大阪三十三観音霊場巡礼講
現代社会においてコモンズ・デザインとして「講」の復活は面白い可能性を秘めているのではないか?ということで「大阪三十三観音霊場巡礼講」を結社しました。
http://www.facebook.com/osaka33kannonmeguri
そこで、その結社記念として2013年5月18日(毎月18日は「観音さまのご縁日」です)に「大阪三十三ヵ所観音霊場巡り」を催行したいと思います。
http://www.facebook.com/events/516263278436524/
徒歩で約20キロ。朝10時から出発して、ゆっくり歩いて、寺社仏閣を解説して、途中で昼食、おやつタイム、夕食を取ったりして、約10時間はかかります。大阪市民270万人いますが、1日で三十三観音を全部徒歩で巡るひとはそうはいないでしょう。酔狂な方は、ぜひともご一緒に。大阪の観音信仰を体感しましょう。※途中参加、途中離脱OKです。途中参加したい方はメッセージください。当日、ぼくがどこを歩いているか、ケータイでやりとりしながら合流しましょう。
■集合日時:5月18日(土)10時
■集合場所:Whityうめだ(梅田地下街)イーストモール「泉の広場」前
http://whity.osaka-chikagai.jp/floor_guide/?floor=9
■参加費:2,000円(食事代などは別途要)
■定員:30名
■ルート
①太融寺→②長福寺跡→③神明宮→④法住寺→⑤法界寺→⑥大鏡寺跡→⑦超泉寺跡→⑧善導寺→⑨栗東寺→⑩玉造稲荷神社→⑪興徳寺→⑫慶傳寺→⑬遍明院跡→⑭長安寺→⑮誓安寺→⑯和勝院跡→⑰重願寺→⑱本誓寺→⑲菩提寺→⑳六時堂(四天王寺)→㉑経堂(四天王寺)→㉒金堂(四天王寺)→㉓講堂(四天王寺)→㉔万灯院(四天王寺)→㉕清水寺→㉖心光寺→㉗大覚寺→㉘金台寺→㉙大蓮寺→㉚三津寺→㉛大福院跡→㉜難波神社→㉝御霊神社
※いくつかは廃寺や移転によって「跡」となっています。なにせ江戸時代の庶民信仰で、廃仏毀釈や戦争、戦後の乱開発などで実際の寺があった場所が不明な部分も多くあります。ただ古地図、古文献などを照合して、おおむねこの付近にあった・・・と目星ぐらいはついてますので、その辺はご了承ください。
■大阪三十三ヵ所観音霊場巡り
1番札所の太融寺から時計回りに御霊神社まで29ヶ所の寺院と4ヶ所の神社をめぐる事により、西国三十三か所をお遍路したのと同じご利益があるとして江戸時代に大流行しました。近松門左衛門の『曾根崎心中』に登場することでも知られています。しかし明治元年の神仏分離令や太平洋戦争の影響で廃れてしまいました。
■観音信仰とは?
観音さまは相手に応じて33の姿・・・(1)仏(2)辟支仏(3)声聞(4)大梵王(5)帝釈(6)自在天(7)大自在天(8)天大将軍(9)毘沙門(10)小王(11)長者(12)居士(13)宰官(14)婆羅門(15)比丘(16)比丘尼(17)優婆塞(18)優婆夷(19)人(20)非人(21)婦女(22)童目天女(23)童男(24)童女(25)天(26)龍(27)夜叉(28)乾闥婆(29)阿修羅(30)迦樓羅(31)緊那羅(32)摩睺羅迦(33)執金剛・・・に変身するといわれています。老若男女、貴賤群衆を問わず、あらゆる一切の衆生を救ってくれる仏さまとして篤く信仰されました。大阪では観心寺の如意輪観音(国宝)、葛井寺の千手観音(国宝)、道明寺の十一面観音(国宝)などが有名です。