ホーム > 雑感 > いよいよ「静かな観光」こと「Silent Seeing Toyooka ~聴こえない音・観えない光景を巡る旅~」の本番。

いよいよ「静かな観光」こと「Silent Seeing Toyooka ~聴こえない音・観えない光景を巡る旅~」の本番。

2016 年 10 月 29 日

いよいよ「静かな観光」こと「Silent Seeing Toyooka ~聴こえない音・観えない光景を巡る旅~」の本番。

http://kiac.jp/jp/events/3341

「観光」は「観る」もので。「観」という漢字は「雚」+「見」で成立してます。この「雚」は「みんなで口口に話し合う」という意味で。なので「観光」というのは、「どこかで見た光、体感した光を、みんなで話し合う」ということなんですな。

ところが今回の「静かな観光」は「雚」(みんなで話し合う)という部分をちょっと削ってしまうw ストレスフルな状況ですが、しかし、その結果、参加者は「言葉ではない言葉」や「非言語コミュニケーション」で、なんとか「観光」しようとするだろうと。

世の中には「言葉や言語でない世界」というのはあって・・・また豊岡・城崎で語りかけてくるのは円山川やコウノトリや浦島の海や玄武岩といった形而上的な、「無言の存在」です(その声は微弱かつ微量で、なかなか聞き取れない。しかし一端、聞き取れるとなると、誰よりも雄弁に、豊潤に、多弁に、ぼくらに語りかけてきます)。こうした「無言の存在」と一期一会するには、人間さまも「無言」という共通言語でないと会話・対話・交流できない・・・というわけです。

観光から「言」を解体し、そこに「無言」を当て嵌め、再構築した新しい観光。「静かな観光」。おそらく日本初の試みでしょう。さて、どうなるか?w

※ちなみにぼくは田口館長と「リスクマネージメント組」として無言バスとは別行動です。ずっと無言とか死ぬのでww いやぁ、これ、ほんま、大人の観光です。渋い。こんなツアー企画を通したKIACのみなさんに拍手!


カテゴリー: 雑感 タグ: