大阪都構想と村切り~風土、地脈を尊重するまちづくりを~

大阪市+大阪府=大阪都構想には、それほど興味がありません。あんまよう知らんのですわ(笑)ただ現状の行政区分もなんだかなぁと思ってます。大阪市内で24区はさすがに多いでしょう。東京ですら23区なんですから。また大阪府内で43市町村も多いと思ってます。東京都では39市町村ですから。東京都と大阪府の人口差を考えれば、この行政体の数の多さ(行政コスト)は、やはり問題です。もっとスリムに、コンパクトになれるはず。

また行政区分を決めるさい、いままでは歴史性や文化性、地域性を全く無視してきました。ある日いきなり行政の人間がやってきて「こっから東は○○エリア。西は○○エリア」なんてことを平気でやってました。行政の勝手な都合で、コミュニティをズタズタに裁断していった。これを庶民は「村切り(ムラギリ)」と呼んで忌み嫌ったそうです。

例えば、仮に今後、大阪市の区役所を再編する場合は、かつての船場・島之内・天満の「大阪三郷」を中心軸にする。また大阪府の市町村を再編するとしても、摂津・河内・和泉の「摂河泉三国」で包括する・・・以上はあくまでも「例えば」の話ですが、こういう歴史的、文化的な見地から行政区分を決定する論議をしてほしい。そうでないと大阪のまちづくりが生きてきませんから。「30万人単位で1つの行政体を作る」なんて基準は、あまりにも横暴です。大阪のコミュニティが、大阪文化が、大阪のまちが、抹殺されてしまいます。

要するに大阪の「風土」を尊重してほしい。「地脈」を読んで欲しい。「村切り」は悪政です。それは絶対に成功しません。風土のある、地脈が繋がる、知性ある行政区分を。切実に願います。


2011年 3月 21日
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