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おもろいサイトを発見しました。中国雲南省の白族の歌垣の様子を記したページ。

2017 年 2 月 10 日

おもろいサイトを発見しました。中国雲南省の白族の歌垣の様子を記したページ。

白族では「垣」というのは「人垣」のようで。女性の円陣、男性の円陣と二つの人垣の輪を作って、その真ん中で、いろんな男性、女性が入れ代わりしながら、口説きの恋歌を交わしていたようです。顔が見えないし、匿名なんで、いろいろと本音や、大体な言葉が出たりする。周りがいろいろと囃したてるのもええですなw

ただネットでいろいろと調べていたら、残念ながら、白族の歌垣も、最近はなくなってるそうですな。都市化によって、若い男女の出逢いの場は盛り場になり、携帯電話の普及で、歌垣ではなくて、直接のやりとりになっていったようです。無念。

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■雲南省少数民族の文化「白族(ペー族)の歌垣」

http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-okb/sub3-2.htm

(最後の質疑の部分をちょっと抜粋↓)

Q/女は最初から最後まで何人かの女性の後ろに隠れていて表に出てこなかった。男はそれを理由に悪口を言っていた。あのように、いつも人の後ろに隠れて顔を見せないのは、よくないことなのか。

A/あれは仲間の女性たちが彼女を守っているからだ。男性の中には、だんだん近づいてきて、抱きつこうというような男もいるから。夜なら顔が見えないので隠れる必要はないが、昼間で、しかも道のそばでもあるので、顔を見られるのはよくないと思っている。私は懐中電灯を持って歌垣している人を見に行ったことがあるが、夜の場合はほとんどが二人一緒に並んで歌っている。

Q/そうすると、結局、あの男性は、少し礼儀のない男で、今日は何かいらいらすることがあってああいうふうになっちゃったのかもしれない。

A/9月5日の夜、大理州の文化連合会の人たちがライトをつけて取材をしたが、ライトに照らされた歌い手達は恥ずかしくて歌を止めてしまった。やっぱり、歌を歌うには、相手がはっきり見えない状態の方がいい。


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