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「名付けえぬもの」と出逢いたい

2014 年 6 月 18 日

東京のAAF2014オープニング記念フォーラムのあと、北海道・浦河のべてるの家へ。

わかったのは「アート」とか「作品」とか「障害者」とか「福祉」とかいった、わかりやすい、便利な言葉は、わかりやすくて、便利な言葉なんだけれども、だから面白くはないなあ、ということ。

面白いものは、いまだ「名付けえぬもの」。AAFやべてるの家には、そういうものが生み出されそうな予感がある場だと思いたい。

「名付けえぬもの」と出逢いたい。それは不安で不安定で未知で多義的で意味深で過剰で余剰で空白で余白で破れ目で破綻していて複雑で錯覚でカオスモスで無茶苦茶で怖くて笑えるもので言葉を100万個継ぎ足しても言い表せないもの。永遠に割り切れない、無限小数のような現象。π(3.141592653…)のように美しく、無駄なもの。

画像は浦河の海。

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