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大分合同新聞社さんの井上さんの投稿より!おうちでまわしよみ新聞!

2015 年 1 月 12 日 Comments off

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大分合同新聞社さんの井上さんの投稿より!おうちでまわしよみ新聞!

なんと小学校3年生の娘さんが前回のまわしよみ新聞が面白かったらしく、まわしよみ新聞をやりたい!とリクエストしてきたとか(!?)まわしよみ新聞がそれほどまでにオモロイのか?井上さんの娘さんが知的でスゴイのか…σ(^_^;)

なにはともあれ、ありがとうございました!^ ^




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【東京都】■2/19(木)19時30分より五反田のコワーキングスペース「CONTENTZ」さんにて「まわしよみ新聞編集長養成講座」実施!参加者募集中!

2015 年 1 月 12 日 Comments off

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2/19(木)に東京で久しぶりに「まわしよみ新聞編集長養成講座」をやります!^ ^ 他者から記事を紹介されることで自分の世界・興味・関心をセレンディピティ的に拡張し、プレゼンテーションや対話能力を養うコミュニケーション・ツールであり、さらにメディア・リテラシーや編集デザインスキルを涵養するものづくり体験でもある…というメディア遊びが、まわしよみ新聞です。ご興味ある方はぜひともご参加してください!m(_ _)m

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■2/19(木)19時30分より東京・五反田のコワーキングスペース「CONTENTZ」さんにて「まわしよみ新聞編集長養成講座」実施!参加者募集中!
https://www.facebook.com/events/908569492500923/

久しぶりに東京で「まわしよみ新聞編集長養成講座」を行います!まわしよみ新聞は「いつでも、どこでも、だれでもできるコモンズ・デザイン」による新聞を使った大喜利、カードゲームのようなメディア遊び。コミュニケーション・ツールであり、世界情勢にも詳しくなり、さらにものづくり体験でもあります。まわしよみ新聞発案者の陸奥賢(社会実験者/コモンズ・デザイナー/観光家)が、まわしよみ新聞の作り方のコツを伝授します。ご興味ある方は、ぜひともご参加してください~!m(_ _)m

■日時:2/19(木)19時30分~
■場所:東京・五反田のコワーキングスペース「CONTENTZ」
東京都品川区西五反田1丁目13−7
■参加費:1000円
■定員:20名
■編集長:陸奥賢(まわしよみ新聞オーナー)
■協力:品川経済新聞、CONTENTZ、エスノドラマ研究室


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■1/19(月)19時より「コワーキングスペース往来@暇活」(空堀)にて「当事者研究スゴロクで遊ぼう!」を実施します!

2015 年 1 月 12 日 Comments off

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■1/19(月)19時より「コワーキングスペース往来@暇活」(空堀)にて「当事者研究スゴロクで遊ぼう!」を実施します!
https://www.facebook.com/events/1502312143385695

「当事者研究スゴロク」を作ったり、遊んだりしてから参加者のみなさんと一緒に「当事者研究についてのトーク」なんかをやります。「当事者研究をまったく知らない、わからない」という方でも全然、大丈夫です。ご興味ある方はぜひともご参加してください~!^^

■開催日時:1/19(月)19:00~
■開催場所:コワーキングスペース往来
住所:大阪市中央区谷町6-5-26 複合文化施設「萌」2階
(地下鉄谷町線「谷町6丁目」駅4号出口より徒歩3分)
Tel&Fax:06-6796-8834
Mail:ourai@adash.or.jp
■参加費:1000円


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佐賀県で行われているピアサポート協会さんの「きらりの集い」で「NPOそーね」の一ノ瀬さんが「当事者研究スゴロク」を実施!ありがとうございます〜!^ ^

2015 年 1 月 12 日 Comments off

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佐賀県で行われているピアサポート協会さんの「きらりの集い」の分科会で一ノ瀬さんが「当事者研究スゴロク」を実施!笑い声が絶えないぐらい、えらい盛り上がったようです。さすが一ノ瀬さん!ありがとうございます〜!^ ^

当事者研究スゴロクはオープンソースで、公式サイトから無料でスゴロクをダウンロードできますが、誰でも使用可能ですから。佐賀県で流行ると嬉しいなあw みなさん、ぜひ遊んでみてください!m(_ _)m

■「当事者研究スゴロク」公式サイト
http://tk-sugoroku.jimdo.com/

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きらりの集い in 佐賀 二日目。

昨日はオープニング。本日はいよいよ分科会です。大阪の阪本病院さんの分科会発表「当事者研究すごろくと当事者研究」に、講師として参加しました。

佐賀市の街の一角にある、レトロな趣の景観保存区。そこの古民家を数軒貸し切り、様々な団体や個人が主催する、10前後の分科会が行われました。

阪本病院チームの会場は、大正天皇がお風呂に入りにきたことがある!という歴史をもつ見事な古民家。その見事な庭が見える奥座敷で、合計30名以上の方と当事者研究すごろくをし、その後に当事者研究をしました。

すごろくでは笑い声が絶えず「苦労度6コマ」を獲得する人が何人も出ました。当事者研究をしらない参加者さんからも素晴らしい自己病名が出されていて盛り上がりました。

私は「ホワイトボードを前にして漢字がかけなくなる病」が、いつも通り発病しました(^^)ああ…これは「取り憑かれたら、普段書ける漢字も書けなくさなってしまう」という妖怪の「漢字ぼやりん」に憑かれているだわ…!と、自分で頷き、その場の皆さんに助けてもらいながらなんとか役目をこなすことができました。

素晴らしい分科会になり、阪本病院チームは一安心。さすがに本日は疲れて、夜はお宿でのんびり。

実は本日は、大阪の應典院ではコモンズフェスタでNPOそーねの企画「とりつき妖怪大研究!」も開催されました。大阪と佐賀、互いに状況報告をしながら活動した一日でした。

明日、大阪に帰ります。


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■現在に蘇る「大阪七墓巡り復活プロジェクト」

2015 年 1 月 11 日 Comments off

大阪七墓巡り復活プロジェクトの原稿を書いてくれといわれたので、原稿を書きました。1800文字。

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■現在に蘇る「大阪七墓巡り復活プロジェクト」
大阪七墓巡り復活プロジェクト実行委員会 代表 陸奥 賢

「大阪七墓巡り」は江戸時代にあったという大阪の町衆の祭礼です。毎年、盆の頃になると市中郊外の七墓(梅田、南濱、葭原、蒲生、小橋、千日、鳶田など。文献によって墓が変わります。いろんな巡り方があったようですな)を巡り、「無縁仏」を供養したとか。いつはじまったか?は不明ですが、近松門左衛門が『賀古教信七墓廻』という戯曲を書いていて、その中に七墓巡りが登場しています。この戯曲は元禄15年(1702)の作品ですから、その頃には、すでにある程度は、大阪庶民に広く知れ渡っていた風習なんやないか?と思われます。
 
面白いのが将軍・吉宗が亡くなった頃に、喪に服すために歌舞音曲の類が禁じられるんですが、七墓巡りの連中は「うちらは無縁仏の供養のためやからええやないか」といった陳情書があるそうで、これがゆえに七墓巡りは歌舞音曲とともにやっていたということがわかります。また「七墓巡りをやります」というと夜通し、大阪のまちを徘徊できるので、中には酒を飲んで酔っぱらって寺で暴れるような輩もいたようで、苦言を弄している古文献などもあります。昭和の文献ですが『郷土研究 上方』の「大阪探墓号」(第56号)には、七墓巡りの錦絵(当時すでに七墓巡りは廃れていたので、これは想像図なんですが)が収録されていて、これを見ると鉦を持った連中が、夜の大阪のまちを歩いていますが、なんだか陽気で、みんな表情が明るい。供養の巡礼で宗教行為ですが、アートや芸能、エンターテイメント、観光的な要素がごちゃ混ぜになっている。庶民的で、エネルギッシュで、カオスモスで、じつに大阪的な祭礼といえます。ただ残念なことに明治以降は墓地の消滅やら、近代都市化によって七墓巡りはなくなってしまいました。大阪七墓巡り復活プロジェクトは、この失われた大阪の祭礼を現代風に復活させたらおもろいんちゃうか・・・?ということで、観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者の陸奥賢が中心となって、2011年から活動をはじめたプロジェクトです。

戦後の高度経済成長期のイケイケ押せ押せの時代は終わって、いまは少子高齢化の時代です。2050年には日本の人口は1億人を割り、3000万人以上も人が減るとか。当然、日本は経済的に没落していくし、限界集落は消滅し、都市の空洞化も進むことでしょう。子供、跡継ぎがいませんからムラとか地域社会とか会社とかコミュニティといったものは淘汰され、崩壊していく。時代は閉塞していき、若者は孤独感を抱え、ひきこもりやらネット依存にはまり、老人もどんどん孤独死していく。要するに「無縁社会」に突入していくわけですが、こうした無縁がスタンダードとなる時代には、だからでこそ「無縁者が集まれる祭礼」が必要なんやないか?というのが七墓巡りを復活させる現代的意義といえます。

基本的に祭礼というのは、コミュニティに所属しないと参加できません。岸和田だんじり祭は岸和田の町内の人間だから曳行に参加できるわけです(最近はヘルプも多いようですが…)。ところが大阪七墓巡りは無縁仏を供養する祭礼ですから、だれでも参加できるという稀有な祭礼です。また、死んでしまった無縁者を供養しようと、生きている無縁者たちが集まるわけですが、七墓(毎年、徒歩で巡ってます。約30キロで10時間ほどかかります)を巡っている最中に会話をはじめ、結果として有縁の関係性が産まれてきます。珍奇な祭礼なので若い男女の参加も多いんですが、じつは七墓巡りをキッカケに付き合い始めたというカップルが何組もいます。なんと無縁仏が恋のキューピッドになってしまった(笑)無縁仏も喜んでいるんやないか?と思います(もしくは嫉妬してるかも知れませんが)。

思えば「無縁仏」という存在は、すでに死んでいる人間なので絶対に会うことはありません。自分とは何の縁も関係性もない存在であり、「他者中の他者」です。この無縁仏という「究極の他者」「絶対の無縁」に比べたら、いま生きている人たちとは話もできれば、ふれあうこともできる。「無縁社会なんていうが、無縁仏に比べたら、そんな大した無縁ではない」と思えたら、少しは、この無縁社会の生きづらさを解消できるかもしれません。

今年も8月15日(終戦記念日)に大阪七墓巡りを実施予定です。詳細はfacebookページをご覧ください。

■大阪七墓巡り復活プロジェクト公式ページ
https://www.facebook.com/osaka7haka


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ピアサポート協会きらりさんが、1/10~12まで、佐賀で「きらりの集い」というのをやっていて、そこで当事者研究スゴロクのイラストを描いてくれた漫画化の一ノ瀬さんが分科会で「当事者研究スゴロク」を発表してくれます!^^

2015 年 1 月 11 日 Comments off

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ピアサポート協会きらりさんが、1/10~12まで、佐賀で「きらりの集い」というのをやっていて、そこで当事者研究スゴロクのイラストを描いてくれた漫画化の一ノ瀬さんが分科会で「当事者研究スゴロク」を発表してくれます!^^ おもろいスゴロクネタがでてくるかな?ww なにはともあれ、一ノ瀬さん、ありがとうございます~!!m(_ _)m


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長野県NIE推進協議会さんの「ながのNIEだより27号」で1/31開催予定の「第8回長野県NIE研究会」の案内がでています。ぼくが講師でまわしよみ新聞編集長養成講座を実施します^^ 長野県界隈の方、NIE関係者のみなさま、ご興味ある方は、ぜひともご参加してください!m(_ _)m

2015 年 1 月 11 日 Comments off

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長野県NIE推進協議会さんの「ながのNIEだより27号」で1/31開催予定の「第8回長野県NIE研究会」の案内がでています。ぼくが講師でまわしよみ新聞編集長養成講座を実施します^^ 長野県界隈の方、NIE関係者のみなさま、ご興味ある方は、ぜひともご参加してください!m(_ _)m

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■「ながのNIEだより」27号を発行しました。
http://www2.shinanoji.net/nie/

長野県NIE推進協議会は、「ながのNIEだより」27号を発行いたしました。本号は、1月31日に開催する「第8回長野県NIE研究会」の参加者募集を掲載しています。同会では、新聞のもつ「自分の世界を広げる可能性」に注目した「まわしよみ新聞」のワークショップを行います。講師は、「まわしよみ新聞」の生みの親である、むつさとしさんです。また、来年度新たに研究を始めるNIE指定校(小中高6校)募集のお知らせも。ご一読いただき、NIEへのご興味を深めていただければ幸いです。

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■第8回長野県NIE研究会
http://www2.shinanoji.net/nie/2014/12/post_158.html

「第8回長野県NIE研究会」を下記の要領で開催いたします。新聞を授業で活用したい、活用方法の幅を広げたいとお考えの教職員の皆さま、ご参加お待ちしております。

■期日:2015年1月31日(土)午後1時15分〜午後5時
■会場:信濃毎日新聞長野本社2階講堂
■内容:
1)県NIE研究会総会(午後1時15分〜)
2)県NIE研究会(午後1時30分〜)

(1)講演&ワークショップ「まわしよみ新聞 講座」
講師: むつ さとし 氏(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)

(2)研究協議
分散会。課題を明らかにし、NIEの可能性を探る

(3)懇親会(午後5時〜)

■参加費:研究会は無料、懇親会は会費1,000円
■駐車場:なし ※周辺の駐車場をご利用ください。
■持ち物:筆記用具、はさみ、のり
■申し込み:下記へ所属、名前、懇親会の出欠をご連絡ください。
長野県NIE推進協議会事務局
電話(026)236-3480  
ファクス(026)236-3096
メール:nie@shinanoji.net


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Miyoshiさんが直観讀みブックマーカーテロにやられたそうですww

2015 年 1 月 10 日 Comments off

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Miyoshiさんが直観讀みブックマーカーテロにやられたそうですww

※直観讀みブックマーカーテロとは?
まず、本屋、古本屋、図書館など、本がたくさんあるところで「直観讀みブックマーカー」をします。作った直観讀みブックマーカーを、そのへんの適当な本にこっそり挟み込みます。後日、本を買ったり、借りる人がいると、本の中から直観讀みブックマーカーがでてきて読むと「まったく意味不明な謎の言葉」が書かれていて「なんじゃこりゃああああ」とジーパン刑事(松田勇作)並みに叫んで混乱する・・・という高等知的遊戯なテロですww ←この結果、なにが起こるか?というと、謎の言葉の本を探して読みたくなってくる・・・という不思議な効果があります。「本と人との新しい出逢い方」ですww

Miyoshiさん、『コミュニティ・デザイン』(著・山崎亮さん)を借りたら、中から直観讀みブックマーカー(村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より)がでてきたとか。ええですなww

■直観讀みブックマーカー~本と人との新しい出逢い方~
http://tyokkannyomibookmarker.info/


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「わかりあう会話」ではなく「わかりあえない対話」を。

2015 年 1 月 10 日 Comments off

「会話」は「話を会わす」わけです。合意形成がなされる。「対話」は基本的には合意形成とはならない。対照的、対立的、対抗的、対峙的な話し合いですから。だからモヤモヤする。イライラする。なんで?って疑問が産まれてくる。

要するに「会話」からは「答え」が産まれ、「対話」からは「問い」が産まれる。

民主主義は会話ではなくて、対話を尊重しなければならない。なかなか歩み寄れない。答えがでない。しかし、だから、何度でも対話を積み重ねる。容易に、スマートに、合意形成しない。できない。ところが「そんなもんまどろっこしいわい!」という人間たちが会話に走る。しかし政治が会話的手法でやられると危ない。それは談合であり、利権であり、やがて全体主義となる。

「話しあうことは大事」とよくいいますが、この会話と対話の違いは重要で。大体、みんな、会話をしようとしている。そして、その目的は結局のところ、自分を正義というか、正統化することなんですな。中には相手の話を聞かないどころか、ウソでもハッタリでもいいから、兎に角、相手を力技でもねじ伏せて黙らせて合意形成(自分の意見を飲ませる)に持ち込もうとする人間なんてのもいる。例としてあげるならば、どっかの某H市長なんかは判り易くて、彼は会話の天才なんでしょうなw しかしあんまり対話を尊重するようには思えません。ビジネス狂時代ですからな。ビジネス的思考が蔓延し、どんどん結論を急ぎ、短絡的で破滅的なまでにスピードを求める世の中になってきている。だから彼のような政治家に人気も集まる。

「わかりあう会話」ではなく、容易に合意形成しない、「わかりあえない対話」を。ゆっくり、じっくり、焦らず、ぼちぼち、やりまひょ。


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應典院コモンズフェスタ2015「なまずさま生活」、はじまりました。

2015 年 1 月 9 日 Comments off

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應典院コモンズフェスタ2015「なまずさま生活」、はじまりました。應典院の2階「気づきの広場」にいくと、なまずさまがいます(1/25まで)。ぜひみなさん、遊びにいってください^^ 芳名帳もおいてあるので、お名前を書いていただけると、なまずさまも喜びますw 17日は「なまずさま供養会」も実施。詳細はFBページをご参照くださいm(_ _)m

■【應典院コモンズフェスタ2015】2015/1/17(土)12時より應典院にて「ナマズさま供養会~ナマズさまのいのちを頂いて生きる~」
https://www.facebook.com/events/1426229157667010/

※画像は「ごあいさつ」と「気づきの広場」の様子。

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■應典院コモンズフェスタ2015企画
「なまずさま生活&なまずさま供養会」

■企画者からのごあいさつ

アウシュビッツ強制収容所から生還した哲学者のV・E・フランクルの著書『夜と霧』には、こんな言葉があります。

「ユーモアへの意志、ものごとをなんとか洒落のめそうとする試みは、いわばまやかしだ。だとしても、それは生きるためのまやかしだ。苦しみの大小は問題でないということをふまえたうえで、生きるためにはこのような姿勢もありうるのだ。」
V・E・フランクル『夜と霧』「収容所のユーモア」より

2015年1月17日。阪神淡路大震災から20年。いろんな追悼のイベントや企画が行われることでしょう。おそらくその中でもちょっと風変りでユーモラスな企画が、この「なまずさま生活&なまずさま供養会」ではないか?と思います。

「なまず」と聞けば、大部分の日本人は「地震」を思い起こす。なんとも不思議なことです。これだけ科学的な思考が発達、蔓延、浸透した世の中でも民間伝承、迷信、都市伝説というのは、なくならないんですな。ぼくが「いま、じつは家で、なまず飼ってるねん」といえば、スマホ片手の若者でも「へぇ。地震がくるときは暴れますか?」なんてことを無邪気な顔で聞いてくる。

震災追悼の儀式。そこでは「地震の恐ろしさや怖さ」「愛する人を失う哀しさや悲劇」「人間の愚かさや無力」といったことが語られる。それはとても大事なことです。その必要性や価値を、ぼくは決して蔑ろにするわけではない。しかし、地震に畏れ慄きながらも、その心の闇を笑いに転じて、吹き飛ばす力というのも、じつは人間には備わっていると思う。

Humour(ユーモア、笑い)とは、Human(ヒューマン、人間)が変化して出来た言葉とか。人生は辛く、一寸先は闇。本当になにが起こるかわからない。理不尽で、不確定で、地獄以上に地獄的だといった文豪もいる。しかし、そんな環境の中でも、人間は笑うから、人間になる。闇に捉われ、苦しみ、戸惑い、なぜ?と絶叫し、しかし最後には、笑う。ぼくは笑いながら死んでいきたい。人間として死ぬというのは、そういうことだから。

なまずさまは、そんな人間さまのことなんか、知らんと、今日も、ゆらゆら泳いでます。

2015/1/9 陸奥賢(社会実験者/コモンズ・デザイナー/観光家) 記

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■なまずさま生活 
2015/1/10~2015/1/25まで。
應典院・2階・気づきの広場にて。参加費無料。

■なまずさま供養会 
2015/1/17 12時より應典院・研修室Aにて開始。
なまずさまを供養(導師・秋田光軌師)し、みんなでなまずさま料理を食べます。
参加費1000円。定員20名

※詳細は以下のリンクを参照ください。
https://www.facebook.com/events/1426229157667010/


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