http://news.livedoor.com/article/detail/3860420/
阪神電気鉄道、阪急電鉄、南海電気鉄道の3社は、共同事業「南海・阪急・阪神で巡る『関西あそ歩(ぼ)』–京都・大阪・神戸・堺 まち歩きラリー–」を9月18日から開催する。9月16日には、東京で「まち歩き」セミナーおよび事業概要説明会が行われた。
まず、主催者を代表して、阪神電気鉄道の久保田晃司 経営企画室部長が挨拶した。「京都・大阪・神戸・堺という関西4都市を歩くイベント『関西あそ歩』を開催する。このイベントを通じて、多くの人に関西の豊かな歴史・風俗を再発見してもらうことで、沿線の魅力を発信していきたい」と、同イベントにかける思いを紹介。「大阪集客プラン支援事業実行委員会の『大阪へ行こう!大阪で遊ぼう!アイデアプラン支援事業』に認定されている」と、自治体などからも支援を受けた事業であると力説していた。
続いて、「行政域を超えた地域連携の『まち歩き観光』~関西3私鉄「関西あそ歩」の挑戦~」と題して、イベントプロデューサーの茶谷幸治氏が講演を行った。「今までの観光は見物、つまりは物見遊山であった。それが知遊、つまり体験・探求に変化してきている」と、観光は新たな局面を迎えたと解説。「旅行者自身が選んで旅をするという、質のよい観光を望むようになった。このため、質の観光を提供するほうが旅行者の量も見込めるようになったのが、今の旅行業界の流れ」と、旅行者の変化によって、観光を提供する側も変化が必要であると茶谷氏は説く。
では、質の観光とはどのようなものであるのか。茶谷氏は「“まち歩き”を提案する」という。「それは、観光バスで観光地を巡る旅行ではなく、都市観光をして、その都市を歩いて見る観光。そして、その都市を知る観光であり、共有する観光でもある」と、まちに惹きつけられる観光のことを“まち歩き”と定義。「2006年に長崎市で初めてまち歩き博覧会を開催した。延べ724万人が歩いて860億円の効果が得られた。特筆すべきは、宿泊客が増加したということ」と、“まち歩き”が観光として大きなツールになり得た事例を紹介してくれた。
「そして、長崎の成功事例をもち込んだのが、京都・大阪・神戸・堺で“まち歩き”をする『関西あそ歩』だ。南海・阪急・阪神の私鉄3社が手を結び事業化したことで、準備期間も短時間で済んだ」と、企画から一気に事業化したという。「『関西あそ歩」というイベントから、観光メガロポリスが誕生したといっても過言ではないだろう」と、都市や沿線各社が手を結んだ試みは観光業界に地殻変動をもたらすと茶谷氏は息をあげる。「“まち歩き”で横のつながりができるということに関心を示してもらえると思っている」と、同イベントの成功に自信をみせる。「『関西あそ歩』をきっかけに、関西の魅力を再認識してもらいたい」と、多くの人に関西へ訪れて欲しいと述べていた。
「関西あそ歩」の具体的な内容について、阪神電気鉄道の北山裕史 経営企画室課長と南海電気鉄道の東方豊 営業推進室課長、阪急電鉄 都市交通事業本部の飯田陽一 都市交通計画部調査役が説明を行った。阪神電気鉄道の北山経営企画室課長が事業概要を紹介。
「『関西あそ歩』では、4都市に共通のテーマをもつ“まち歩き”コースを設定。4都市を巡るスタンプラリーを開催する」とのこと。「歩き方は、コースマップを入手して個人で楽しむ方法と、ガイドツアーに申し込み、解説を聞きながら楽しむ方法と、2通りを用意している」と、好きな歩き方を選択できるようだ。「ガイドツアーは10月と11月に各1週間実施する。受付はすでに始まっている」と、ガイドツアーの予約は開始しているという。「スタンプラリーでは、集めたスタンプの数に応じて、抽選でプレゼントが当たる」と、楽しいイベントも盛りだくさんだとか。「『関西あそ歩』の専用Webサイトも開設し、セミナーも東京をはじめ大阪でも開催する」と、マーケティングにも力を入れていく考えを示した。
具体的なコースについては、それぞれの沿線ごとに紹介。南海電鉄の東方営業推進室課長は、南海沿線の堺と大阪のコースを説明した。「堺では、土居川、ザビエル公園から鉄砲鍛冶屋敷までを歩く“「黄金の日日」の栄光をもとめて”と“日本最大の古墳・仁徳陵古墳を知る”となっている。仁徳陵古墳をまた別の角度から見て、新たな発見をしてもらいたい」と、堺の“まち歩き”ポイントを解説。大阪は、“祈りのまち・住吉を歩く”と“レトロモダンのまち・帝塚山を往く”を紹介してくれた。
阪急沿線は、阪急電鉄の飯田都市交通計画部調査役が説明した。「京都は有名な観光地が多数あるが、そこから少し離れたコースを設定した」とのこと。木屋町、先斗町(ぽんとちょう)から祇園新橋を歩くコースと祇園祭を受け継ぐまち・明倫を歩くコースを紹介してくれた。「大阪は十三を巡るものと、中崎町散策の2通り。十三は夜の繁華街というイメージが強いが、伝統的職人のまちでもある。そうした少し違った視点からまちを見て欲しい」と、楽しみ方をアドバイスしてくれた。
阪神沿線は、阪神電気鉄道の北山経営企画室課長が紹介。「神戸は、今話題の坂本龍馬ゆかりの海軍操練所跡を歩くコースや、文豪・谷崎潤一郎が愛した住吉川周辺を歩くコースがある」とのこと。「大阪は九条下町を歩くコースの他に、近松門左衛門の『曽根崎心中』の舞台を歩くコースがあり、大阪の歴史・風俗を存分に味わえるものになっている」と、魅力的なコースを用意し、観光客をもてなしたいとアピールした。
阪神電気鉄道=http://www.hanshin.co.jp/
阪急電鉄=http://rail.hankyu.co.jp/
南海電気鉄道=http://www.nankai.co.jp/
「関西あそ歩」ホームページ=http://www.kansai-asobo.jp/
お世話になっております名古屋のフリーライター、バカルト(大竹敏之)さんからの告知です。面白い試みですので、ご都合の付く方は、ぜひともご参加してみてください。以下、バカルトさんからのメールです。
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昨年、私が主宰として立ち上げたボランティアプロジェクト
「浅野祥雲作品再生プロジェクト」の五色園第3次修復活動を
来る10月30・31日に行うこととなりました。
(詳細はこちら↓をご覧ください)
http://www.days.ne.jp/chinmeisho/event/index.php#thirdevent
昨秋・今春の第1・2次活動には、それぞれのべ100名もの
参加者が集まってくれ、中には関東や遠く広島からわざわざ
足を伸ばしてくれた熱心な祥雲ファンもいらっしゃいました。
いわゆるB級スポットの作品を、有志の手で修復・保全していこうという
活動は、全国でも例を見ない試みです。
失われていくばかりの市井の民俗文化を、市井の人々の手で守っていける
ひとつのモデルケースになればとも僭越ながら考えております。
よろしければ、告知・ご参加など、ご協力・ご支援いただけましたら幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ロシアの文豪レフ・トルストイが、その82年の生涯の最後に書いた手紙。
「貴方の雑誌、インディアンオピニオンを受け取りました。そこに書かれている無抵抗主義の人々のことを知り、喜んでいます。
そこで私の心に生まれた考えを貴方に聞いていただきたくなりました。それは無抵抗と呼ばれている事は、愛の法則に他ならないと言うことです。
愛は人間の生活の最高にして唯一の法則であり、この事は誰でも心の奥底で感じていることです。
私たち達は子どもの中にそれを一番明瞭に見出します。愛の法則はひとたび抵抗という名の元での暴力が認められると、無価値となり、そこには権力という法則だけが存在します。
ですから私はこの世の果てと思われるトランスヴァールでの貴方の活動こそ、現在世界で行われている、あらゆる活動の中の最も重要なものと信じます。 」
南アフリカで民族解放運動をしていた当時、41歳のマハトマ・ガンジーにあてたものでした。トルストイからガンジーへ。すごいバトンです。こうやって人類は、前に進んできたんでしょう。感動です。
龍馬は「組織」を作りませんでした。海援隊は有志の集まりでしたが、組織的なものではなかったようです。組織はトップがいなくなっても存続するものをいいます。ところが海援隊は龍馬が暗殺されると、すぐに瓦解してしまいました。その事実から組織としては脆弱なものだったと推察できるわけです。そういう意味でいえば岩崎弥太郎のほうが組織人としては非常に優秀で、弥太郎は三菱を作りました。弥太郎が死んでも三菱は残り、やがて日本最大級の大財閥となりました。
ただ海援隊の「いろは丸」の沈没事故に対する龍馬の紀州藩への賠償請求などは見事なものでした。これはまさしく龍馬の交渉術の賜物。組織力はありませんが、こういう危機管理能力に長けた経営者の会社というのは、しぶとそうです。龍馬が仮に生き延びたとしたら、カリスマ的な名物社長、ワンマンオーナーとして名を馳せ、しかし組織としては個人商店規模の会社の創業者として生涯を終えたのでは?と推測してます。
http://www.sankei-kansai.com/2010/09/03/20100903-043201.php
まち歩きやまち遊びで「大阪」を楽しむ「大阪あそ歩(ぼ)」が、25日から11月28日まで、大阪市内を中心に行われる。「まち歩き」では計102コースを設定。主催者側は「まち歩きに秋は最適のシーズンといえ、まちの姿も魅力的に映るはず。多くの人に参加してほしい」とPRしている。
大阪市などでつくる大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会の主催。平成20年秋から一定期間ごとに開催しており、今年は春、夏に続いて実施するが、参加者らの声や評価などをもとに、特に人気の高いコースを集めた。
ほぼ日替わりで用意されたコースでは、中之島周辺の橋を巡ったり、アメリカ村の歴史と文化をたどったりするなど、それぞれテーマを設定。2~3時間かけて歩きながら、歴史漂う建物や美しい自然など、まちの魅力と触れ合えるようになっている。
それぞれの「まち歩き」は予約が必要。有料。同イベントの詳細な日程や予約申し込みなどは「大阪あそ歩」のホームページ(http://www.osaka-asobo.jp/)で。問い合わせなどは、大阪あそ歩事務局(電話06・6282・5930)
産経新聞の記事です。ぼくも、ついこのあいだ、大阪あそ歩ガイドの吉村さんのご案内で、開高さんの旧宅に入って、開高さんの妹さんから開高さんの思い出話などをお聞きしました。面白い間取りの家になってまして。開高さんの祖父が趣味で粋を凝らして作ったとか。モダンで、ハイカラで、開高文学のルーツを感じました。この旧宅はなんとか残して欲しいのですが。今年は開高さんの生誕80周年なのに・・・どうにかできないもんでしょうか?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/art/435046/
芥川賞を受賞した「裸の王様」などの作品で知られる作家、開高健さん(昭和5~平成元年)が、青少年時代を過ごした大阪市東住吉区駒川の家が近く、不動産会社に売却される。地元では保存を願う声もあったが、資金面などから断念、解体される可能性が高いという。売却を前に1日、旧友や地域住民ら約50人が集まり、大阪が生んだ文豪をしのんだ。
家は約80年前に建てられた4軒長屋のうちの1軒で木造2階建て。開高さんはこの家に、7歳から22歳まで住み、旧制中学入学早々、父親を亡くしてからは母親、妹、叔母らと一緒に生活していたという。
開高さんは当時、周辺に広がっていた水田や草むらで遊んだ思い出や、家族でふかしイモを奪い合った貧しい暮らしなどを後の著作「破れた繭(まゆ)」「花終る闇」などに描写。この家や周辺での経験が、開高文学の原点になったといわれている。
家は、開高さんが関東に活動拠点を移した後も親類が所有していたが、3年ほど前から住む人がいなくなり、老朽化が進行。地元住民らから記念館や飲食店として活用、保存する案もあがったが、実現にはいたらなかった。
この日、親類が「最後の別れに」と家を開放。同級生や地元住民らが当時の思い出話に花を咲かせたり、写真に収めたりして開高さんをしのんだ。
旧制中・高時代の同級生で、学校帰りによく遊びに来ていたという金戸述さん(79)は「当時のまんまや。ここで、独学でフランス語を覚えた開高からフランスの小説や詩の話を熱心に聞かされた」。地元に住む吉村直樹さん(64)も「偉大な作家がここで育ったことを後世に知ってもらうためにも残したかった」と残念そうに話していた。
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=45932
阪神電気鉄道と阪急電鉄、南海電気鉄道の3社は共同事業として、「南海・阪急・阪神で巡る『関西あそ歩』-京都・大阪・神戸・堺 まち歩きラリー-」を実施する。イベントを通じて、関西の歴史や風俗の再発見を促し、沿線の魅力を発信していくことが目的。また、この事業は大阪市と大阪商工会議所、大阪観光コンベンション協会が構成する「大阪集客プラン支援事業実行委員会」の「大阪へ行こう!大阪で遊ぼう!アイデアプラン支援事業」に認定されている。
まち歩きラリーの実施期間は9月18日から12月19日まで。コースは大阪6コース、京都と神戸、堺がそれぞれ2コースの計12コースの設定で、コースマップに従って自由に回るか、それぞれのコースで設定するガイドコースも用意する。事業にはウェスティンホテル大阪や梅田OSホテルなど19のホテルが協賛しており、ラリーで集めたスタンプ数によって抽選で協賛ホテルの宿泊券やスルッとKANSAI対応カード3000円分、3電鉄のオリジナルグッズなどのプレゼントを提供する。参加費用はラリーは無料だが、ガイドツアーは1人1000円を徴収。ガイドツアーは10月6日から12日と11月3日から9日の期間に、各回15名の定員で実施する。
http://www.jcci.or.jp/news/local-front/2010/0827142913.html
大阪商工会議所、大阪市で構成する大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会は、9月25日から11月28日まで”まち歩き”や”まち遊び”で大阪を楽しむ「大阪あそ歩’ 10秋」を開催する。同事業は、大阪のまちのおもしろさ・歴史を掘り起こし、新たな大阪の魅力を内外に広く発信するために実施するもの。「大阪は’まち’がほんまにおもしろい」をキャッチフレーズに、市民自らがガイドとなり、街の表情を紹介し、訪れる人をもてなす。
「まち歩き」102コースと「まち遊び」10プログラムの充実した内容に加え、南海、阪急、阪神3電鉄のコラボ企画として「関西あそ歩ウィーク」と題した12コースが新たに登場する。
詳細は、http://www.osaka-asobo.jp/ を参照。