■5月18日(土)10時~ 【大阪三十三観音霊場巡礼講結社記念】5月18日(観音さまのご縁日)に「大阪三十三ヵ所観音霊場巡礼」催行!~大阪の観音信仰を体感する~
画像は「観音経」こと「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」。ぼくは物心ついたときから12歳まで毎朝、この観音経を唱えていました。懐かしい。
観音菩薩は阿弥陀如来の脇仏で、おそらく日本人に最も愛されている菩薩さまです。「観自在菩薩」ともいいますが、あらゆる姿に自由「自在」に変身することが可能で、時には「童女」や「夜叉」や「非人」になったりして、あらゆる衆集を救済してくれる。戦国時代にキリスト教が入ってきたときも、聖母マリアは「マリア観音」として紹介されました。なぜ、あれほど急速にキリスト教が戦国期の日本社会の中で広がることができたか?というと、じつは聖母マリアを観音菩薩と結びつけたからなんですな。観音信仰をうまいこと利用した宣教師たちが天晴ですが、「何にでも変身できる」というユニークな観音信仰ならではの特異現象でしょう。観音信仰があれば「あらゆる世界の宗教の神々は、じつは観音さまの変身した姿だ」という解釈(ムチャな解釈ですがww)も可能なわけで、こういう仏さまがいるということはぼくは素晴らしいことやと思ってます。もしかしたら観音信仰が広まれば、世界から宗教戦争を無くすことも可能かも知れない・・・そんな大いなる智慧を内在した仏さまといえます。じつに、じつに、ありがたい。
その観音信仰の霊場を三十三か所巡っていくのが「大阪三十三観音霊場巡り」。「西国三十三カ所霊場観音巡りの大阪バージョン」なんですが、こういうのが成立するほど、観音さまは大阪庶民に愛された仏さんなんだろうと思っています。「わざわざ何者かに変身して助けてくれる」(仮面ライダーにしろウルトラマンにしろ変身!ってのが日本人は大好きですから。というか仮面ライダーもウルトラマンもそのイメージの元型は観音菩薩でしょう)というのは、なんとなく庶民的で、そういうところが大阪町衆にウケたんやないか?と思ってますが。絶妙なルート設定がなされていて、大阪三十三観音霊場を巡ると、江戸期の大阪という都市がすべてわかります。ほんとに、これは見事なコース取りです。
「仏教都市・大阪」「観音のまち・大阪」を体感するまち歩き。ご興味ある方はぜひとも。おもろいでっせww
■5月18日(土)10時~ 【大阪三十三観音霊場巡礼講結社記念】5月18日(観音さまのご縁日)に「大阪三十三ヵ所観音霊場巡礼」催行!~大阪の観音信仰を体感する~
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