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大阪・下寺町 浄土宗 大蓮寺の歴史

2022 年 8 月 22 日

大蓮寺さんのサイトでもレポートがでました。先だって大蓮寺生前個人墓「自然」の会員さま向けの「夏の集い」にて「大蓮寺の歴史」についてミニ講義をしました。

改めて大蓮寺の歴史を調べていると資料がいろいろと見つかりまして…。まずひっくり返ったのが大蓮寺には「行基開基」という寺伝があったことw

天平15年(743)に行基菩薩が諸国行脚のさいに立ち寄った小庵が大蓮寺の始まりとか。その後、菅原道真公も訪れて、中世以降は荒廃していたのを足利将軍家の大坂祈願所として再興したという話が『大阪府全誌』(大正11年・1923刊行)に掲載されておりました。

あくまで「寺伝」の類で資料的な裏付けはないのでしょうが、『大阪府全誌』の著者・井上正雄氏は当時の大蓮寺住職・第25世秋田貫瑞師、第26世秋田貫融師に取材して記事を書いていると推測され、少なくとも貫瑞師、貫融師は大蓮寺縁起について上記のような認識でいた…ということだろうと思います。

ぶっちゃけると結局「寺伝」なんて資料的な裏付けとかはないものでしてw 「いうたもん勝ち」なところはありますが、それでも「そういう寺伝がある」というのは、それはそれで蔑ろにはしてはいけない寺院の文化、誇り、矜持であるとも思います。

だから「2043年」は「大蓮寺開基1300年大祭」でして。これは大いにお祝いせないかんのではないか?と思いますなw 大変やなあ。1300年祭て…。

その他にもいろいろと大蓮寺の歴史に関しては発見がいくつもあり、目下、継続してリサーチ中です。大蓮寺ほどの名刹、古刹となりますとエピソードといいますか物語が尽きない。凄いお寺です。ほんまに。びっくりしました…。

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■大蓮寺:「自然」夏のつどいを開催しました。

https://www.dairenji.com/?post_type=informations&p=4703

去る8月21日、大蓮寺生前個人墓「自然」の会員を対象とした「自然・夏の集い」が今年も開催、約40名の参加がありました。今年のゲスト講師は、観光家である陸奥賢さんをお招きし、「大蓮寺の歴史」についてお話していただきました。下寺町の北詰めに位置し、繁華街と寺院との境目である大蓮寺は、文教や賑わいの拠点として長くその姿を守っています。最も遡れば、奈良時代からの縁もあったり、菅原道真が立ち寄ったという史実も残っているそうです。そのほかにも多くの新発見も目白押しで、気づきの多い時間となりました(資料写真参考)。

講演の後は、合同供養会を本堂と自然の墓前にて開催しました。
暑いなかでしたが、多くのご参詣をありがとうございました。


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