アーカイブ

2012 年 4 月 3 日 のアーカイブ

桜は桜

2012 年 4 月 3 日 Comments off

ようやく桜が咲きはじめたと思ったら、この嵐。花に嵐のたとえもあるぞ。さよならだけが人生だ、ってか。

いや、しかし、桜の花弁は、散る時がくるまでは決して散りません。嵐がやってきても耐える。じつは意外にも、桜はしぶとい花なんですな。したたかといってもいい。「散り際がいい」なんていって桜に心情を託すのは人間さまのご都合ご勝手。桜をみて泣こうが喚こうが、売文屋が「屍体が詰まっている!」なんて告発しようが、桜はそんなことはまるで知らない。

そう。桜は桜。桜は桜を演じない。だから美しい。愚かしくも美しい。白痴のように美しい。

取り留めのない呟き。これすらも桜にはまったく関係ない話。永遠の平行線。それが桜と人の詩。


カテゴリー: 雑感 タグ: