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2022 年 8 月 のアーカイブ

久しぶりのウィングフィールドでした。コロナ以後初ちゃうかな?作品はウイングフィールド30周年記念事業でMODEさんの『見よ、飛行機の高く飛べるを』

2022 年 8 月 3 日 Comments off

久しぶりのウィングフィールドでした。コロナ以後初ちゃうかな?作品はウイングフィールド30周年記念事業でMODEさんの『見よ、飛行機の高く飛べるを』。永井愛氏の脚本はクオリティが高いので安心してみてられますな。学生たちが熱演していて、よかった。

https://note.com/mode1989/n/n66f9eaf40d84

劇中、一瞬だけだが「大阪の城東練兵場で飛行機が飛んだ」というエピソードがでてくる。

明治44年(1911)にアメリカのボールドウィン飛行団がカーチス式複葉機で空を飛んだのが大阪初、関西初の飛行機ショーといわれている。大部分の大阪人にとって、この飛行ショーこそが初めて人間が大空を飛ぶ光景を目撃した瞬間だったのではないだろうか。空を飛ぶというのは人類有史以来の夢であり、悲願であり、その実現の衝撃はいかばかりであったか…と思う。飛行機こそは人類の知性、理性の勝利であり、陶酔であったろう。

しかし、その人類の夢と悲願は、飛行ショーから数年後の第1次世界大戦(1914~1918)で、すでに悪夢のもの、恐怖のものとなる。飛行機は敵陣地を把握する偵察機として利用され、やがて空から爆弾を投下するという爆撃機の登場で、あっさりと大量殺人を可能とする戦争の道具へと成り下がった。

飛行ショー(1911)で人類の夢の実現を目撃し、歓喜した大阪の人々の、わずか30数年後(1945)に、B29の100機以上が大来襲するのだから人類の愚かさというか、歴史の皮肉、残酷さったらない。大阪は徹底した爆撃で焼け野原となり、焦土と化し、阿鼻叫喚の地獄をみた。

それは、でも、最初の飛行ショーから予告されていたことでもあった。陸軍の「城東練兵場」で飛行ショーが行われた…という事実が、それを予告している。なぜ陸軍が、城東練兵場で、飛行機のお披露目を行ったのか?それは当然、軍事利用、軍事目的のための演習という意味が込められていた。

作品のはじまり当初は女子師範学校の青春グラフィティっぽい描写だが、後半になると運動会(運動会はもちろん戦争の代理です)や「君が代」の中で見つめあう男女、憲兵に捕まると脅される先生など戦争の影がどんどんと、ひしひしと押し迫ってくる。

「女子だって飛ばなくっちゃならんのです!」とは劇中のセリフ。男たちは確かに飛んだが、その先に何があったか?

ラストシーン、飛行機のプロペラ音が大音量で流れ、消えていく。あれはどこに向かう飛行機なのだろうか?

いろいろと考えさせられる作品でした。永井愛作品はいいなぁ。


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NO SHOUYOU、NO LIFE

2022 年 8 月 2 日 Comments off

まちを歩いていて音楽が流れてきて「うわあ、ええ曲やな」と思いつつ、曲名やミュージシャンがわからない。タワレコの試聴CDで聴いたりして調べるが、わからない。

そんな曲のこともすっかり忘れてしまい、日常を送っていたら、しかし、ひょんなことで曲名やミュージシャンのことが判明したりする。時には数年越しの再会だったりする。こういう時の喜びったらない。感動で打ち震える。

遠回りするから楽しい、遠回りしたから嬉しいというのがある。「能率よく出会う」「効率よく知る」では見えてこない、わからない世界。

また「あのレコードかな?」「このミュージシャンかな?」と思いつつの音楽探し、レコード追求の時間が、その右往左往、紆余曲折、試行錯誤が、新しい音楽や曲、ミュージシャンとの出逢いとなり、豊かさに繋がったりもする。

今みたいに「音楽検索アプリ」などもない時代の話。タワレコとかもういかんもんなあ。試聴CDというのも聴かなくなった。

こういうフラフラすることを「逍遥」という。逍遥がない時代。逍遥の価値がわからない時代。若者よ、フラフラせよ。フラフラせなあきません。フラフラすることに関していえば自信がある。我が人生、フラフラしまくってますからなw


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浄土真宗本願寺派僧侶養成部からのご依頼で今年も去年に引き続き、布教使過程全寮制コースにて講師を務めることになりました。中平さんとご一緒です。

2022 年 8 月 1 日 Comments off

浄土真宗本願寺派僧侶養成部からのご依頼で今年も去年に引き続き、布教使過程全寮制コースにて講師を務めることになりました。中平さんとご一緒です。

中平さんはわかりますが、僕みたいな霊●会カルト3世の成れの果てに講師をお願いしていいんでしょうか?僭越というか恐悦至極というか浄土真宗本願寺派僧侶養成部の懐が深すぎます。深淵か。

とりあえず全力を尽くす所存であります!

南無阿弥陀仏


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