【埼玉県】読売新聞さんが春日部市立豊野中学校1年生170名でまわしよみ新聞を実施してくれました!^ ^
【埼玉県】読売新聞さんが春日部市立豊野中学校1年生170名でまわしよみ新聞を実施してくれました!^ ^
中央五大紙の中で、いちばんまわしよみ新聞取材をしてくれているのは毎日新聞さんなんですが、いちばんまわしよみ新聞をあちらこちらで実際に実施、発行してくれているのは読売新聞さんやったりします。ありがとうございます〜!m(_ _)m
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■読売新聞「体育館で170人がまわしよみ新聞 埼玉・春日部市立豊野中1年」
http://kyoiku.yomiuri.co.jp/shinbun/mawashiyomi/contents/-13-yc11yc37.php
新聞をグループで回し読みし、記事を切り抜いて作る「まわしよみ新聞」。楽しみながら社会への関心やコミュニケーション力を高められるメディア遊びとして注目されている。埼玉県春日部市立豊野中学校(小林修校長)では3月3日、1年生169人が「まわしよみ新聞」に挑戦した。
体育館には班ごとに作業台として机が配置され、生徒たちは揃いのジャージ姿で集合した。講師を務めた読売新聞東京本社の高野光一郎記者は、まず「準備体操」として当日の朝刊をひたすらめくるように指示した。
大きな紙面に不慣れで、扱いづらそうにする様子も見られたが、班の中で面白い記事や写真を発見した生徒が声を上げると、周囲ものぞき込み、熱心にめくり始める。
一通り目を通したところで、講師の高野記者が、新聞の特色や見出しの役割など、短時間でしっかり読める方法を生徒たちに伝える。ニュースが紙面に載るまでの過程や雑学などをクイズ形式で紹介し、「まわしよみ新聞」は「ニュースを感じて、伝える」ことと説明した。
◎高まるプレゼン能力 興味ある記事に新たな気付き
いよいよ作業開始。まず2、3の記事を選んで切り抜く。自分が何かを感じたニュースなら、小さなベタ記事でもよい。その後に、3~5人一組になって、切り抜きを手に、級友に内容を説明し、選んだ理由や感想をつけ加える。一種のプレゼンテーションで、記事の内容をまとめる力、わかりやすく相手の関心をかき立てるように話す力が必要になる。高野記者を始め、先生方もグループの間を回り、発表に耳を傾け、質問やアドバイスを投げかけた。
互いの発言を聞いた上で、自分たちの「まわしよみ新聞」で何をトップ記事にするか「編集会議」で決めていく。記事をうまくレイアウトしながら貼りつけ、コメントや感想を書き込み、最後には独自の新聞題字を付ける。
当日の朝刊は、米大統領選予備選が1面トップで、女子サッカーの五輪予選も大きく取り上げられていた。だが、稲垣那奈さんは公立高校入試の記事を切り抜いた。「受験のことをそろそろ考えなくてはと思った」といい、この身近な題材はグループの賛同を集めてトップ記事になった。題字は「社会新聞」。稲垣さんは「これまで新聞を読もうと思わなかったけれど、こんなにいろいろな、自分にも興味のある記事が載っていることがわかった」と話していた。
◎きっかけはYCでの職場体験
今回の授業が実現したきっかけは、昨年11月に同校1年の男子生徒4人が、新聞販売店「YC春日部東部」で職場体験学習をしたこと。仕事体験のかたわら、「まわしよみ新聞」に挑戦した。大きな模造紙いっぱいに記事を貼り、全員が感想やコメントを書き込んだ新聞はなかなかの出来。1年生の担任の飛田哲也教諭は、「4人にはいい経験になった。本校では各教室に新聞が置いてあるが、生徒はなかなか手にとらない。幅広い記事が載っていることに気づく機会になれば」と期待を込める。4人の新聞はこの日の授業にも見本として持ち込まれた。
2日目は発表会。1グループの持ち時間は3分間で、全員が発言することをルールに、自分が選んだ記事や題字について1人ずつ話した。全5クラスが混合されるように発表グループを構成したので、聴衆は他のクラスの生徒ばかり。質問や意見が出ると、その場で答えなくてはならない。発表が3分間には収まり切らないグループも出た。
小林校長は、「まわしよみ新聞は、自分で課題を見つけ、お互いに意見交換しながら考えを深める点で、まさにアクティブ・ラーニング(能動的学修)になっている」と話した。
(2016年5月10日 15:52)