コモンズ(入会地)がパブリック(公権力)に管理されて、結果、ダメになってしまう。それが近代の歴史。
2016 年 3 月 24 日
コモンズ(入会地)がパブリック(公権力)に管理されて、結果、ダメになってしまう。それが近代の歴史。
まわしよみ新聞が教科書に採用されたのは、それはそれで凄いことで、画期的なことではありますが、懸念もあります。学校の先生が「まわしよみ新聞はこうしないといけない」と自分の勝手な独善を押し付けるとか、出来上がったまわしよみ新聞を「採点」したりとか、こんな記事は切ってはダメとか、こんな記事を切り取りましょうといった指導が入るとか・・・まったく面白味もなんもないつまらないまわしよみ新聞になりはしないか?という懸念です(教える型のNIEはやればやるほど逆効果で、新聞嫌いの子供が増える・・・というのはこういった理由からでしょう)。一応、まわしよみ新聞は「アクティブ・ラーニング」のツールとして採用・紹介されているらしいですが・・・。
まわしよみ新聞は先生から生徒に「教える」ものではなくて、生徒たちが自主的に、当事者性を発揮して、勝手に「学ぼう」というものです。そのためであるならば、まわしよみ新聞は最高の教科書、教材、ツールとなりえます。
ただし、まわしよみ新聞はオープンソース。どのように使っていただいても構いません。「そんな使い方はダメ!」なんていう強制力は、ぼくにもないw だから、これは、発案者のぼくからの、お願いです。すべての教育関係者のみなさんへのお願い。
カテゴリー: 雑感