9/29のクリツー大阪のためにロケハン。今回は十三界隈を行こうと思ってますw みなさん、予定あけといてください!^^
■「クリエイティブ・ツーリズム大阪」プロジェクト
https://www.facebook.com/1permilCreativeShare
近代から現代にかけて経済論理が優先され、新自由主義やグローバリゼーションが加速しました。あらゆる都市空間において人は消費経済または生産経済をするためだけの存在に過ぎなくなってしまったかのようです。しかし、私たちは都市や人間には、経済的価値の追求だけではなく、歴史の積み重ねにみる学びやブリコラージュ(器用仕事)、カオスモス(混沌+秩序)の可能性、さまざまに織りなされる関係性などが非常に大切であると考えています。経済的価値を追求するあまりに孤立化や無縁化といった病理が進む現代社会の中で人間が人間らしく生きるには、こうした「創意工夫の空間や時間」が非常に重要であり、これらを体感できる新しい旅の実践と普及のために、私たちは「クリエイティブ・ツーリズム大阪」を結成しました。さまざまな主体による「クリエイティブな場」を体感することによって都市の可能性を見出し、参加者それぞれの活動に繋がっていくような好循環を生み出していきたいと考えています。
いま、おれ、どんなけの数の企画を同時進行なんやろか・・・?と思って箇条書きにしたら、こんな感じでした。
①毎月 「クリエイティブ・ツーリズム大阪」
②毎月 「古地図片手にJR環状線まち歩き」
③9/2 東大阪市にてツアープロジェクト
④9/3 神戸・某大学との連携プロジェクト
⑤9/21、22 「メディフェス大阪2013」
⑥9月某日 「直観讀み」プロジェクト
⑦9月末 「あますい!」プロジェクト
⑧10月某日 大阪モダン寺ツアー企画
⑨10/5、6 神戸デザインの日企画「RE:神戸下町~見立て遊び計画~」
⑩10/19、20 「八幡・枝光フェス」にて企画
⑪11/2 「はならぁと」にてツアー企画
⑫11/3 「東成街道玉手箱」にてツアー企画
⑬11/15 東京七墓巡り復活プロジェクト
⑭11/22 アンリュウリコーダーギャラリー用堺ツアー企画
⑮11/23 奈良県景観まちづくり講師(全3回)
⑯11/30 九条下町用ツアー企画
⑰12/24 應典院コモンズフェスタ2014「如是我聞」
⑱2014年3月末 ヴァーチューズ・プロジェクト
あとこれに「まわしよみ新聞」の一連の企画と、大阪府高齢者大学校まち歩きガイド科の講師と、堺の某業界新聞の連載記事と、大阪七墓巡り復活プロジェクトのマップ作りがあると。どうりで忙しいはずや・・・。
大阪モダン寺シリーズ。旭区の龍樹院さん。イエ寺タイプですな。中が気になりますw
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基本的に「まわしよみ新聞」というのは「逍遙的なワークショップ」です。世の中には「目的論的なワークショップ」というのが非常に多いんですが、まわしよみ新聞はそうではなくて、「無意味に」「無目的に」「なにげなく」「なんとなく」「直観で」「ふらっと」「ぶらぶらと」参加して、「偶然性」「偶発性」「シンクロニシティ」「セレンディピティ」の場や空間を作り、それこそが人生の醍醐味であるということを体感するワークショップです。
「テーマを設定する」ということは、じつは「貧しい」んです。「他者」と出会わなくなる。ある種の目的(テーマ)を定め、組織を作り、目的別に人を配置や設定し、目的に邁進するということは、結果として目的にそぐわない落ちこぼれや敗北者・・・落伍者を生みます。コミュニティはそれでいいかも知れない。しかし、ぼくはコミュニティからこぼれていく落伍者たちが気になる。彼ら(彼らといってますが、要するに、それは僕自身ですww)をも包括できるような場作り、彼らにコンパッションを寄せられる人作りをしたい。ぼくはコミュニティではなくて、コモンズ(他者が集まりあえる場)を作りたかった。
「まわしよみ新聞」も影響を受けている有名なワークショップに「ワールドカフェ」というワークショップがあります。最初から、ある種の「テーマ」「目的」が定められ、そこに興味関心のある人たちが集まってきて、専門家、プロ、研究者の意見などがいける。非常に効率よくテーマに関する知識や情報、知的満足が得られます。その効果はぼくも大いに認めます。しかし、世界はもっと同時多発的に、同時進行で、錯綜しながら、混乱しながら、カオスモスに動いていく。テーマで区別できるほど、世界は理路整然としていません。本当に世界(ワールド)を捉えようと思うなら、世界をテーマで区切ってしまってはおかしくなる。それは世界を貧しくする。「テーマで限定された世界観」とでしか出会わないし、「テーマで歪められた世界観」を植え付ける。
他者に満ち溢れたカオスモスな世界を、そのまま、まるごと提示して、しかし、だからでこそ、世界はこんなにも面白いんだ!ということを伝える情報メディア。それが「まわしよみ新聞」です。そういうぼくの想いが伝われば・・・と思って「まわしよみ新聞」をやっています。
■まわしよみ新聞公式サイト
~オールフリー&オープンソースで「いつでも、どこでも、だれでもできる」が合言葉!「コモンズ・デザイン」(共的空間設計)によって開発された大阪(應典院生まれ・釜ヶ崎育ち)の新しい市民メディアの「エートス」(型)です~
http://www.mawashiyomishinbun.info/
昨日の大蓮寺さんでの「自然」合同供養会での講話で、プロジェクターをセッティング中。プロジェクターに写ってるのは「補陀落渡海船」です。
かつて和歌山の補陀落寺からは「厭離穢土、欣求浄土」で、南方にある観音浄土にいきたいと、熊野街道から那智の滝を抜けて海に出て、そこから補陀落渡海船に乗り、死出の航海の旅に出た人が続出したとか。
これと同じように大阪でも、阿弥陀如来さまがいらっしゃる西方極楽浄土にいきたいと、上町台地から崖下の海へ投身して、数多くの人々が「日想観往生」を遂げました。
上町台地の崖下はいつしか陸地化し、都市化し、いまは下寺町という寺町になりましたが、その下寺町にある大蓮寺こそは、まさに阿弥陀仏によって西方極楽浄土が約束された土地です。大蓮寺や應典院の湧き出でるような場(トポス)の霊性は、こうした日想観往生者の無数の物語から産まれてきているとぼくは確信しています。
「阿弥陀仏と いうより他は 津の国の
浪華のことは あしかりぬべし」
法然上人御詠歌
「釜ヶ崎芸術大学2013」、はじまります。
http://kama-media.org/japanese/geidai2013/index.html
釜ヶ崎には無料の簡易宿泊所「シェルター」があります。四角公園、三角公園に並べば無料で炊き出しもあります。夕方、教会で説教を聞けばパンをもらったりもします。まったくお金がなくて、健康保険証も、身分証明書がなくても医療センターで簡単な治療ならうけることもできます。あなたがまったくの無一文で、誰も友達がいなくて、頼る人がいなくて、天涯孤独の孤立無援でも、釜ヶ崎に来て関係機関を訪ねれば、生きていくことはできます。ただし「生きていくことだけ」です。生命を維持することだけはできる。
人間は生きるために生きるのではなく、なにかをするために生きています。「人はパンのみにて生くるにあらず」。これは真実です。「遊びをせんとや生まれけむ」。これも真実です。釜ヶ崎にパンやシェルターや治療センターはあります。しかし人間が、本当に人間として生きるには「芸術」や「アート」や「遊び」が必要不可欠なんです。ココルームの釜ヶ崎芸術大学はそこを担っています。ほんとうの豊かさとは資本の量ではなく、芸術やアートや遊びを許容する心のキャパシティです。そういう社会をぼくは作りたい。そしてココルームはそんな社会を実現するために、静かに、誠実に、真摯に取り組んでいる。ぜひ、みなさんも、釜ヶ崎芸術大学へ。
遊ぶおっちゃんらの声聞けば、我が身さえこそ、揺るがるれ。
■釜ヶ崎芸術大学2013
http://kama-media.org/japanese/geidai2013/index.html
本日は大阪・上町台地・下寺町にある大蓮寺さんにて生前個人墓「自然(じねん)」の合同供養会「夏のつどい」が行われ、秋田住職のご依頼で「大阪、上町台地、下寺町、大蓮寺の場(トポス)の霊性」というテーマで、少しお話させていただきました。プロの仏教家のみなさんの前で、こんな話をするのは僭越至極で緊張いたしました・・・^^;
■浄土宗別格寺院 如意珠應山極楽院大蓮寺
http://www.dairenji.com/
■生前個人墓「自然」
http://www.dairenji.com/jinen/index.html
大蓮寺さんでは生前個人墓「自然」を12年も前から実施してはるそうで、最近、仏教界では「墓友」「共同墓」なるものがブームになってきましたが、まさしく大蓮寺さんの「自然」こそは、そのパイオニア、先駆的試みだろうと思います。12年前から実施は驚きましたな。ようやく時代が追いついてきた・・・というところでしょうか。早すぎますw
また生きているあいだに「自然の合同供養会・夏のつどい」を実施して、個個人(子供がおらず、いずれ無縁になる・・・という方も中にはいはるとか)のあいだに有縁の関係性を作ってしまおうというのは、無縁仏を供養しようと無縁者たちが集まったという江戸時代の祭礼「大阪七墓巡り」と通底するものがあって、要するに「自然」も「七墓巡り」も立脚点に「無縁仏へのコンパッション」「無縁大慈悲」があるといえそうです。参加させていただいて、とても楽しい会で、また色々と考えさせられました。こういう祭礼や供養会があることは、「死者のまち・大阪」の誇りではないかと思います。勉強させていただきました。大蓮寺の秋田ご住職、應典院のみなさま、貴重な機会を与えていただいて、ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m
画像は「大阪、上町台地、下寺町、大蓮寺の場(トポス)の霊性」のレジュメ。本番30分前に完成しましたw 「弱法師」と「阿弥衆」と「足利家」の関係性なんかは、もうちょっと追いかけたいテーマですな。
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