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正しいことは1つしかないが、過ちは∞(無限大)にある。無限大のパターンがあるから、中には正しさを超えるものもある。

2015 年 1 月 30 日

生物学的には人類の二足歩行は進化ではなくて失敗なんやそうで。あれは歩行ではなくて、じつは倒れている。倒れそうになるから足が出て、結果として前に進む。四足歩行の動物はちゃんと安定的に体重移動させるのでエネルギーが必要で、だから行動範囲も狭い。人類は倒れつつ移動したので、エネルギー消費が少なく、寒帯から温帯まで地球上に散らばることができた。

二足歩行するロボットを作ろうと思うと大変なのもそこで。超高性能なICチップでも人間のアタマ(脳)のサイズにはならないとか。カラダに対して数倍、数十倍、大きいアタマを作らないとカラダを制御できない。ロボットのように正しく物事を組み立てようとすると、理路整然とシステマチックに構成しようとすると、人類の二足歩行はじつにトリッキーで再現できない。

進化ではなくて失敗が生物の領域を広げたという話はなかなか面白い。正しいことではなくて、過ちこそが、じつは最も可能性に満ち溢れている。要するに、正しいことは1つしかないが、過ちは∞(無限大)にある。無限大のパターンがあるから、中には正しさを超えるものもあるということなんでしょう。

失敗の可能性。誤作動のキャパシティ。エラーの深さ。社会実験者は、そこに身を投じる。


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