「まわしよみ新聞@難波宮」です。やっぱり大阪人として難波宮がどう書かれているのか?というのは気になったので調べてみましたww 画像は左上が「大阪書籍(現日本文教出版)」右上が「自由社」左下が「帝国書院」中下が「日本文教出版」右下が「東京書籍」です。
さすがに大阪に本社があった「大阪書院」(残念ながら倒産)は難波宮の扱いが大きいです。大阪歴史博物館にある難波宮復元レプリカの画像まで大きく記載されていました。えらい!
老舗の「帝国書院」も素晴らしく、こちらは「難波宮(645、744)と前期難波宮と後期難波宮の年号が描かれていました。奈良の平城京(710)より山背の平安京(794)より大阪の難波宮(645)の方が歴史があるということがわかります。福原京(1180)まで記載されているのは天晴でした。神戸の人は帝国書院の歴史教科書がオススメです。自分の故郷に愛着がでるんやないでしょうか?
大阪にある「日本文教出版」の歴史教科書もちゃんと「難波宮」が記載されていました。こちらは「紫香楽宮」も記載していてマニアックです。滋賀の人は日本文教出版がオススメですな。
哀しい扱いなのが東京書籍。「難波宮」と「大津宮」が「推定」として記載されています。なんで「推定」なのか???ちゃんと1961年に山根徳太郎先生が難波宮遺跡を発掘しているのに。東京書籍の歴史教科書は公立中学校の採択率でシェア50パーセントを超えます。50パーセントの中学生には大阪・難波宮は「推定」で「あったかどうかわからない」という風に勉強しているとしたら、これはちょっと哀しい事実ですな。
しかし一番のけぞったのが自由社でした。ご覧のとおり、難波宮の記述がどこにもありません。採択率は低いですが大阪人としてはちゃんと難波宮のことは記載してほしいですな。とほほ・・・。
■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
■4月16日(火)19時~ 4/16(火)19時より空堀のコワーキングスペース「往来」で「第3回まわしよみ教科書」開催!今回は「日本のはじまり(縄文・弥生・古墳時代)」をやります!
http://www.facebook.com/events/504042879641343/
本日、読売新聞さんの夕刊で「まわしよみ新聞」の取材記事がでました!めっちゃ記事が大きくて驚いておりますww 記事には「大阪七墓巡り」でもお世話になっております!の京都橘大学の小暮宣雄教授のコメントもあります(小暮教授ありがとうございます!)。取材してくれた満田記者さん、まわしよみ新聞ワークショップの場を提供していただいた近鉄百貨店阿倍野本店さん、「縁活」の関係者さん、studio-Lのみなさん、ほんとうにありがとうございました~!^^
■まわしよみ新聞公式サイト
http://www.mawashiyomishinbun.info/
■まわしよみ新聞facebookページ
http://www.facebook.com/mawasiyomisinbun
大阪府の平成25年度の中学生の歴史教科書採択の一覧。
http://www18.ocn.ne.jp/~daikyoka/newpage28.html
大阪市の公立中学校では歴史教科書は「日本文教出版」「帝国書院」「教育出版」を使用しているそうです。「採択地区」というのは大阪市を8つのエリアにわけているそうで以下のようになっているとか。
大阪市 第1地区 北・福島・此花区
大阪市 第2地区 都島・旭・城東・鶴見区
大阪市 第3地区 中央・西・港・大正区
大阪市 第4地区 西淀川・淀川・東淀川区
大阪市 第5地区 東成・生野区
大阪市 第6地区 東住吉・平野区
大阪市 第7地区 住之江・住吉・西成区
大阪市 第8地区 天王寺・浪速・阿倍野区
同じ大阪市民でも住んでいる地区によっては使用されている歴史教科書が違う。大阪市では大体「日本文教出版」を利用しているようですが、なぜか第4地区(西淀川区・淀川区・東淀川区)の教科書は「帝国書院」で、第5地区(東成区・生野区)は「教育出版」です。なんでこんな違いが発生するんでしょうな・・・?
大阪府域全体を俯瞰しても「清水書院」「育鵬社」「自由社」の教科書は採択されていないという事実も知りました。なにを基準に選ばれているのか?いろいろと謎です・・・ww
「まわしよみ教科書」より「フランス革命」に関する記述。非常に対照的なのが「自由社」と「東京書籍」でした。自由社の記述はやたらと少なく、東京書籍はやたらと詳しい。なにより衝撃的だったのが自由社にはナポレオンの記述がない(教科書のどこをみても名前が出てこない)ということでした・・・。
「まわしよみ教科書」より「ナポレオン」についての記述を調べてみました。画像は「清水書院」と「帝国書院」を比べたものです。
なにより驚くのが「清水書院」ではナポレオンが「皇帝になったこと」「ロシア遠征に失敗したこと」という記述がどこにもないことww これではナポレオンはヨーロッパを征服しっぱなしです・・・。
■まわしよみ教科書~国検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる!~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
■4月16日(火)19時~ 4/16(火)19時より空堀のコワーキングスペース「往来」で「第3回まわしよみ教科書」開催!今回は「日本のはじまり(縄文・弥生・古墳時代)」をやります!
http://www.facebook.com/events/504042879641343/
「まわしよみ教科書」より「ナポレオン」についての記述を調べてみましたパート2。画像は「教育出版」と「東京書籍」を見比べたもの。やたらめったら「東京書籍」はフランス革命からナポレオン前後についての記述が詳しくて、あきらかに著者(編集者)の個人的趣味が入ってます。
この2つで驚いたのがナポレオンの支配が終わった年数。教育出版は「ナポレオンの支配は1814年に終わった」とあるんですが、東京書籍では「ナポレオンの支配は1815年に終わった」と書かれています。どっちやねん・・・。
■まわしよみ教科書~国検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる!~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
■4月16日(火)19時~ 4/16(火)19時より空堀のコワーキングスペース「往来」で「第3回まわしよみ教科書」開催!今回は「日本のはじまり(縄文・弥生・古墳時代)」をやります!
http://www.facebook.com/events/504042879641343/
「まわしよみ教科書」より「シャカ(釈迦)」について調べてみました。画像は「東京書籍」と「日本文教出版(旧大阪書籍)」の記述です。
「東京書籍」ではシャカは「紀元前5世紀」に「インドで生まれた」となっていますが、「日本文教出版(旧大阪書籍)」では「紀元前6世紀」に「インドとネパールの国境近くにあった国の王子」とインド生まれなのかネパール生まれなのか微妙な書き方をしてますww どっちがほんまなんや・・・???
「まわしよみ教科書」より「帝国書院」と「自由社」のシャカの記述。よく読むとそれぞれ生年が「紀元前563年説」と「紀元前560年説」とちがっています。微妙な差ですが気になりますな・・・ww
■4月16日(火)19時~ 4/16(火)19時より空堀のコワーキングスペース「往来」で「第3回まわしよみ教科書」開催!今回は「日本のはじまり(縄文・弥生・古墳時代)」をやります!
http://www.facebook.com/events/504042879641343/
先だって作成した「まわしよみ新聞@奈良・藝育カフェsanakaku局」が「藝育カフェsankaku」さんの企画展「コトバのかお」(4月31日まで!)で掲示されております!^^ぜひこの機会にみにいってみてください!
■藝育カフェsankaku
http://aalabo.com/
5月10日(金)19時半より喫茶EARTHにて「まつこのへや 第26回 さすらいの荒野マキ(コマイナーズ)&24時間年中無休まわしよみ芸人(むつさとし)の思い出音楽ショー」を開催することになりました!「勝ち犬?負け犬?おれは狛犬だぜ!」のコマイナーズ(槙邦彦)さんと、思い出の音楽をかけながら、涙しながら、自分たちのルーツを語る!という熱い漢のトークショーですww ご興味あるかたはぜひともご参加を~!^^
■5/10(金)「まつこのへや 第26回 さすらいの荒野マキ(コマイナーズ)&24時間年中無休まわしよみ芸人(むつさとし)の思い出音楽ショー」開催!
http://www.facebook.com/events/474133805988026