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【北海道】本間さんの投稿よりm(_ _)m 北海道の登別市の富岸小学校でのまわしよみ新聞活用の事例です^ ^

2017 年 2 月 23 日

【北海道】本間さんの投稿よりm(_ _)m 北海道の登別市の富岸小学校でのまわしよみ新聞活用の事例です^ ^

担当班が交代で「休み時間」と「帰りの会」を使ってまわしよみ新聞を作成して発表するとか。「嬉しいことに、まわしよみ新聞に取り組んでからクラス全体の学力が目に見えて向上したそうです。クラス全体がとにかく明るい雰囲気で、まわしよみ新聞を楽しんでいました」やそうで、凄いですな…。

まわしよみ新聞、いろんな先生が、いろんな現場で活用してくれてます。嬉しいことです。新しい事例があればぜひともご紹介ください。集合知にしていきましょう。

なにはともあれ、本間さん、牧野先生、関係者のみなさん、ありがとうございます!m(_ _)m

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小学生のすごい「まわしよみ新聞」を紹介します!一昨日2/8、北海道登別市立富岸小学校6年1組を訪問しました。

・登別市立富岸小学校(校長:安宅錦也先生)登別市富岸町2-17-4
6年1組担任:牧野広太先生(2枚目の写真に写っている男性です)

このクラスは担任の牧野広太先生の熱心な指導で、まわしよみ新聞を毎日の「帰りの会」を継続実施しています。牧野先生が自宅で購読している北海道新聞と同僚の先生が購読している朝日新聞の前日の朝刊と前々日の夕刊を使用。生徒は3~4人の担当班が交代で休み時間を使ってまわしよみ新聞を「帰りの会」までに仕上げて、自分が切り取った記事について「事実」「意見と根拠」「提案」を発表します。

もともとは牧野先生が「全国小・中学校・PTA新聞コンクール」に応募するために「新聞委員会」を編成して取り組んだのがきっかけです。2014年の第64回コンクールは学級新聞の部で優秀賞、2016の第66回は最優秀賞を受賞しました。

毎週1、2号の学級新聞づくりと並行して、毎日のまわしよみ新聞に取り組んでいます。牧野先生が道新の記事を読んでまわしよみ新聞に興味を持ち、古本店で陸奥賢さんの『まわしよみ新聞のすすめ』を購入、2016年4月からスタート。

6年1組は33人、生徒は9日に1回のサイクルで担当が回ってくるので負担感はないそうです。とにかく喜々として取り組んでいて、毎日繰り返すことで発表力が飛躍的に向上したようです。一般的に小学生が作ったまわしよみ新聞は写真、広告などが多いのですが、このクラスはしっかりと社会に目を向けています。

発表前に「事実」「意見と根拠」「提案」を1枚の紙に書き出し、実際の発表時は内容を暗記してその紙を見ないで発表することで、真の読解力、問題発見力、提案力が身につきます。非常にハイレベルな新聞活用です。

<牧野広太先生のプロフィール>
旭川市出身、北海道教育大学卒の33歳。専門は国語。中学生の社会科の先生の影響で新聞をよく読むようになったとのこと。大学でバスケットボール部に所属、ミニバスケット男女の監督。4年生の夏から1年半、大学を休学して自転車で日本一周の旅へ。時間が余ったのでさらにピースボートで世界一周も経験。目的は「百聞は一見に如かず」を実践して、生徒に自分が体験したことを迫力をもって伝えたいと考えたことだそうです。実際にその土地に行って人と会い、話を聞いて、現地の物を食べて飲む。臭いを嗅ぐ。そうしなければわからないことがたくさんある。新聞はそうやって作られているから大事に活用しているとのこと。そして生徒に読ませて、作らせています。

嬉しいことに、まわしよみ新聞に取り組んでからクラス全体の学力が目に見えて向上したそうです。クラス全体がとにかく明るい雰囲気で、まわしよみ新聞を楽しんでいました。

牧野先生にお会いして、子どもたちの力強い発表を聞いていると、池上彰さんの著書「小学生から『新聞』を読む子は大きく伸びる!」の説得力がより一層大きく感じます。


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