名古屋の浄土真宗本願寺派の西念寺の岡林俊樹住職からメッセージが来て東京・佃島の見所をいくつかピックアップしたら巡ってくれました。いろいろと懐かしい。
江戸の佃島は大阪の佃(と大和田)の漁民が家康に請われて江戸に移住して作られたという。最先端の漁業技術をもっていた佃・大和田の漁民たちは江戸湾の漁業権を掌握して繁栄したとか。「佃煮」の佃島ですなw
また江戸時代の佃島の漁民たちは皆、本願寺の門徒衆であったそうで、だから築地本願寺が出来る際には土地の埋め立て工事などに尽力した。築地本願寺は佃島漁民の信仰に支えられて発展したという歴史がある。※だから築地本願寺の境内に佃島初代名主の佃忠兵衞報恩塔があったりする。
それで以下は僕の推論だが、江戸・佃島漁民のルーツとなった大阪の佃・大和田の漁民たちも、おそらくは本願寺門徒であったろうということ。そして彼らは実は信長の石山合戦の残党ではないかと思う。石山(現在の大阪城界隈)を追われて、近くの大阪湾岸の佃・大和田に集住した。
だから基本的に佃・大和田の漁民たちは反信長・反豊臣政権(秀吉は信長の継承者であるから)で、それで家康の江戸入府のさいに、わざわざ江戸に移って江戸開発を助けたのではないだろうか?
また石山合戦で敗北して佃・大和田に落ちぶれたが、そもそも佃・大和田にも先住の漁民がいたことだろう。後からやってきた本願寺門徒の残党はいまいち所在が落ち着かなかったのかもしれない。それで新天地を求めて江戸・佃島開発に乗り出した可能性もある。何かしらの事情がなければ、わざわざ大坂から遠く江戸まで赴くだろうか?
以上はあくまで推論であるが、大坂本願寺と築地本願寺は佃・大和田漁民によって繋がるのでは?と僕はなんとなく直観している。全然、ちゃうかも知れんけどw
以下は岡林住職の記事のシェアm(_ _)m
驚いたのは佃島の門徒は渡邉さんというらしい。おそらくは渡辺党(渡邉、渡邊、渡部)の末裔ということだろう。摂津一宮・坐摩さんのご神官一族に繋がる大阪の名族中の名族である。
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東京に行って、築地本願寺から佃島までまち歩きしてきました。観光家の陸奥 賢さんに見どころを教えてもらったので充実した旅行でした。徳川家康に気に入られて大阪の大和田・佃から東京の佃島に移住して、江戸の漁業・文化の発展に多大な貢献をした人々と本願寺との関係を体感するためのまち歩きでした。浅草で焼失した江戸の本願寺は、現在の築地に再建されるのですが、もともと海だったところを埋め立てるという大事業だったそうです。佃島の人はその事業に多大な貢献をして、本願寺を支え続けてきました。月島にある佃島の説教所を建て替えた築地本願寺佃島分院にも参拝してきました。それを調べていると説教所を支えてきた門徒講の渡邉信夫さんの動画を発見しました。大阪の渡邉一族から雑賀孫一、村上水軍の掛け声のある盆踊りなど歴史・伝統の豊かさと、きっぷのいい江戸っ子気質の深さとたくましさを感じました。大阪と江戸と本願寺の接点について、深い学びを得ました。単に信仰ということでは理解できない、自然と寺院・神社と共同体の構造を垣間見させていただきました。佃の人々に自然やいのちと真摯に向き合い、神仏を中心に絆を深め、濃密でいながら、あっさりと財産を共同体に提供するような、しなやかな生き方、その深みを感じるとともに、そういった精神を汲みだしてきた、真宗の教えを深く探究していこうと思います。東京をより身近に感じつつ帰路に着きました。これで寿司の味わいも変わります。ありがとうございました。称名
【日本NIE学会】デジタル版の機関誌『NIEフォーラム』が創刊され、その記念すべき第1号にまわしよみ新聞の実践が紹介されています。
『生徒―新聞―生徒のつながりから知の幅を広げるNIE実践』(“NIE” Practice ~Broaden Students’ Knowledge through the Link between Students and Newspapers~)という広島国際学院中学校・高等学校の為重慎一氏の論文です。
詳細は以下リンクからPDFのダウンロードができます。ご興味ある方はぜひともご覧ください!m(_ _)m
https://jssnie.jp/files/FORUM/No.1.pdf
堺・檜尾のだんじりが入魂式のやり回しで体勢を崩し、事故を起こしたとか。知り合いがいる。だんじり狂な人であった。大丈夫だろうか…。無事を祈ります。
堺はかつては上だんじりが主流だった。堺型という。これは駆け抜ける、走り抜けるだんじり。坂を上ったり下ったりする。
しかし戦後、NHKが「日本の祭」をテーマにした番組を作り、その中で岸和田だんじり祭を取り上げ、これが大ヒットしたらしい。いま日本の祭というと「ねぷた」や「祇園山笠」や「阿波踊り」などが有名だが、これはじつはそのNHK番組の影響、テレビ効果だったりする。
恐ろしいのはテレビ番組がキッカケで、だんじりというと岸和田型のように「やり回し」をするもの…というイメージがついてしまったこと。その悪しき影響で岸和田以外の集落が「うちもやり回しがやりたい」といって上だんじり(堺型)から下だんじり(岸和田型)に切り替えていった。これがやはり危ない。
危ない理由のひとつとして土地の凸凹がある。岸和田は浜(岸ですから)で基本的にフラット、道が平坦です。だからやり回しができる。やり回しという独特のだんじり文化が生まれた。
しかし、そうでない山手の集落まで下だんじりになって、やり回しをしたりする。平坦でない道、歪んだ場所でやり回しをする。ちょっとした道の凹凸で、小石で、だんじりがハネる。超危険です。そりゃ事故は多発する。昔、岸和田の旧市のだんじりの人に話を聞いたが「あんなん(山手みたいなやり回し)はわしらでも怖くてやれない」と不安視、警告していた。
諸悪の根源はテレビである…というと話が簡単でわかりやすいが。いや、しかし山手でのやり回し(下だんじり)は考え直した方がいい。
何よりも、それは「伝統」ではない。土地にあっただんじり、土地にあった祭がありますから。今の泉州山手地域の下だんじりは、やはり、ちょっと考える時期に来ているのではないか?と個人的には思っています。
昔は堺の山手のだんじりの中には、岸和田だんじりのやり回しに憧れるあまりに、上だんじりやのに無理やり、やり回しをしたりしていた。笑い話であるが、ちょっと、どこか歪んでいるものを感じる。
堺、泉州地域のだんじりの歴史を調べたら、わかります。昔は上だんじり(堺型)だったはずなのに、戦後に、昭和に、平成になって、歴史ある上だんじりを売却して(涙)、下だんじり(岸和田型)を中古で買ったり、新調したところ。そういう集落の「やり回し」の歴史は浅い。伝統でもない。
そういう集落が事故を多発する。それで、だんじりは危険とか、死ぬとか、そういう悪しきイメージの増幅で、まつりそのものがやれなくなりはせんか?それを僕は大いに危惧します。
堺のだんじりは堺のだんじり祭をやったほうがいい。ちゃんと足元の、地元の伝統、歴史を見つめよう。継承しよう。大事にしよう。
※画像は岸和田・旧市街地・中北のだんじりの昇魂式のさいのヘルプ。撮影係w 撮影係だが全力疾走。昇魂式はまた他にだんじりおらんから止まらない。走りまくって死ぬかと思った…。また中北はエア足袋禁止(当時は。今は知りませんが)とかで…。いや、根性入りすぎです…。
【和泉そぞろ】いずみ市民大学の受講生とSEIN(宝楽さん、湯川さん)のみなさんと一緒に作成するまち歩きマップ「和泉そぞろ」の令和4年(昨年度)が公開されました!^^ 「黒鳥」「鶴山」「仏並」という渋すぎるコースです。いやぁ、凄いw
「和泉そぞろ」は和泉市民の、和泉市民による、和泉市民のためのまち歩きマップで、まずは「わがまちを知ろう」「わがまちを歩こう」というコミュニティ・ツーリズムの発想で作成されています。外から人を呼ぶ前に、まずは自分のまちをちゃんと知らんと…というわけです。だから、もう、なんというか、通好みなマップになります。でもイラストがかわいいし、素晴らしいので、一見、そうとは思えない(そこが味ですw)
3年間の取り組みで9マップになりました。今年もまた3マップ増える予定です。正直、マニアックすぎますがw 乞うご期待ください!
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■いずみ市民大学まちづくり学部令和4年度受講生による、まち歩きマップ『和泉そぞろ』が完成しました!
https://onl.bz/gXLNtfS
[生活者起点で作る まち歩きマップ]
いずみ市民大学まちづくり学部令和4年度受講生が、和泉市のまちを歩き、楽しみながら、遊びながら、まちの人に話を聞きながら和泉市の魅力を伝える「まちのエディター」をめざして、まち歩きの専門家と一緒にオリジナルまち歩きマップ『和泉そぞろ』を作成しました。
■和泉そぞろ『和泉そぞろ 黒鳥山から和泉を眺めてみれば』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/c386289067525b9a3a8f4d1a23ffc93e.pdf
■和泉そぞろ『和泉そぞろ 鶴の山・信太の森から「日知り」」の聖地へ!』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/9a7152244eea23cb2c1552df76b56af5.pdf
■和泉そぞろ『和泉そぞろ 和泉市でも最古級の歴史を有する仏並を歩く!』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/4f17a75fb6c6edaa5d1e42ad3f220909.pdf
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以下は令和3年、令和2年に作成のマップです。
■和泉そぞろ『日本最大級の弥生遺跡!池上曽根を訪ねて』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/8ce63011bea1621fd7feb9449779e227-1.pdf
■和泉そぞろ『説経節「小栗判官」の舞台!小栗街道を行く』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/61311b79f92dc26affe939dc6e2e5e8a-1.pdf
■和泉そぞろ『光明皇后出生伝説の地!光明池周辺を探る』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/5f790a144d3b4676d08c7b80640d7c25-1.pdf
■和泉そぞろ『和泉に眠る幻の武家屋敷「伯太藩陣屋跡」を訪ねて』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/e0a5ebe51d85ede971ad3fe346fa03f9.pdf
■和泉そぞろ『和泉府中を彩る伝説の女傑たち』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/e72a2997f9d9dedb4d1f1d4a17f14e09.pdf
■和泉そぞろ『和泉の文化芸術の殿堂!久保惣記念美術館へ』
https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/8b6026f4a2357ee5149d7a36c3bc5f10.pdf
【文部科学省】第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について。まわしよみ新聞について言及している部分を抜粋。
「閣議決定」で決まったらしいです。いま話題のw
https://www.mext.go.jp/content/20230327mxt-chisui01-100316_01.pdf
https://www.mext.go.jp/content/20230327mxt-chisui01-100316_02.pdf
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■文部科学省:第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/mext_00072.html
4文科教第1858号
令和 5年 3月28日
各国公私立大学長
各国公私立高等専門学校長
国立教育政策研究所長
各都道府県教育委員会教育長
各都道府県知事
各指定都市教育委員会教育長
各指定都市長
小中高等学校を設置する学校設置会社を
所轄する構造改革特別区域法第12条第1項の
認定を受けた各地方公共団体の長
独立行政法人国立青少年教育振興機構理事長
独立行政法人国立女性教育会館理事長
独立行政法人国立高等専門学校機構理事長
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所理事長
独立行政法人教職員支援機構理事長
殿
文部科学省総合教育政策局長
藤江陽子
第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について(通知)
この度、子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年法律第154号。以下「法律」という。)に基づき、別添のとおり、第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(以下「本計画」という。)を閣議決定しました(本年3月28日)。
これは、政府がおおむね5年ごとに策定するもので、子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的方針を示すものです。
ついては、貴職におかれましても、特に下記の点に留意して、各種施策のより一層の充実を図られるようお願いいたします。また、このことについて、域内の市(指定都市を含む。)町村教育委員会、市(指定都市を含む。)町村長、所管又は所轄の学校(認定こども園を含む。)・図書館その他の教育機関及び学校法人、関係団体等に対しても、本計画の趣旨・内容等について御周知いただくようお願いいたします。
記
1.不読率の低減
子どもの読書活動の意義を踏まえれば、全ての子どもたちが本に接するための環境整備及び取組の実施が重要です。不読率の改善に向けて、学校図書館に関するオリエンテーション等の学校種間の移行段階に着目した取組や、乳幼児期からの読み聞かせの推進をお願いいたします。
特に高校生の不読率の低減については、乳幼児期から中学生までの切れ目ない読書習慣の形成を促すとともに、探究的な学習活動での学校図書館等の利活用など、主体的に読書に興味・関心を持てるような取組の推進を図るようお願いいたします。
2.多様な子どもたちの読書機会の確保
障害のある子どもや日本語指導を必要とする子どもなど、多様な子どもたちに対応した取組を行うことが重要です。「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(読書バリアフリー基本計画)」等を踏まえ、多様な子どもたちが利用しやすい書籍及び電子書籍の整備・提供や、多言語対応等、学校図書館、図書館等の読書環境の充実に努めていただくと共に、積極的な取組を進めていただくようお願いいたします。
3.デジタル社会に対応した読書環境の整備
デジタル社会に対応した読書環境の整備を進める際に当たっては、GIGAスクール構想等の進展やデジタル田園都市国家構想を踏まえ、学校図書館や図書館のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることが重要です。その際、学校図書館と図書館が連携することや、個々の発達段階や状況等に応じて、紙媒体や電子媒体等を柔軟に選択すること等、積極的な取組をお願いいたします。
4.子どもの視点に立った読書活動の推進
子どもの最善の利益を実現する観点から、子どもの意見を年齢や発達段階に応じて適切に政策に反映させていくことが求められています。そのため、子どもの読書活動の推進に当たっても、子どもが主体的に読書活動を行えるよう、アンケート等、様々な方法で、子どもの視点に立った読書活動の推進を行うようお願いいたします。
以上の基本的方針にそった取組を着実に実施するため、都道府県及び市町村においては、子どもの読書活動の推進が家庭、地域、学校等を通じた社会全体で取り組まれるよう、必要な環境及び体制を整備するとともに、法律第9条に基づく子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画の策定を進めていただくようお願いいたします。
特に、都道府県におかれましては、町村における図書館の設置や計画の策定が十分に進んでいない状況がある場合には、未設置・未策定の市町村に対し、必要な支援、助言等を行っていただくようお願いいたします。
また、子どもの読書活動の推進に当たり、都道府県及び市町村において、福祉部局等との連携や、学校、図書館、地域の民間団体、民間企業といった関係者との連携、協力に努め、横断的な取組を行い、地域に根ざした子どものための読書環境の醸成に取り組む体制を整備していただくようお願いいたします。
さらに、学校図書館については、令和4年度から令和8年度までを期間とする第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」の策定に伴う地方財政措置の予算化等を通じ、計画的に整備を進めていただき、学校図書館図書標準の達成及び計画的な図書の更新、学校図書館への新聞の複数紙配備及び司書教諭・学校司書の配置等を推進し、学校図書館の整備充実に努めていただくようお願いいたします。
なお、国としても、本計画に沿った取組の効果などを検証し、政策に反映するよう努めてまいりますので、実態把握を行う際には御協力をお願いいたします。