江戸時代、千日前は墓地であり、死刑場でした。江戸でいえば小塚原のようなとこで、磔柱が立ち並んで、獄門台には見せしめのために罪人の首が並びました。焼き場の煙は絶えず、昼でも人が通るとこやなかったそうで、大体、明治初期まで、そういう光景が続きました。
千日前から少し北に向かうと、そこは所変わって道頓堀。ここは江戸時代は「道頓堀五座」というて、芝居小屋が並んでいました。船場の旦那衆が芸妓を連れて、道頓堀川戎橋を渡って、藤十郎の歌舞伎や近松の浄瑠璃を楽しみにやってきた。
ここで非常に興味深いことは、一番、大きな芝居小屋が角座で、この道頓堀角座の楽屋からは千日前獄門台の罪人のさらし首が見えたということ。
大坂の芝居は、世話物で和事です。江戸芝居のような英雄悪漢傾城傾国が大活劇を繰り広げる!という荒事はしまへん。主人公は何の変哲もない一庶民で、金と色と欲と義理と人情の板ばさみ。犯してはならぬ罪咎に悩み、苦しみ、傷つけられ、最後は天網恢恢疎にして洩らさずの過酷な運命の裁きで、千日前の獄門台へと涙涙に送られていく。
大坂庶民は、道頓堀角座で、罪人たちのドラマに涙しました。そして、その裏には、実際に千日前の獄門台が控えていて、芝居の主人公たち=哀れな罪人たちの末期が、リアルに、そこにあったんですな。ある意味、千日前刑場は最高の舞台演出であり、また裏を返せば、道頓堀の芝居は千日前の罪人たちに対する鎮魂劇であり、レクイエムだったわけです。
芝居なのか。真実なのか。わからない。虚実の皮膜こそが、もっとも面白い。芝居小屋と刑場。道頓堀と千日前というまちは、両隣りにあり、そういう関係です。大阪のアジールは、だから、恐ろしく、哀しく、美しい。
※画像は『好色入子枕』に所収されている「千日前墓場の亀屋忠兵衛刑死の図」です。
日系ブラジル人向け新聞にフクシマ第一原発での作業員募集記事アリ。
***
(和訳)
凄い雇用
廃棄物の除去・20キロ圏内/日当3万円/1日2時間。
廃棄物の除去・安全な場所/日当1万-1万2千円/日曜休・住宅と三食付。
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一日2時間で3万円。
ただし「安全ではない場所」。
大阪日日新聞のK記者が大阪あそ歩事務局を取材してくれました!K記者には大阪あそ歩創業当時から携わっていただいてます。深く感謝!ほんとうにありがとうございます!
【大阪ヒト元気録】まち歩き大阪の文化に
http://www.nnn.co.jp/…/genkiroku/120530/20120530030.html
■マップ集ヒット ガイドに敬意
「大阪は“まち”がほんまに面白い」をキャッチフレーズに大阪のまち歩きやまち遊びを楽しむ「大阪あそ歩」の『まち歩きマップ集』(その1からその3)が売れている。同企画の基本となる150のまち歩きコースを50コースずつ3冊に分けて掲載。昨年3月の発売から今年3月末までの1年弱で2万1760冊を販売した。大阪市内のコースが掲載されていることを考えると、驚異的な売れ行き。マップ集作成の中心となったのが「大阪あそ歩委員会」理事の陸奥賢さん(34)だ。
■市民が主体
2008年11月に四つのパイロットコースから始まった大阪あそ歩のまち歩きコースは、現在ショートコースも含めると305コースまで拡大し、日本最大のまち歩きイベントへと発展した。大阪市、大阪商工会議所、大阪観光コンベンション協会などが設立した「大阪コミュニティー・ツーリズム連絡推進協議会」が運営してきたが、1月に「大阪あそ歩委員会」として一般社団法人化し、より市民主体の組織運営となった。
陸奥さんは企画段階から、ガイドの募集やマップ作り、実際のガイドまで、アシスタントプロデューサーとして中心的な役割を果たしており、熱烈なあそ歩ファンが増える理由に「ガイドさんたちが切磋琢磨(せっさたくま)し、楽しんでもらうことに誠実で手を抜かない」ことを挙げる。
■ムーブメントを
陸奥さんは中学卒業後、中華料理店や接骨医など多種多様なアルバイトを経験した後、テレビやラジオのリサーチャーや構成作家の仕事に就いた。2005年に日本動物児童文学賞・奨励賞を、07年に地域活性化ビジネスプランSAKAI賞・未来賞を受賞するなど活躍の場を広げていった。
そして、長崎で大きなまち歩きイベントを成功させていた茶谷幸治さんの講演を聞いたことがきっかけとなり、茶谷プロデューサー、陸奥アシスタントプロデューサーという大阪あそ歩の名コンビが誕生することになる。
陸奥さんは大阪あそ歩について「大阪のまちを遊ぶ一つのステップ。『大阪のまちって面白い』と楽しむ人のムーブメントをつくりたい」とさらなる飛躍を目指す。
マップ集購入の問い合わせは、平日午後1時~同5時までの時間帯で、電話06(6282)5930、大阪あそ歩事務局へ。1冊780円(税別)。
事務局スタッフの多田衣里さんは「イラストと(コースの)見どころが盛りだくさんで、お得です」と話している。
○…「自分にとっては修業の場になった。まち歩きを大阪の文化にしたい」と、大阪あそ歩について熱心に語る陸奥さん。大阪に関する知識の蓄積はもちろんだが、何よりも、大阪のまちを愛する個性豊かなガイドさんたちとの出会いやまち歩きに参加した人たちとの触れ合いが、人と人とをつないでいく陸奥さんの特質に、天職のようにぴったりはまったようだ。
大阪日日新聞のK記者が大阪あそ歩事務局を取材してくれました!K記者には大阪あそ歩創業当時から携わっていただいてます。深く感謝!ほんとうにありがとうございます!
【大阪ヒト元気録】まち歩き大阪の文化に
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/genkiroku/120530/20120530030.html
■マップ集ヒット ガイドに敬意
「大阪は“まち”がほんまに面白い」をキャッチフレーズに大阪のまち歩きやまち遊びを楽しむ「大阪あそ歩」の『まち歩きマップ集』(その1からその3)が売れている。同企画の基本となる150のまち歩きコースを50コースずつ3冊に分けて掲載。昨年3月の発売から今年3月末までの1年弱で2万1760冊を販売した。大阪市内のコースが掲載されていることを考えると、驚異的な売れ行き。マップ集作成の中心となったのが「大阪あそ歩委員会」理事の陸奥賢さん(34)だ。
■市民が主体
2008年11月に四つのパイロットコースから始まった大阪あそ歩のまち歩きコースは、現在ショートコースも含めると305コースまで拡大し、日本最大のまち歩きイベントへと発展した。大阪市、大阪商工会議所、大阪観光コンベンション協会などが設立した「大阪コミュニティー・ツーリズム連絡推進協議会」が運営してきたが、1月に「大阪あそ歩委員会」として一般社団法人化し、より市民主体の組織運営となった。
陸奥さんは企画段階から、ガイドの募集やマップ作り、実際のガイドまで、アシスタントプロデューサーとして中心的な役割を果たしており、熱烈なあそ歩ファンが増える理由に「ガイドさんたちが切磋琢磨(せっさたくま)し、楽しんでもらうことに誠実で手を抜かない」ことを挙げる。
■ムーブメントを
陸奥さんは中学卒業後、中華料理店や接骨医など多種多様なアルバイトを経験した後、テレビやラジオのリサーチャーや構成作家の仕事に就いた。2005年に日本動物児童文学賞・奨励賞を、07年に地域活性化ビジネスプランSAKAI賞・未来賞を受賞するなど活躍の場を広げていった。
そして、長崎で大きなまち歩きイベントを成功させていた茶谷幸治さんの講演を聞いたことがきっかけとなり、茶谷プロデューサー、陸奥アシスタントプロデューサーという大阪あそ歩の名コンビが誕生することになる。
陸奥さんは大阪あそ歩について「大阪のまちを遊ぶ一つのステップ。『大阪のまちって面白い』と楽しむ人のムーブメントをつくりたい」とさらなる飛躍を目指す。
マップ集購入の問い合わせは、平日午後1時~同5時までの時間帯で、電話06(6282)5930、大阪あそ歩事務局へ。1冊780円(税別)。
事務局スタッフの多田衣里さんは「イラストと(コースの)見どころが盛りだくさんで、お得です」と話している。
○…「自分にとっては修業の場になった。まち歩きを大阪の文化にしたい」と、大阪あそ歩について熱心に語る陸奥さん。大阪に関する知識の蓄積はもちろんだが、何よりも、大阪のまちを愛する個性豊かなガイドさんたちとの出会いやまち歩きに参加した人たちとの触れ合いが、人と人とをつないでいく陸奥さんの特質に、天職のようにぴったりはまったようだ。
ぎっくり腰一歩手前状態!ww
整体の先生に「仕事しすぎ!」と叱られる。コシもセナカもアシもウデもカタもクビもアタマもひどいとか。
半年に1回は倒れてます。あそ歩の「春」終了時と「秋」終了時。恒例行事になりつつありますなぁ・・・。