで人間は神や仏や鬼や悪魔を召還できるんですな。そして近代社会は人間のつながりや関係性を断ち切る社会で、偶像性、匿名性に満ち満ちているので、じつは神や仏、鬼、悪魔、妖怪が跳梁跋扈する時代であること。
posted at 18:57:29
それだけにそれらを見破る、敏感に察知する「霊性」(理性や知性、感性ではなく)が必要であること。そして霊性を獲得、修練するのは「場」(トポス)や「型」(エートス)であること。mutsu-satoshi.com/2012/11/04/
posted at 18:57:50
江戸では男の子が産まれると盛大にお祝いしました。男系とか血を重視する武家社会ですからな。跡取息子ができて、これでお家は安泰というわけです。 浪華は逆で女の子が産まれると盛大にお祝いしました。なんで男の子やとあかんのか?
posted at 19:24:37
浪華は商家文化です。主人は商いだけやのうて遊びもやれて一人前。ところが、この遊びの修行が難しい。男の子やと、とくに失敗する。商いをほっぽりだして遊びにばっかり精を出す。アホボン(アホなお坊ちゃま)になる可能性がある。そうなると家がつぶれる。男の子だけは産んでくれるな。
posted at 19:24:47
これが女の子やと遊びの修行は必要ないですな。そして年の頃になれば廻りを探し回って「ええ婿」を取ればいい。商いもできて、遊びもできるという優秀な手代を発見して、それと娘を結びつけることができたら、家は安泰。血よりも実力。「婿を選べる」というのが、浪華商人には喜ばれた。
posted at 19:24:57
ちなみに、では、浪華商人の家にアホボンが産まれたらどうしたか?というと、落ちぶれた武家から株を買ってました。「武士株」というのがあって、これを購入すると、なにもしなくても幕府から僅かながらお給金がもらえる。それで生活させた。貧乏にはなりますが商家よりも武家のほうが位は上。
posted at 19:25:07
アホボンは一種の名誉職の武士にしてしまって、実家の商いには手を出させない(お小遣いをせびってきても、あげない)。そして商家のほうは優秀な手代を「養子」にしてしまって跡を継がせた。やれやれ。これで家は安泰・・・というわけですな。これぞまさしく智慧というものです。
posted at 19:25:28
そうだ。文楽をみにいこう。 世界中に人形劇はありますが、人形一体に人間が3人ついて・・・なんて贅沢な人形劇は文楽のみです。人形でもない。人間でもない。独特の世界観。
posted at 19:27:01
また、ダ・ヴィンチの『モナリザ』って中間表情といいます。笑ってるのか、哀しいような、ようわからん表情。文楽人形にも、この「中間表情」があります。
posted at 19:27:42
顔は動かしません。人形ですから。しかし手足の動きや、伏せったり、のけぞったりして、光と闇の加減で、人形は時には泣いているように、時には喜んでいるように、見えてくる。感じられる。
posted at 19:27:54
ダ・ヴィンチは、「モナリザの微笑み」の中に、喜怒哀楽を超えた人間のカオスな、中間表情の美を発見した。世界第一級の審美眼です。しかし、文楽はもっとすごい。だって中間表情の人形が動くわけですから。そして人間の感情表現の襞の襞までを、リアルに表現する。えらいことや思いませんか?
posted at 19:28:04
そういう文楽を生み出した大阪人の芸術センスを、ぼくは心から誇りに思ってます。 だから、文楽をみにいこう。www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html
posted at 19:28:32
■11/3(日)深夜0時から「暗越奈良街道(約33キロ)を歩いてみる~奈良・春日大社から街道玉手箱を経て大阪・高麗橋へ~」 www.facebook.com/events/4409831…
posted at 20:45:30
■11/3(日)深夜0時から「暗越奈良街道(約33キロ)を歩いてみる~奈良・春日大社から街道玉手箱を経て大阪・高麗橋へ~」 www.facebook.com/events/4409831… pic.twitter.com/uIVcHimwch

posted at 20:46:04
約33キロ。いやぁ、意外と遠いですねww 山越えるしなぁ~。■11/3(日)深夜0時から「暗越奈良街道(約33キロ)を歩いてみる~奈良・春日大社から街道玉手箱を経て大阪・高麗橋へ~」 www.facebook.com/events/4409831… pic.twitter.com/TxXBYFmkeH

posted at 20:48:12
「空気とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」
山本七平『空気の研究』より
http://www.amazon.co.jp/dp/4167306034
社会学的な観点から「空気」ってことを言いだしたのは山本七平の名著『空気の研究』でした。「空気」は同調圧力を産み、「他者」を認めない。「そんなことをいいだせる空気ではなかった」といいながら、日本人はあの大戦争に突入し、原発を動かした。
必要なのは「空気を読む」ことではなくて「水を差す」こと。もっと、ぼくらは、水を差さないといけない。

来週火曜日に「まわしよみ新聞ギャラリー」が某新聞社に取材されることになりました。感謝!^^
【祝!まわしよみ新聞一周年記念企画!】10/1~10/31まで釜ヶ崎の伝説の喫茶店っぽいなにか「EARTH」にて「まわしよみ新聞ギャラリー」開催!
http://www.facebook.com/events/177580672425435/
2013年10月1日。「應典院コモンズフェスタ2013」用企画&コモンズ・デザイン・プロジェクト「まわしよみ新聞」が誕生して1周年を迎えます。そこで10/1から10/31まで、発祥の地である釜ヶ崎にある伝説の喫茶店っぽいなにか「 EARTH」にて、この1年間に作成した「まわしよみ新聞」(約200枚以上あります)の中から名作、珍作、快作などをいくつか展示します。よろしければ見にきてください。遊びにきてください。
■開催日時:10/1~10/31
■開催場所:喫茶店っぽいなにかEARTH
■定員:何名でも
■参加費:無料
来週火曜日に「まわしよみ新聞ギャラリー」が某新聞社に取材されることになりました。感謝!^^
【祝!まわしよみ新聞一周年記念企画!】10/1~10/31まで釜ヶ崎の伝説の喫茶店っぽいなにか「EARTH」にて「まわしよみ新聞ギャラリー」開催!
http://www.facebook.com/events/177580672425435/
2013年10月1日。「應典院コモンズフェスタ2013」用企画&コモンズ・デザイン・プロジェクト「まわしよみ新聞」が誕生して1周年を迎えます。そこで10/1から10/31まで、発祥の地である釜ヶ崎にある伝説の喫茶店っぽいなにか「 EARTH」にて、この1年間に作成した「まわしよみ新聞」(約200枚以上あります)の中から名作、珍作、快作などをいくつか展示します。よろしければ見にきてください。遊びにきてください。
■開催日時:10/1~10/31
■開催場所:喫茶店っぽいなにかEARTH
■定員:何名でも
■参加費:無料
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「偽瞽女」のキエちゃんと一緒に中上健次『地の果て 至上の時』で直観讀みブックマーカー mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e3…
posted at 02:19:02
今日は神戸で今週末(10/5、10/6)にやる「RE:神戸下町」の最終打ち合わせ mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e4…
posted at 02:19:10
「まわしよみ新聞ギャラリー」やってます! mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e3…
posted at 02:20:53
「コワーキングスペース往来」で2014年3月まで、毎月1回「直観讀みブックマーカー」をやることになりました!ぜひともご参加ください!^^ mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e3…
posted at 02:23:13
コモンズ・デザイン・プロジェクト第2弾の「直観讀みブックマーカー」始動です。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました~!^^ mutsu-satoshi.com/2013/10/02/%e3…
posted at 02:26:48
この世の、ありとあらゆる本には、あなたが気づいていないだけで、じつに素晴らしい言葉が詰まっている mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e3…
posted at 03:04:26
10月10日ですが福岡県の「カフェ・パンデロー」さんの「朝活」で「まわしよみ新聞」を実施するそうです mutsu-satoshi.com/2013/10/03/10%…
posted at 03:04:35
9/26の東京新聞朝刊の「応答室だより」に「まわしよみ新聞の楽しさ」が掲載されました! mutsu-satoshi.com/2013/10/03/926…
posted at 03:04:41
まわしよみ新聞編集長の橋本さんのファシリテーションで、大阪商業大学の先生のみなさんが「まわしよみ新聞」を実施してくれました!^^ mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e3…
posted at 03:04:47
@kahoru 「まわしよみ新聞」をひとりでやると、これって、単なる「スクラップ」なんですw そういう趣味の人って男性に多い。ぼくも子供の頃に第1次湾岸戦争のさいに関連記事を見かけるたびに切り抜いてスクラップにしてた時期がありますから。
posted at 09:36:44
@kahoru 「直観讀みブックマーカー」はひとりでやると、これは要するに「ビブリオマンシー(書物占い)」で乙女の遊びですw まわしよみ新聞も直観讀みブックマーカーも「一人遊び」なものですが、そこに「他者性」を含ませることで、2重3重にも世界や面白さが広がるって仕組みです。
posted at 09:39:23
本日は大阪府高齢者大学の講義で釜ヶ崎まち歩き。まずは釜ヶ崎支援機構にてココルーム代表のかなよさんにお話をしてもらってます。 pic.twitter.com/SqtsGsmrDF

posted at 12:55:13
釜ヶ崎支援機構Yさんのご案内で無料簡易宿泊所(シェルター)に。色々質問が飛び交います。日本の高度経済成長とは何であったのか?シニア世代は「現実」を見てますから、或る意味、若き人たちよりも理解は早いです。拙い講師としては助かってますw pic.twitter.com/35x5sbHvP5

posted at 13:16:32
釜ヶ崎まち歩きにて mutsu-satoshi.com/2013/10/03/%e9…
posted at 18:00:06

戦後日本は田中角栄の『日本列島改造論』に代表されるように、日本国中の山を切り開いて高速道路や高速鉄道を走らせ、緑豊かな村を水没させてダムを作り、美しい砂浜を埋め立てて巨大なコンビナートや港湾施設、空港を作り、都市部には役所やら何とかセンターやらの行政施設を建てて、要するに官僚と企業が結託して大型公共事業で奇跡の戦後復興、高度経済成長を牽引してきました。
ゼネコンこそが戦後日本経済の生命線だったわけですが、こうした巨大なハコモノを作るのは数年、数十年計画で大変です。いつ受注がきて現場が動くかわからない。時期がわからないのに数千人、数万人の現場労働者を抱えるなんてことはできない。あっというまに倒産してしまう。だから普段はサラリーマンのホワイトカラーだけを雇い、計画、立案、営業、プレゼンなどをさせて、いざ受注して現場が動くとなれば「ハコモノを作るぞ!」ということで一斉にブルーカラーが集められる。それが日雇労働者を産んできた基本的な経済構造の仕組みです。
ホワイトカラーは会社に所属してますから毎月の給料もあれば労災保険もあれば労働組合などもあり、退社してからも年金暮らしで労働者としては非常に優遇されています。しかし現場で実際に働く日雇労働者のみなさんは取っ払いで労災保険もなければ労働組合もなかった(いまは釜ヶ崎日雇労働組合や釜ヶ崎支援機構などのセーフティネットが多少は出来ていますが)。まさに使い捨ての労働者だったわけで、その人たちがカラダが動く若い頃はよかったんですが、一斉に高齢化してきて60歳代になって、現場で働けなくなった時に、社会にその「働けなくなった日雇労働者」に対する受け皿の用意がまったくなくて、諸々の問題が起こってきました。多額の生活保護受給やら貧困ビジネスやら孤独死、無縁死の問題やら色々とマスメディアやネットでも言われてますが、しかし、こういうのは別に一朝一夕に起こったことではなく、数年前からそうなると当然、判りきっていた話なんですな。少なくとも釜ヶ崎で活動してきた人々にとっては。
個人的にも今更の感が無きにしも非ずなんですが、しかし諸々の問題が、なんでもかんでも日雇労働者個人の責任に帰結するのではなく、これは戦後日本社会の構造的問題にも通じているのだということ。だからでこそ、非常に根深い社会問題であると知ることは大事だろうと思ってます。いま、若い人たちが派遣労働者として、相変わらず使い捨ての労働者にされている現実社会をみると、ますます、その思いは強く、深いです。
※画像は大阪府高齢者大学の講義で釜ヶ崎まち歩きをして「釜ヶ崎支援機構」にてココルーム代表の上田假奈代さんにお話をしてもらっているところ。