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2013 年 4 月 のアーカイブ

光明池

2013 年 4 月 29 日 Comments off

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堺の某地域コミュニティ誌の仕事で、たまに「堺まち歩き記事」を書いてるんですが、その関連で「光明池」を調べる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/光明池

wikiでは光明池について簡単な説明で「国分町にある和泉国の国分寺で光明皇后が誕生したという伝説にちなんで光明池と名づけられた」とありますが、その詳細についての記述がありません。ここがおもろいのに!

じつは、かつて和泉市南池田界隈には「智海寺」という寺があって(現存してませんが天平年間の遺跡が発掘されているんで、かなり古い寺院だったことはわかっています)そこを開基したという伝説の智海上人が山中で小便をしていると、それを舐めにきた鹿がいて(山に入ると動物が人間の小便を舐めにくるというのはよくあったことらしく、狼なんかが寄ってくるので山中での排泄行為は非常に気を使うことであったとか)、その鹿が突然、妊娠して産まれたのが美しい女性で、これが藤原不比等に見初められて、光明皇后になった・・・という伝説になってるんですな。

和泉の信太山で安倍保名が白狐を救い、それが美しい女性「葛の葉」に化けて、その2人のあいだに生まれた子供が平安朝最大の陰陽師・安倍晴明という有名な伝説があるんですが、この「阿部晴明の獣婚誕伝説」のルーツになったのは、ぼくはこの智海上人と鹿から誕生したという「光明皇后の獣婚誕伝説」が影響しているのでは?と思ってます。

また、だから光明皇后の足指は2本足で鹿のようになっていたといわれ、それを隠すために発明されたのが「足袋」であるという民話もあります(「もののはじまりなんでも堺」の俗謡の如く「足袋」のはじまりも堺ということになります。まぁ、伝説の域をでませんが)。むしろ「足袋」というのが「鹿の足」を連想させるというところが面白く、旅にでるというのは(山に入る)というのは大変な労力を要するわけで「鹿の足」(足袋)を履くことで「鹿の脚力を得る」といった呪術的な意味づけもあったのではないか?と推察したり。

さらに面白いのが、この「足袋の発祥伝説」を知って調査して小冊子にしたのが、泉北郡北池田尋常高等小学校 (現・和泉市立北池田小学校)に在籍していた宮本常一で、宮本民俗学の出発地点が、じつは光明皇后誕生伝説の地・光明池だったりします。物語のレイヤーが二重三重に錯綜する。こういう場所がひょんとあるのが堺のおもしろさであり、怖いところです。

画像は『観音霊験記』の「光明皇后」より。


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「上町台地史観」「船場史観」「七墓史観」

2013 年 4 月 25 日 Comments off

明日は大阪府高齢者大学校のまち歩きガイド科にて「大阪の通史(前編)」の授業。

大阪の歴史を語るとき、大体、2パターンありまして。ひとつは「上町台地史観」。大阪は平城京、平安京よりも古い難波宮があり、日本最初の大寺である四天王寺があり、遣隋使・遣唐使が出立した住吉大社などがあり、日本最大の歴史都市である!というのが「上町台地史観」。もうひとつが「船場史観」でして。「天下の台所」「東洋のマンチェスター」「御堂筋」「大大阪」なんていって気炎を吐くのが船場史観です。どちらも正しく、面白いんですが、ぼくはこれに「七墓史観」というものを付け加えたい。つまり「アジール都市、悪所都市、敗北都市、ネクロポリス(死者のまち)としての大阪」です。

栄光の時代(上町台地、船場)だけではどうにも大阪という都市の許容性、寛容性、カオスは理解できませんから。都市墓地論。大阪とは無数の、名もなき無縁仏たちの一大墓地である。そういう観点から大阪というまちを捉えなおしたいですな。

■大阪七墓巡り復活プロジェクト
http://www.facebook.com/osaka7haka


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「おーらいコレクション2013春」企画!自分だけの「テーマ新聞」を発行しよう!~エトスによる情報発信~

2013 年 4 月 24 日 Comments off

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本日はコワーキングスペース往来で「テーマ新聞」を作成。「まわしよみ新聞」から派生したもので、テーマ(主題)を決めて、それに関連する記事を新聞から数枚切り抜き、さらに自分発信の記事を織り交ぜて、ひとつの「テーマ新聞」を作るというプロジェクトです。

既存の新聞記事(プロフェッショナルが作成した記事)と自分発信の記事(アマチュアが作成した記事)で構成することによって「プロチュア・アマフェッショナルな新聞が出来上がる」というわけです。プロの世界はフォーマットが完成されすぎていて面白くない。アマの世界は自己満足に終わってしまって面白くない。そこでマス・メディアでもなく、パーソナル・メディアでもない。両者の良い部分が重なるようなマージナルな「ミドル・メディア」ができないだろうか?という試みです。

やってみると梅山くんは「ナローワーク新聞」(キャリア・コンサルタント合格おめでとう!)、柿本さんは「てきとう新聞」(「酒と愛」が裏テーマでしたがww)、山口くんは「ごはん新聞」(クオリティ高すぎ!ふきましたww)。社会性と個人性が同居する不思議な、しかし非常に興味深い新聞たちが出来上がりました。これは今後もまた、是非ともやりたいと思ってます。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!^^

■4月23日(火)19時~ 「おーらいコレクション2013春」企画!自分だけの「テーマ新聞」を発行しよう!~エトスによる情報発信~
http://www.facebook.com/events/563520483668791/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/731/


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テーマ新聞@コワーキングスペース往来局

2013 年 4 月 24 日 Comments off

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昨日作成した「テーマ新聞@コワーキングスペース往来局」です!左上が山口くんの「てきとうごはん新聞」。右上が柿本さんの「てきとう新聞(裏テーマに「love」「beer」)」。左下がぼくの「てきとう新聞」。右下が梅山くんの「ナローワーク新聞」です。

正直、おもろい。みんな読ませますww

■4月23日(火)19時~ 「おーらいコレクション2013春」企画!自分だけの「テーマ新聞」を発行しよう!~エトスによる情報発信~
http://www.facebook.com/events/563520483668791/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/731/


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無意味に逍遙する中で出会う情報の可能性

2013 年 4 月 23 日 Comments off

いろいろとありまして4/29、5/6に関西学院大学の社会学部で「まわしよみ新聞」をやることになりました。

インターネットの最大の弱点は「検索性に優れすぎている」という部分でして。自分が知りたいと思う語句を検索したら、すぐ、その情報にアクセスできる。情報を取得するプロセスに「迷い」や「紆余曲折」がないんですな。例えば、とある某書を欲しいと思って本屋にいって棚を探しているうちに「おや?」と全然、当初の目的とは違う本が気になってパラパラと中身を捲って「なんとなくこっちを買おう」となって読んでみると、当初、自分が欲しいと思っていた本よりも、なんとなく手にした本の方が面白かった・・・といったような「偶然の幸運」(セレンディピティ)が成立しにくいわけです。人生の醍醐味はこうした意外性の体験だというのにインターネットには、それがないんですな。100%ないとはいいませんが成立しにくい。

目的論的に情報を取得するのではなく(それは結局、自分の世界観を超えません)、無意味に逍遙する中で出会う情報の可能性(それは意外性に満ち、自分の世界を超えた世界を予感させます)。それを体感し、その必要性を訴えるのが「まわしよみ新聞」です。関西学院大学の学生さんたちに、そのメッセージが届くか?どんな反応をしめすのか?ちょっと楽しみですww

■まわしよみ新聞
http://www.mawashiyomishinbun.info/
http://www.facebook.com/mawasiyomisinbun


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まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~

2013 年 4 月 18 日 Comments off

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先だって実施した「まわしよみ教科書@コワーキングスペース往来」です!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました~!^^

日本の戦前教育の中でも認定された歴史教科書全部(8冊)を用いて、それをまわしよむといった行為なんて、それほど経験した人が多いわけではなく(教科書を作っていた人とかは別としてww)「近代国民国家が教える歴史教育、歴史観とはなにか?」について、いろいろと考える機会になったのではないかと思います。ただ、ぼくがいいたいのは「どの教科書が正解で、どの教科書がまちがっている!」とかそういうことではなく。ぼくらの歴史観というのは結局のところ、誰かの、何かの作為によって作られているのでは?ということです。その世界のカラクリを可視化し、自分の歴史観を絶対視するのではなく、相対化する視点というものを獲得しないといけません。自虐史観にしろ、自賛史観にしろ、非常に単純かつ短絡的で、基本的には同じような歴史観構造の持ち主に過ぎないわけで。パースペクティブに視野を拡大して、複眼的に歴史をとらえる訓練が必要なわけです。近代国民国家幻想、近代歴史観幻想を脱却する試み。そのために必要な訓練行為としてなにができるだろうか?・・・と考えた結果、ぼくなりに出した答えが「国家(文部科学省)が認定した歴史教科書8冊をまわしよんでみる」ということだったわけです。またいろんなところで実施します。いろいろと衝撃でっせww ご興味ある方はぜひともご参加してください!^^

■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo


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■余白について語る夜(仮)

2013 年 4 月 13 日 Comments off

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ちょっとだけ顔を出しましたww

■余白について語る夜(仮)
http://www.facebook.com/events/525090324196173/528351673870038/

AAF2013勝手交流プログラムの1つとして大阪及び関西圏を中心に活動している輪音プロジェクトは東京/静岡/関西にて活動している余白工事の会の内、特に『関西』を応援する為に以下の企画を行います。

★AAF2013
http://www.asahi-artfes.net/news/2013/02/aaf2013-2.html

■企画名
余白について語る夜(仮)

■内容
JR難波駅前にある立ち飲みギャラリー『新聞女』さんをお借りして
1日”なんちゃって”マスターとして場を持ちつつ”ある会社”や”あるグループ”に所属していつつも、そのグループの「枠」に自分が外れてしまっていると感じる『枠外感』を話題に参加者と語り合いながら、「同じことをせずとも一緒にいられる」といった一見無駄とされる状態を意識的に創る事でその『枠内』にあってさえ、如何にして『余白を獲得して』自由に生活できる、振る舞えるのか。その実践と実験を行います『多分』

■日時
2013年4月12日19:00〜

■場所
立ち飲みギャラリー『新聞女』
http://shinbun-onna.com/gallery.html
大阪市浪速区元町1-2-2 波芳ビル1F
★地下鉄四つ橋線難波駅30番出口徒歩0.5分
エスカレーターを上がって東に。ゴルフマップの隣にあります。

■料金
原則無料(飲食は各実費にて)

■主宰
たなかとういちろう(会社員とかNPOとか色々ややこしい人)
多田衣里(余白工事の会、関西の人)


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春の嵐

2013 年 4 月 5 日 Comments off

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春の嵐。桜という花は嵐だから散るというものでもないらしく。むしろ散るときが来るまでは断じて散らない。そして散るときが来たら風が吹かなくても、静かにひっそりと散る。そういう強さと弱さが同居している花だから愛される。

ぼくは桜より梅の方が好きですけどね。姿形はなくなれども、いつまでも名残を残す梅の香りは管丞相も紙治も愛でた。また梅はじつは「産め」(生者)であり、「埋め」(死者)の象徴でもある花です。なによりも大阪は梅(産め=生者+埋め=死者)がどこよりも交錯する都市ですからww

画像は昔、AllAboutの取材で撮影したもの。大川と桜とクルーズ。


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平野郷の墓

2013 年 4 月 4 日 Comments off

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大阪七墓関連で平野郷の墓についての文献を調べていたら古地図上で発見。やっぱり平野川沿いですな。ちょっとおもろかったのが平野川の果て、杭全神社の環濠隣に「船付」があったこと。当時の海運流通の雰囲気が偲ばれます。


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辰巳墓

2013 年 4 月 4 日 Comments off

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平野郷の東南(辰巳)の方角、大和海道沿いにあったのが辰巳墓(そのまんまですな)。辰巳池は現在の常盤会短期大学に。辰巳墓は現在の大阪市営平野墓地に。


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