ハサミ
【S市】まちづくりのコンサルをしてはるMさんから聞いたお話。まわしよみ新聞を、大阪の某S市でやろうとしたら「ハサミを使うなんてトンデモナイ!」と担当部署(総合計画とか総合企画とかまちづくりを考える部署やそうです)の反対で企画が頓挫したそうです。
「もし市民が新聞記事を切り取る時に手を切ったりしてケガでもしたらどうするのか!?」ということやそうで。一応、いっときますが、子供のワークショップちゃいますよ。大のオトナが、これからのまちづくりについて考える市民参加型ワークショップの企画で、です。
一応、ぼくも4年以上、あっちこっちの行政でまわしよみ新聞をやってきましたが・・・そん中には子供や高齢者もようさん参加してくれていますが・・・初めて聞きましたな。「ハサミが危ないからまわしよみ新聞はできない」て・・・。
あれですかね?S市では、まちづくりのワークショップとか対話をすると、思わず場がエキサイトして、市民同士が立ち上がって、「表にでろ!」とか殴り合ったりして、そんなときにハサミなんかが近くにあったら危ない!・・・とかそういうことですかね?すごいな。S市。パッションが凄い。
なにはともあれ、S市の行政マンの、危機管理に対する知見の高さ。卓越したリスクマネジメント能力には脱帽です。ちなみに、これは「ワークショップで市民がケガして、おれの責任になったらどうするんだ!?」ということではないと思います。行政マンの保身第一とかではない。決して。断じて。S市民のことを第一に考えた結果です。
まぁ、世の中には「安全ハサミ」とか「幼児用ハサミ」とかあるので、危機管理能力の高い行政マンには、こちらの使用をオススメしておきますm(_ _)m