源氏物語「澪標」(みをつくし)
2008 年 11 月 22 日
住吉大社を舞台にした物語で、有名なのが源氏物語の「澪標」の帖。
左遷されて須磨、明石に流された光源氏が恋に落ちたのが明石の君。 しかし光源氏が政界に復帰すると、二人は泣く泣く別れてしまう。後日、明石の君が、住吉大社に参詣に向かうと、ひょんなことに光源氏も住吉大社に参詣に来ていた。ところが明石の君は、太政大臣・光源氏の晴れ姿を見て「もう自分とは遠い世界の人になったのだ」と何もいわずにひっそりと去る。そのあとに「明石の君が来ていましたよ」と教えられて光源氏が送ったのが以下の歌です。
「みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも 巡り逢いける 縁は深しな」
大阪は住吉を舞台にした恋の物語。住吉、なかなか情緒と風情があって、ええとこでしょ?ぼくはそういうまちで生まれました(笑)
カテゴリー: 雑感