明日の4月1日の毎日新聞朝刊に「まわしよみ新聞」の取材記事が掲載される予定です!しかし残念ながら関東甲信越、東北、九州版などには掲載されますが、ぼくがいる関西版には掲載されないとのこと。あやー。関東甲信越、東北、九州の人はお楽しみに!
もしよろしければ、誰か毎日新聞を手にいれたら、記事をスキャンして送ってくださいww
■まわしよみ新聞
http://www.mawashiyomishinbun.info/
東京(江戸)の「公共」は「幕府」や「政府」といった権力構造が支えてきたことに対して大阪(浪華)は常に「町衆」の手にありました。しかし明治維新以降の150年に及ぶ近代国民国家システムと、「生政治化」(ミシェル・フーコー)によって、ついに大阪的(町衆的)公共も麻痺しはじめて、それが「大阪都構想」(中央集権モデル)を提唱する橋下市長や維新現象にも繋がっている。東京がすでに、こうした中央集権的な公共モデルに限界を露呈して急速に崩壊しつつある中で、大阪が今更「東京モデル」に舵を取ることは周回遅れで、はっきりいえば不毛です。大阪には大阪らしい公共モデルがあるはず。その覚醒のためには「堺」「大坂本願寺」「タニマチ気質」といった大阪の誇るべき「歴史的公共」を再検証することや、「失われた20年」を経て誕生してきた「かえっこバザール」「住み開き」「まわしよみ新聞」といった「遊びの公共」が重要な鍵を握るのではないか・・・?
以上、呟き。
山口県宇部市の「特定非営利活動法人ライフワーク支援機構」さんが「まわしよみ新聞」を実施してくれたようです!おそらく山口県での「まわしよみ新聞」の実施は初めてではないでしょうか?w 特定非営利活動法人ライフワーク支援機構さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます~!^^
以下のレポート記事は「ライフワーク通信4月号」(特定非営利活動法人ライフワーク支援機構)より。
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■「ライフワーク通信4月号」(特定非営利活動法人ライフワーク支援機構)より
http://shi-saposute.com/pdf/tushin201404.pdf
3月13日(水)に勤労青少年会館にて、コミュニケーションセミナーで「まわしよみ新聞」を作成しました。前半では、一人ひとりが新聞から気になる記事をピックアップして要約し、プレゼンをすることで、考えをまとめ、わかりやすく伝えるためのトレーニングをしました。後半では、それぞれがまとめた記事を大判用紙に貼り合わせ、記事に対する意見や感想を書き込み、一面記事をどれにするかなどレイアウトを工夫して、参加者全員で「まわしよみ新聞」をつくりました。最初は口数が少なかった参加者も一緒に作業を進めていくうちに緊張もほぐれ、みんなで意見を交換したり協力しながら完成させることができました。他の参加者がピックアップした記事をみんなでまわしよむことで、自分の興味や関心のない分野にも触れることができ視野を広げることができたようです。
これは面白い企画ですww なんと大阪万博(1970年)時代の千里ニュータウンの新聞から「まわしよみ新聞」を作ろうという試みです。めっちゃ興味深いです。こういうの待ってました。吹田市やるなぁww ご興味ある方はぜひとも!!^^
■まわしよみ新聞(ラコルタとの共同事業)
http://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-toshiseibi/senri/johokan/_57692/_60132/_61278.html
千里ニュータウン情報館と市民公益活動センターラコルタで共同事業を行います。昭和45年(1970年)頃の、千里ニュータウンの新聞をまわしよみして、壁新聞を作成します。お気軽にご参加ください。
■日時:平成26年(2014年)5月23日(金曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
■場所:千里ニュータウンプラザ2階エントランス
■その他:申込不要、参加無料、先着20名まで。
堺と大阪は日本では非常に珍しい商業都市ですが、この2つの商業都市は全く性格が違います。堺は戦国時代の商業都市で、刀や鉄砲といった人を殺す武器で儲かった。大阪は天下泰平の江戸時代以降の商業都市なんで、まぁ、気楽なもんですわw 堺の人間は戦国時代の堺のことを「黄金の日日」とか「堺は町衆で環濠を作って守り、平和な自治都市だった」なんてことをいいますが、それは全くの虚像で「死の商人のまち」というのが実像でしょう。色んな敗北者に恨みを買っただろうし、憎まれただろうと思います。そういうストレス、緊張感あふれる都市状況の中で、誕生してきたのが利休の「数奇」で。数奇とは「数奇な運命」の数奇で、それをやった結果、一体、どうなるかわからないけれども身を投じるという奇なる精神や実践のこと。弱肉強食・下剋上の戦国時代。いまは栄華でも、一朝には野辺の骸となっていてもおかしくない。人の生死が羽毛のように軽い時代だからでこそ、人と人との邂逅の奇を信じ、己と他者が生命を完全燃焼させるような「聖なる一回性」「一期一会」を具現化しようとした。茶道が茶道としてエトス化(儀式化、形式化。これはもちろん形骸化ともいえます)するのは堺から京都に移ってからで、京都の三千家の茶道と、堺の利休の数奇は、まるで方向性が違うものだったでしょう。
現在の堺のまちを歩いていても、そういう雰囲気はまるでないんですが、「死の商人のまちだったんだ」ということを大前提に、まち歩きを組み立ていかないと、堺のまちの本質を見落とします。こういう「都市の闇」を行政組織は黙殺しますから。民間の、町衆が、ちゃんと伝えていかないといけない。
画像は堺名物の小島屋さんの芥子餅。茶は興奮剤。芥子は鎮静剤(いまの小島屋さんの芥子餅には麻薬成分はありませんよ)。ともに「麻薬」です。出征時には茶を飲みます。そうやって感情を高ぶらせ、戦場に向かう。芥子は傷病者に用います。また初めて人を殺した時、人はあまりの高揚感で狂うとか。それを芥子で「鎮まれ!」と抑えたりする。なぜ堺に芥子餅の小島屋さんがあるのか?表層ではなく、その背景にこそ、まちの真実があります。
HAPS(東山・アーティスツ・プレイスメント・サービス)にてトークセッション&ワークショップ 『本を使ってなにしよ!? 中川和彦(スタンダードブックストア社長)× 陸奥賢(コモンズデザイナー)』用の資料。
「まわしよみ新聞」について。
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■まわしよみ新聞
新聞を用いた参加交流型メディア遊び(ワークショップ)。「いつでも、どこでも、だれでもできる」を合言葉に、無料のオープンソース・メソッドとして公式サイト(http://www.mawashiyomishinbun.info/)が公開されると、日本全国各地のカフェ、商店街、NPO拠点、寺社仏閣、コミュニティ・スペース、市民活動コーナー、新聞社、小・中・高・大学などの教育機関などで採用されて瞬く間に拡大し、2014年3月現在、北は宮城、南は鹿児島まで日本全国100カ所以上で開催されている。まわしよみ新聞編集長(ファシリテーター)は200名を超え、のべ参加者数は6000名を超える。
■まわしよみ新聞の効果
【①自分の世界を広げる】インターネットは「情報検索性」に優れていますが、自分の好きな、関心・興味のある情報ばかりを収集してしまって世界観を狭めてしまう弊害(情報メタボ)が起こります。それに対して新聞は「情報総覧性」に優れたメディアで、自分の興味・関心の範囲外の記事が多数、掲載されています。自分の世界を広げることができます。
【②他者を理解する】多様な記事が掲載される新聞の中から、どんな記事を切り取るのか?ということで、その人となり、キャラクター、パーソナリティがわかります。初めて会った人同士でも「まわしよみ新聞」を実施すると、お互いの共通の関心・興味などが発見でき、親しくなります。
【③プレゼンスキルを養う】自分が切り取った記事の面白さを他者に伝えようとするさいに、ただ新聞を読み上げるだけでは、なかなか興味・関心を示してくれないときがあります。そこには記事の魅力を、実感を伝えるプレゼンテーションが必要になってきます。「まわしよみ新聞」に参加することで自然とプレゼンスキルを上達していきます。
【④メディア・リテラシーの向上】同じニュースでも新聞各社にとって伝え方が違います。そうしたメディアのスタンスを可視化することで、メディア・リテラシーを育成していきます。
【⑤編集力、構成力を鍛える】「まわしよみ新聞」は、いろんな新聞から記事を取捨選択し、プレゼンし、またみんなで1枚の壁新聞を作ります。最後の壁新聞作りの作業では「どんな紙面を作ればみんなに読んでもらえるか?」と考え、編集(デザイン)や構成(レイアウト)の能力が練磨されます。
■直観讀みブックマーカーの特徴
①カオスモス(意味不明なもの)との出逢い
「直観讀みブックマーカー」では判り易い模範解答はなかなか出ません。思いがけない、わけのわからないカオスモスな答え(文章)ばかりが出てきます。いろいろと混乱しますが、しかし、そのカオスモスを、どう読み解くか?深読みしたり、裏読みしたり、斜め読みしたりして、思考の幅を拡大させます。
②読んだことがない本、興味がない本でも出来る
読んだことがない本、興味がない本でも、とにかく手にして直観讀みブックマーカーを作ることができます。直観讀みしても「やっぱり興味ない。面白いない」ということも勿論ありますが、時には「意外と面白いな。読んでみてもいいかも」と思わされる瞬間が起こったりします。「本の試食」ができます。
■直観讀みブックマーカーのやり方
①この世にある、ありとあらゆる本でできます。1冊の本を手にし、本に尋ねたいことや聞きたいこと(「愛とはなんですか?」「〇〇さんのキャッチコピーを教えてください」「今年の抱負は?」など)を想いながら真剣に祈ります。
②目を閉じたまま、直観で「答え」が書いていそうだな?というページを開き、目を閉じたまま、この辺りかな?という部分を指差します。そこの指さした文章を「直観讀みブックマーカー」に書き出します。「偶然に身を任せる」ことが肝心です。
③作ったブックマーカーをみんなにみせて意見交換します。ブックマーカーは土産として持ち帰り、実際にブックマーカーとしても使用できます。
HAPS(東山・アーティスツ・プレイスメント・サービス)にてトークセッション&ワークショップ 『本を使ってなにしよ!? 中川和彦(スタンダードブックストア社長)× 陸奥賢(コモンズデザイナー)』用の資料。
「直観讀みブックマーカー」について。
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■直観讀みブックマーカー
http://tyokkannyomibookmarker.info/
或る休日の昼下がりに、都市をぶらぶらと散歩して、何気なく古惚けた本屋に入り、ふと手にした古書を開き、その一文に天啓のようにハタと心打たれる、あの珍妙不可思議なる体験をご存じ?逍遙の果てに、まるで自分が百年探し求めていたような、美しき言葉と出逢う。出逢ってしまう。そんな偶然の、意外性の、無意識の、閃きの、浪漫の、夢のような読書のエトス(型)を、同好の紳士淑女と楽しみ、そうして出逢った言葉たちを元に本の栞(しおり)を創る高等知的遊戯を「直観讀みブックマーカー」といいます。本と人との新しい出逢い方。さあ、皆さん、ご一緒に、直観讀みブックマーカーしませう。
■直観讀みブックマーカーのやり方
①この世にある、ありとあらゆる本でできます。1冊の本を手にし、本に尋ねたいことや聞きたいこと(「愛とはなんですか?」「〇〇さんのキャッチコピーを教えてください」「今年の抱負は?」など)を想いながら真剣に祈ります。
②目を閉じたまま、直観で「答え」が書いていそうだな?というページを開き、目を閉じたまま、この辺りかな?という部分を指差します。そこの指さした文章を「直観讀みブックマーカー」に書き出します。「偶然に身を任せる」ことが肝心です。
③作ったブックマーカーをみんなにみせて意見交換します。ブックマーカーは土産として持ち帰り、実際にブックマーカーとしても使用できます。
■直観讀みブックマーカーの特徴
①カオスモス(意味不明なもの)との出逢い
「直観讀みブックマーカー」では判り易い模範解答はなかなか出ません。思いがけない、わけのわからないカオスモスな答え(文章)ばかりが出てきます。いろいろと混乱しますが、しかし、そのカオスモスを、どう読み解くか?深読みしたり、裏読みしたり、斜め読みしたりして、思考の幅を拡大させます。
②読んだことがない本、興味がない本でも出来る
読んだことがない本、興味がない本でも、とにかく手にして直観讀みブックマーカーを作ることができます。直観讀みしても「やっぱり興味ない。面白いない」ということも勿論ありますが、時には「意外と面白いな。読んでみてもいいかも」と思わされる瞬間が起こったりします。「本の試食」ができます。
堺と大阪は日本では非常に珍しい商業都市ですが、この2つの商業都市は全く性格が違います。
堺は戦国時代の商業都市で、刀や鉄砲といった人を殺す武器で儲かった。大阪は天下泰平の江戸時代以降の商業都市なんで、まぁ、気楽なもんですわw
堺の人間は戦国時代の堺のことを「黄金の日日」とか「堺は町衆で環濠を作って守り、平和な自治都市だった」なんてことをいいますが、それは全くの虚像で「死の商人のまち」というのが実像でしょう。色んな敗北者に恨みを買っただろうし、憎まれただろうと思います。そういうストレス、緊張感あふれる都市状況の中で、誕生してきたのが利休の「数奇」。
数奇とは「数奇な運命」の数奇で、それをやった結果、一体、どうなるかわからないけれども身を投じるという奇なる精神や実践のこと。弱肉強食・下剋上の戦国時代。いまは栄華でも、一朝には野辺の骸となっていてもおかしくない。人の生死が羽毛のように軽い時代だからでこそ、人と人との邂逅の奇を信じ、己と他者が生命を完全燃焼させるような「聖なる一回性」「一期一会」を具現化しようとした。
茶道が茶道としてエトス化(儀式化、形式化。これはもちろん形骸化ともいえます)するのは堺から京都に移ってからで、京都の三千家の茶道と、堺の利休の数奇は、まるで方向性が違うものだったでしょう。
現在の堺のまちを歩いていても、そういう雰囲気はまるでないんですが、「死の商人のまちだったんだ」ということを大前提に、まち歩きを組み立ていかないと、堺のまちの本質を見落とします。こういう「都市の闇」を行政組織は黙殺しますから。民間の、町衆が、ちゃんと伝えていかないといけない。
画像は堺名物の小島屋さんの芥子餅。茶は興奮剤。芥子は鎮静剤(いまの小島屋さんの芥子餅には麻薬成分はありませんよ)。ともに「麻薬」です。出征時には茶を飲みます。そうやって感情を高ぶらせ、戦場に向かう。芥子は傷病者に用います。また初めて人を殺した時、人はあまりの高揚感で狂うとか。それを芥子で「鎮まれ!」と抑えたりする。なぜ堺に芥子餅の小島屋さんがあるのか?表層ではなく、その背景にこそ、まちの真実があります。