「帰ってきたミックスジュース・ナイトフィーバー!」にて。
明日はNPO法人大阪府高齢者大学校の今年新設の実践研究部「大阪のまち歩きガイド科」で講師の仕事。来年3月まで、人生の先輩方に僭越ながら大阪のまちの歴史的変遷、文化、物語などを講義しております。70歳、80歳でも勉学に勤しむ。その勤勉意欲にほんまに頭が下がります。さすが日本の高度経済成長を支えてきた方々ですな・・・。
http://osaka-koudai.com/
7月5日はA’ワーク創造館の企画「イベント・企画デザイナー養成講座」で講師します。これも毎年恒例なんですが、やっていて面白いです。生徒がバラエティに飛んでいて、いろんな友達ができます。ご興味ある方はぜひとも!^^
http://www.adash.or.jp/?p=2800
大阪に七墓というアジールがあるように、江戸にも二大アジールがあります。浅草と品川です。
浅草は「小塚原刑場」と「吉原遊廓」。奥州街道(日光街道)という街道沿いにあって、さらにその先には境界としての荒川があり、非人頭の「車善七」の本拠地でもありました。
品川は「鈴ヶ森刑場」と「品川遊郭」。こちらは東海道沿いで、境界線としては多摩川が流れ、こちらも非人頭の「松右衛門」の本拠地。車善七と松右衛門のふたりで、江戸の全非人の80パーセント以上を掌握していたといいますから、江戸の闇社会を牛耳っていたのが浅草と品川でした。
さらに浅草は江戸城の東北(鬼門)に当たり、江戸城と浅草のあいだには徳川家の祈願所であった寛永寺があって、江戸の聖地であり、守護の要です。ちなみに寛永寺には、4代家綱、5代網吉、8代吉宗、10代家治、11代家斉、13代家定の計6人の徳川歴代将軍が眠っていて、鎮護の神となっています。
また品川は江戸城の南西(裏鬼門)にあたって、江戸城と品川のあいだには、これまた徳川家の菩提寺である増上寺があり、聖地化されています。こちらも2代秀忠、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂と6人の徳川歴代将軍が眠っていて、これまた鎮護の神扱いです。
あと徳川将軍が眠っているのは江戸の真北にある日光東照宮で、こちらに初代家康、3代家光がいます。この2人は徳川将軍の中でも特別扱いなんでしょう(といいますか、日光に家康を祀り、さらに自分も入ったのが家光。日光―寛永寺―増上寺というラインは、家光が画策した江戸鎮護の結界なんですな)。一庶民となった最後の将軍・15代慶喜は、谷中霊園で普通の人扱いであるのも、そういう象徴といえます。
奇妙なのが江戸城から鑑みて裏鬼門(品川)方向には東京タワーがありますが、鬼門方面(浅草)に建てられたのが今度の東京スカイツリーであること。どこまで計画的で、誰がそういう意図をしたのか不明ですが、土地の霊(ゲニウス・ロキ)というのは、そういう表れ方をして、まちというものを形作っていく。その証左といえます。
アサヒ・アート・フェスティバル2012の記者発表会見にて。
http://www.asahi-artfes.net/news/2012/06/aaf2012-9.html
今年、参加する51団体の中から多様化するプロジェクトの紹介ということで
「女川常夜灯」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-9.html
「南三陸 福幸きりこ祭~白い紙で彩るみんなの記憶」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-10.html
「田んぼの記憶 ~ふくしまで、生きる~」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-12.html
「ROAD TO 飛生芸術祭 2012」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/road-to-2012.html
「横浜下町パラダイスまつり2012」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/2012-1.html
「中学校を(最後まで)美術館にしよう・序~とがびアート・プロジェクト2012」
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-14.html
の皆さんとご一緒に少しだけ「大阪七墓巡り復活プロジェクト」をご紹介させていただきました。栄えある機会を与えてくれたAAFのみなさまに深く感謝。
写真は「たてじまアートプロジェクト」事務局の浅野さまのご提供です。浅野さん、ありがとうございますm(_ _)m
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-26.html
アサヒ・アート・フェスティバルの二次会にて。近藤誠一文化庁長官のご挨拶。「行政対応で困ったことがあったら私あてにメールください」に全員拍手喝采!
日本の現代アートの夜明けは近い?
ベンヤミンの『パサージュ論』を読んでたら目から鱗の記述が。
http://www.amazon.co.jp/dp/4006001010
「かつてパリがその教会や市場によって規定されたのとまったく同様に、いまや地誌的(トポグラフィッシュ)な観点を10倍も100倍も強調して、このパリをそのパサージュや門や墓地や売春宿や駅・・・などといったものから組み立ててみること。さらには、殺人と暴動、道路網の血塗られた交差点、ラブホテル、大火事といったこの都市のもっと人目につかない深く隠された相貌から組み立ててみること。」
「上町台地(ベンヤミンがいうところの教会=宗教的)史観」や「船場(市場的)史観」のみで語るのではなく、悪所、無縁、垣外、アジールといった「人目につかない深く隠された相貌」から、大阪という都市構成を鑑みること。都市の光と闇の交錯、虚実の皮膜、その境界線上を、ふらふらと逍遙するところにフラヌール(遊歩者)の醍醐味がある。
大阪七墓巡りの狙いもここにあります。ベンヤミンはやっぱり鋭い。
「帰ってきたミックスジュース・ナイトフィーバー!」
http://www.facebook.com/osakamixjuice
「一ヶ月限定アート・プロジェクト!」と銘打って実際された「ミックスジュース・ナイトフィーバー!」ですが、ご好評だったので継続開催が決定いたしました。ただし連日連夜はもうやりません。死にます(笑)今後は毎月「10日」「20日」「30日」と「10」(汁=ジュース)のつく日に開催したいと思います。場所はインフォショップ・カフェ「ココルーム」さん(http://www.cocoroom.org/)。開催時間は毎晩夜8時~9時です。その日、ミックスジュース作りを担当するミックスジュース・シェフのみなさんの2012年6月~9月までのスケジュールはこちらです。
6月20日(水) たださん
6月30日(土) ぴよちゃん
7月10日(火) 江里口さん
7月20日(金) 梅山くん
7月30日(月) 江里口さん
8月10日(金) 梅山くん
8月20日(月) 矢裂くん
8月30日(木) お休み
9月10日(月) 椎名さん
9月20日(木) 梅山くん
9月30日(日) 椎名さん
楽しく「一期一会」の、味なミックスジュースを作りましょう。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
ミックスジュース・ナイトフィーバー!31日目!グランド・フィナーレ!
http://www.facebook.com/osakamixjuice
参加者の吉田さんより。参加者のみなさん。
正直、アホな企画なんですが、よくぞつきあってくれました。みなさん、ほんとうに、ありがとうございます。