※画像は花巻市の「羅須地人協会」です。 「詩は歴史性に対して垂直に立つ」とは稲垣足穂の名言ですが、それを見事に具現化した天才詩人が、ぼくは宮沢賢治だと思ってます。 また賢治は上昇する角度が半端ないです。鳥や飛行機のそれではない。ペンシルロケットのように、どこまでも、まっすぐに、垂直に、飛翔していく。 「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である」 (宮沢賢治『農民芸術概論』) 詩的な、余りに詩的な!