「いつでも、どこでも、だれでもできるコモンズ・デザイン」のまわしよみ新聞は、「コモンズ(共、入会地)」を標榜してますから、当然のように「完全フリー&オープンソース」です。まわしよみ新聞を勝手にやったからといってぼくは訴えたりしませんし、「使用料を払え!」なんてことをやりません(基本的に権利ビジネスはキライなんですww)みなさん、どうぞご自由に、いろんな場所(会社、店舗、コミュニティスペース、寺社仏閣、住み開き拠点、公園、原っぱ、空き地など)で「まわしよみ新聞」をやってみてください。いろんな発見があると思います。また公式サイトには「まわしよみ新聞の作り方」も公開していますので。これを見ながらやれば、大体うまいこといきます。何卒よろしくお願いしますm(_ _)m
■まわしよみ新聞公式サイト
http://www.mawashiyomishinbun.info/
■まわしよみ新聞の作り方
http://www.mawashiyomishinbun.info/manual/
「縁活まわしよみ新聞@あべのハルカス局」第3号です。NPOの広報誌のみで作成したので「NPOまわしよみ新聞」になってます。
市民活動団体やNPO団体はよく広報誌を作成していますが、作成することにのみ力を注ぎ込み、その広報誌をちゃんと市民に読ませたり、広報誌を読んだ市民の声を聞いたり…といった「対話」ができていないのでは?という危機意識から、この企画が生まれました。大体どこの市民活動団体もNPO団体も非常に素晴らしい活動をしているのに、良い広報誌を作成もしているのに、結局、市役所や市民会館などに「平置き」しているだけで、哀しいかな、まったく市民は読んでいなかったりする。これはじつにモッタイナイ。市民活動団体、NPO団体に必要なのは、広報誌を「まわしよみ」して対話する時間や場や機会を作ることなんですな。
「NPOまわしよみ新聞」がそこを担うことができたらええなあ、と思ってます。
「まわしよみ新聞やると、どういう効果が?」と聞かれたので、改めてサイトのご案内を。去年の10月から約8か月間、まわしよみ新聞をやり続けて、ぼくが徒然に思ったことをクドクドと書いてます。とりあえず以下のような効果はあるのかな?と。
■まわしよみ新聞の効果
http://www.mawashiyomishinbun.info/effect/
①自分の世界を広げるワークショップ・メソッド
②他者を理解するコミュニケーション・ツール
③プレゼン力を養う(カードバトル的面白さ)
④新聞=パブリック・メディア(世論)を、まわしよみ新聞=コモンズ・メディア(世間)にする
⑤誰でも参加できる(「アナログ的手法」による市民メディア)
⑥新聞によって「共有場=コモンズ」を作り、「ぼくらの新聞」にする
⑦「新読」ではなく「新聞」にする=新聞メディアの原点回帰運動
⑧新聞購入者が増える(「社会の公器」としての新聞応援企画)
⑨「他者」にアプローチする「いつでも、どこでも、だれでもできる」というコモンズ・デザイン
⑩「新聞+他者との会話」という情報メディア
⑪メディアの遊技者(トリックスター)を作る
⑫「脱・目的論的」であり「セレンディピティ」(偶察性)を楽しむ情報メディア
⑬大阪発の市民メディア
来月7月9日ですが、関西学院大学の鈴木謙介(社会学部准教授)さんと白波瀬達也(社会学部教務補佐)さんと連携して、「まわしよみ新聞」の新しい企画をやることになりました。1945年から2012年までの終戦記念日(8月15日)の新聞を大学図書館のデータベースからプリントアウトし、それを持ち寄って1枚の「終戦記念日まわしよみ新聞」を作るというものです。
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/951/
終戦記念日という日はいろんな意味で象徴的な日です。毎年各社新聞は必ず15年戦争の特集記事を組みます。各新聞社によって政治的立場、思想、イデオロギーも違えば、その論調も年代によって変化していきます。それを一挙に、同時に可視化することで、1945年から2012年までの77年間分の「戦後日本民主主義の流れ」を俯瞰しようという壮大なプロジェクトです。
「新聞がどう終戦記念日を伝えてきたか?」ということがわかるし、さらに関西学院大学の社会学部の生徒さんがそれを読んで「まわしよみ新聞」を作るので、いまの若い人たちが終戦記念日という日をどういう日だと捉えているのか?というのが見えてくる。さらに関西学院大学は中国や韓国の留学生も多く、それらの学生さんにも参加してもらうので、「戦勝国の若者」から「敗戦国・日本の終戦記念日」はどう映るのか?・・・そのへんもこの企画で見えてくるのでは?と期待してます。
今回は関西学院大学との連携で、残念ながら関西学院大学の学生さんでしか企画に参加できませんが、ぼくもファシリテーターとして参加するので、その感想なんかは記したいと思います。
———————————————-
■「まわしよみ新聞」で学ぶメディア~「終戦記念日」はどのように報じられてきたか~
■コンセプトと得られる効果
みなさんは毎年、8月15日をどのように過ごしていますか? 戦争のリアリティから遠い若い世代にとっては感慨もなく、通り過ぎてしまう日かもしれません。一方、新聞をはじめとするマスメディアでは、今日に至るまで8月15日に特別な意味付けをして報じています。この催しでは、まちづくりプロデューサーの陸奥賢さんが考案した「まわしよみ新聞」の手法を使い、1945年以降の終戦記念日(8月15日)に発行された新聞記事の1面を回読し、戦後日本社会のあり方を捉え直してみたいと考えています。大学図書館が所有する豊富な新聞記事データベースを活用することで、終戦記念日に対する社会的関心の経年変化や各新聞社の観点の相違などが発見できるでしょう。また、参加者が新聞記事を再編集することで多角的な視点・気付きが得られるでしょう。
■進行の手順
①プログラムが始まる前に、大学図書館の新聞記事データベースを利用し、終戦記念日に発行された1面記事のなかで自身が関心をもったもの(1945年〜2012年)を1〜3枚程度プリントアウトする。
②4〜5人で構成されたチームで各人が持参した終戦記念日の新聞記事を回読する。「どのような記事内容か?」「なぜその記事を選んだのか?」をチーム内で意見交換する。
③各人が持参した記事をチーム内で調整し、四つ切画用紙に配置。そこに意見・感想などを記入し、新たに新聞を再編集。どのような新聞が完成したかチームごとにプレゼンしあって終了。
※ まわしよみ新聞の詳細は右記URLを参照 http://www.mawashiyomishinbun.info/
■参加対象:関西学院大学 社会学部生(留学生大歓迎)
■ファシリテーター:陸奥 賢(まちづくりプロデューサー)
鈴木 謙介(社会学部准教授)
白波瀬 達也(社会学部教務補佐)
■当日持参物:終戦記念日の新聞記事(発行年不問、関学図書館のwebデータベースから検索・印刷)
■申込方法:以下の①か②の方法で申込受付。
〆切は7月8日(月13:30(先着20人)
① E号館1階 共同研究室にて受付(8:50〜16:50)[担当 白波瀬]
来月7月9日ですが、関西学院大学の鈴木謙介(社会学部准教授)さんと白波瀬達也(社会学部教務補佐)さんと連携して、「まわしよみ新聞」の新しい企画をやることになりました。1945年から2012年までの終戦記念日(8月15日)の新聞を大学図書館のデータベースからプリントアウトし、それを持ち寄って1枚の「終戦記念日まわしよみ新聞」を作るというものです。
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/951/
終戦記念日という日はいろんな意味で象徴的な日です。毎年各社新聞は必ず15年戦争の特集記事を組みます。各新聞社によって政治的立場、思想、イデオロギーも違えば、その論調も年代によって変化していきます。それを一挙に、同時に可視化することで、1945年から2012年までの77年間分の「戦後日本民主主義の流れ」を俯瞰しようという壮大なプロジェクトです。
「新聞がどう終戦記念日を伝えてきたか?」ということがわかるし、さらに関西学院大学の社会学部の生徒さんがそれを読んで「まわしよみ新聞」を作るので、いまの若い人たちが終戦記念日という日をどういう日だと捉えているのか?というのが見えてくる。さらに関西学院大学は中国や韓国の留学生も多く、それらの学生さんにも参加してもらうので、「戦勝国の若者」から「敗戦国・日本の終戦記念日」はどう映るのか?・・・そのへんもこの企画で見えてくるのでは?と期待してます。
今回は関西学院大学との連携で、残念ながら関西学院大学の学生さんでしか企画に参加できませんが、ぼくもファシリテーターとして参加するので、その感想なんかは記したいと思います。
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■「まわしよみ新聞」で学ぶメディア~「終戦記念日」はどのように報じられてきたか~
■コンセプトと得られる効果
みなさんは毎年、8月15日をどのように過ごしていますか? 戦争のリアリティから遠い若い世代にとっては感慨もなく、通り過ぎてしまう日かもしれません。一方、新聞をはじめとするマスメディアでは、今日に至るまで8月15日に特別な意味付けをして報じています。この催しでは、まちづくりプロデューサーの陸奥賢さんが考案した「まわしよみ新聞」の手法を使い、1945年以降の終戦記念日(8月15日)に発行された新聞記事の1面を回読し、戦後日本社会のあり方を捉え直してみたいと考えています。大学図書館が所有する豊富な新聞記事データベースを活用することで、終戦記念日に対する社会的関心の経年変化や各新聞社の観点の相違などが発見できるでしょう。また、参加者が新聞記事を再編集することで多角的な視点・気付きが得られるでしょう。
■進行の手順
①プログラムが始まる前に、大学図書館の新聞記事データベースを利用し、終戦記念日に発行された1面記事のなかで自身が関心をもったもの(1945年〜2012年)を1〜3枚程度プリントアウトする。②4〜5人で構成されたチームで各人が持参した終戦記念日の新聞記事を回読する。「どのような記事内容か?」「なぜその記事を選んだのか?」をチーム内で意見交換する。③各人が持参した記事をチーム内で調整し、四つ切画用紙に配置。そこに意見・感想などを記入し、新たに新聞を再編集。どのような新聞が完成したかチームごとにプレゼンしあって終了。
■参加対象:関西学院大学 社会学部生(留学生大歓迎)
■ファシリテーター:陸奥 賢(まちづくりプロデューサー)
鈴木 謙介(社会学部准教授)
白波瀬 達也(社会学部教務補佐)
■当日持参物:終戦記念日の新聞記事(発行年不問、関学図書館のwebデータベースから検索・印刷)
■申込方法:以下の①か②の方法で申込受付。
〆切は7月8日(月13:30(先着20人)
① E号館1階 共同研究室にて受付(8:50〜16:50)[担当 白波瀬]
知る人ぞ知るの東京名所=明治大学博物館にて。拷問器具「鉄の女」。澁澤龍彦の『世界悪女物語 エリザベート・バートリ』でつとに有名ですな。
明治大学博物館にて。ギロチン。1931年制作のレプリカです。フランスでは1981年までギロチンによる処刑でした。苦痛が少ない「人道的」な処刑器具として医師ギヨタン博士が考案。ルイ16世もマリー・アントワネットもロベスピエールもこれで処刑され、死刑執行人はご存知「ムッシュ・ド・パリ」ことサンソン一族でした。