御土居は現在では11箇所ぐらい視認できますが、大部分はわからない。この「見えたり、見えなかったり」というチラリズムが御土居の魅力ですw
2017 年 6 月 27 日
御土居は現在では11箇所ぐらい視認できますが、大部分はわからない。この「見えたり、見えなかったり」というチラリズムが御土居の魅力ですw
平安京は中国の都市構造、都市計画をそのまま模倣したので、日本の風土とまったく合ってなかった。あっというまに右京エリアが寂れてしまって、狐狸盗賊強盗妖怪魑魅魍魎が棲むようになるのも、その概念優先の官僚仕事やったから。
その大陸式の都市のグランドデザインを変革して、日本式の都市のグランドデザインにしたのが秀吉であり、御土居はその象徴。御土居を歩くと、秀吉の都市計画の天才性に気づきます。秀吉は墨俣の一夜城伝説なんかもありますが、ほんまに地形やら風土を読み込むのが上手い。
例えば信長は全滅戦争を仕掛けていきましたが、秀吉は水攻め(兵糧攻め)で次々と城を落としていく。川の水を堰き止めたり、堤防を破壊したりして、どんな名城も水浸しにして物資の供給をシャットダウンする。
これ、言うは易しですが、なかなかできん戦法でっせ。よっぽど土木に強く、地理を掌握さなできん。城攻めの天才は、また城守りの天才でもある。都市(城下町)というものを熟知している。現在の大阪や京都は、秀吉のグランドデザインをほぼ踏襲してます。歩くたびに見事と唸る。日本最大の都市計画者は、間違いなく秀吉です。
御土居ツアーは都市とはなにか?を教えてくれるし、また人間(都市の辺境に住んだ人々)とはなにか?を教えてくれます。体感する。全4回。できれば全部来て欲しいですがw まあ、1回でも構いません。ぜひともご参加ください!m(_ _)m
合言葉は
「御土居ファースト」
「御土居を取り戻す!」
「御土居がある日本に産まれてよかった」
ですww
カテゴリー: 雑感