牢獄の監理員たちの生活居住区
日帝時代の建物で、黒い屋根が特徴なんだとか。こちらは牢獄の監理員たちの生活居住区だったようで、不法占拠エリアではなくて一応、合法エリアだったので、再開発で移転させられても150万元から220万元ほどの保障金が出たとか。台北の物価はいまいちようわかりませんが、今回、ガイドしてもらっているKさんは月7000元(日本円だと約2万円ほど)ぐらいで生活しているとか。150万元というのがかなりの大金だということがわかります。
日帝時代の建物で、黒い屋根が特徴なんだとか。こちらは牢獄の監理員たちの生活居住区だったようで、不法占拠エリアではなくて一応、合法エリアだったので、再開発で移転させられても150万元から220万元ほどの保障金が出たとか。台北の物価はいまいちようわかりませんが、今回、ガイドしてもらっているKさんは月7000元(日本円だと約2万円ほど)ぐらいで生活しているとか。150万元というのがかなりの大金だということがわかります。
人間は旅をする。そして旅の語源は他+火という。他者の火に当たることを意味する。
古代社会の夜は漆黒の闇の世界。山の彼方の遥か遠くの火が見えた。そこを目指して歩いていく人間たちがいる。死ぬかもしれない、殺されるかもしれないと思いながらも、しかし、そこにこそ、自分がまったく知らない社会があり、文明があるはずと祈りながら。自分の世界を超える、美しい夢に満ちた、可能性の世界への誘い。だから旅=他火とは、また他界の美(他美)でもあったとぼくは想像しています。観光という字の「光」とは「他者の火」を観ることであり、「他界の美」を感じることなんでしょう。
「コモンズ・デザイン」とは一言でいえば「他者や他界との出逢い方」です。コミュニティから石もて追わるる、まつろわぬ民には、他者や他界と出逢うことでしか、救われない。
時に観光家であり、コモンズ・デザイナーと名乗ったりしますが、要するに、ぼくの仕事はそれです。そんな話をします。
画像は「大阪七墓巡り復活プロジェクト2013」の梅田墓地跡にて実施した供養の花火の様子。無縁仏とは、まさに究極の他者であり、他界の美の具現者でもあります。
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神戸と国内外の都市、そして、デザイナーと市民をつなぐ港のようなメディアになることをめざして 平成24年8月に創刊されたフリーペーパー『.DOCK』(Document Of Creativity in Kobeの略)さんに取材されることになりました。
「コモンズ・デザイン」をテーゼに9月下旬頃に、神戸KIITOで公開インタビューされる予定です。「まわしよみ新聞」と、それに続く第2弾メディア・プロジェクトの話なんかもしようと思ってます。詳細が決まり次第、告知します。乞うご期待!!^^
■デザイン都市・神戸のクリエイティブなヒト・モノ・コトの港となるメディア「.DOCK」
http://www.kobe-designhub.net/dock/