千年、働いてきました

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047100765/

「世界最古の企業」ってどこにあるか知ってますか?答えをいいますと大阪にあります。聖徳太子が建立した日本最初の官寺・四天王寺を施工した「金剛組」(大阪市天王寺区)。これが世界最古の企業で、創業はなんと「578年」やそうです。1578年やないですよ。578年。日本の年号でいうと「敏達天皇6年」。「千年、働いてきました」は、金剛組のような日本の老舗企業の取材記事をまとめた本なのですが、金剛組は1000年どころか、よくよく考えると「1500年ぐらい働いてる」わけで、どれだけ古いねん?って話ですな。
http://www.kongogumi.co.jp/index.html

この本によると日本には創業200年を越える会社が3100社ほど存在するそうで、全世界の老舗企業の約40%を占めてるそうです。ちなみに欧州ではイタリア・フィレンツェの金細工メーカー「エトリーニ社」が創業1369年で最古。アジアでは中国の漢方薬製薬会社の「北京同仁堂」が創業1669年やそうで、大阪の金剛組には到底といいますか、はるかに及びません。

要するに日本は「企業体」ってのが長く続くお国柄なんですな。理由としては色々とあります。島国で、基本的に戦争が少ない国であったこと。「ものづくり」を非常に尊重する民族であったこと。「ものには命が宿る」とする「アニミズム」の信仰が浸透していること。「もの」を生み出す「職人」(職人文化)が、大切にされてきたこと。「同族経営」(団結心が強い。互いを支えあう構造にある)でありながら「他の血族」(新しい技術や優れた文化)を易々と受け入れる傾向にあること…などです。ひとつひとつの詳細な事例を挙げていくと大変ですし、詳しくは本に書いてますので、まぁ、みなさん、読んでみてください。

師走で慌ただしいのですが、こういうときこそスケールの大きい本を読むに限ります。


2007年 12月 28日
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