碁盤目
まちは路地、裏路地、小路、袋小路、細道、曲がり道、くねくね道、抜け道、四辻、六道、坂道、崖地、窪地などで構成されていて、複雑であれば複雑であるほど、面白く、楽しい。
碁盤目のように理路整然と区画整理されたまちなんて、個性もなにもなく、まったく、なんの興味も、魅力もない。
まちは路地、裏路地、小路、袋小路、細道、曲がり道、くねくね道、抜け道、四辻、六道、坂道、崖地、窪地などで構成されていて、複雑であれば複雑であるほど、面白く、楽しい。
碁盤目のように理路整然と区画整理されたまちなんて、個性もなにもなく、まったく、なんの興味も、魅力もない。
東京は「ミシュランガイドで世界最高数の星をとった!東京はパリを抜いて世界最大の食の都だ!」なんてことをいってますが、それは大阪の「だし文化」があってこそ、です。日本料理店から昆布とカツオの「だし」を抜いたら、一体、どういうことになるか。考えてみてください。
大阪の町衆が発明した「だし文化」こそが、世界最大の食の発明でした。大阪人は、もっと、自分たちの、そういう食文化を誇りに思いましょう。
5月8日は何の日?大阪夏の陣で大坂城が落城した日です。豊臣政権が滅び、淀殿が亡くなりました。
画像は淀殿のお墓で、太融寺にあります。命日にお伺いすると白ユリが添えられてました。
じつは燃えさかる大坂城の中で、淀殿は自分の侍従の女性たちに「ここから逃げなさい」といって秘密の抜穴で逃亡させ、命を助けたとか。
以後、彼女たちは淀殿の命日に集まって密かに淀殿の菩提を弔い、それは侍従の子孫にまで受け継がれ、1615年から2011年に至るまで欠かされたことがないんです。
この日もわざわざ淀殿の故郷の小谷から侍従の子孫が来ました。白ユリを供えるのは、淀殿が白ユリを愛でたからとか。
大阪の人も知らない。しかし小谷のまちの方々は忘れていない。こういう物語はまちを歩けばゴロゴロしてます。歴史の教科書には出て来ませんが、すべて本当の話です。
大阪あそ歩の毎年春の恒例(?)となりました近松門左衛門の名作『曽根崎心中』をテーマにしたまち遊びプログラムといえば大阪ものがたりシリーズ②「曽根崎心中」 ~この日こそ、お初・徳兵衛~
http://www.osaka-asobo.jp/course72.html
元禄16年(1703年)に、大坂庶民のあいだに「心中もの」の一大ブームを巻き起こしたのが近松門左衛門の名作「曽根崎心中」。その主人公・お初と徳兵衛が、曽根崎の露天神の森で心中を果たしたこの日(旧暦4月7日)に現場となった露天神で2人の冥福を祈ります。コースは「五大力」の浄祐寺から道行の道をたどって、お初天神へ。語り・解説付でお楽しみください。
落語家の笑福亭仁勇さんによる軽妙洒脱な『曽根崎心中』のあらすじ解説と、長唄杵勝会の杵屋勝寿真さんの迫真、名調子!の原文朗読。参加者の皆さんの拍手喝采でプログラムを終えました。この企画は、何度やっても、ほんまにおもろいですねぇ。お初と徳兵衛の心中日に、その現場で『曽根崎心中』を語るんですから、リアリティ、感動が違います。仁勇さん、勝寿真さん、本当に、ありがとうございました!
※画像は仁勇さんの解説光景。露天神社(お初天神。天神さんといえば梅)ということで、衣装も梅色にコーディネイトしてくれました。さすがプロのサービス精神・・・頭が下がります。
ケインズを読んでいたら彼は「公共事業か、もしくは減税による需要喚起」の必要性をちゃんと述べている。ところが官僚は決して減税手段を取らない。ちゃんとケインズ理論を踏襲すれば国家はそれほど酷いものでもないのかも知れないが、そういう明晰な国家が出てこない。
元禄時代の大坂は収入400万両、支出120万両で、毎年、約280万両の黒字でした。対して江戸幕府は収入70万両、支出140万両で毎年、約70万両の赤字でした。江戸は消費都市。大坂は生産都市として繁栄したことがよくわかります。
5月8日は何の日?大阪夏の陣で大坂城が落城した日です。この日、豊臣政権が滅び、淀殿が亡くなりました。画像は淀殿のお墓で、大阪市北区の太融寺にあります。命日にお伺いすると墓に白ユリが添えられてました。
じつは燃えさかる大坂城の中で、淀殿は自分の侍従の女性たちに「ここから逃げなさい」といって秘密の抜穴で逃亡させ、命を助けたとか。以後、彼女たちは淀殿の命日に集まって密かに淀殿の菩提を弔い、それは侍従の子孫にまで受け継がれ、1615年の夏の陣から2011年の現在に至るまで、その法要は欠かされたことがないんです。この日もわざわざ淀殿の故郷の小谷から侍従たちの子孫の方が来てました。白ユリを供えるのは、淀殿が白ユリを愛でたからとか。
この手の「知られざる歴史秘話」のようなものは、大阪のまちを歩けば、いたるところに、そこらじゅうに、ゴロゴロしてます。大阪は「文化不毛の地」「歴史なんかない」と思われがちですが、じつは物語の宝庫。日本最大の歴史都市、文化都市、物語都市が大阪です。そろそろ大阪への都市認識、都市イメージを改めてほしいですねぇ。
空堀の名店「洋食の店 もなみ」のハンバーグ。もなみさんは元は神戸の店でしたが震災で大阪に移転。神戸と同じようにサービスしてるのに、大阪人から「遅い」といわれて大変やったそうです(笑)しかし、負けてなるものか!とサービスを向上させて、いまでは大繁盛に。
名店というのは客が育てるんですな。オススメです。
毎年恒例(?)となりましたA’ワーク創造館の「イベント・企画デザイナー養成講座」を今年も実施します。ぼく、梅山くん(A’ワーク創造館スタッフ・2畳大学学長)、アサダワタルさん(日常編集家・オフィス事編kotoami主宰)の3人で、色々と「コミュニティ・デザイン」について語ります。ぼくは毎回、狂言役で「(イベント・企画デザイナー養成講座なのに)イベントなんてやめてしまえ!」と過激なことをいうんですが(笑)興味がある方は参加してください。
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イベント・企画デザイナー養成講座
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http://www.adash.or.jp/?p=2800
「講座やイベントをしなければいけないんだけど、いつも同じような感じになってしまって変化がない」「はじめは面白がって来てくれたけど継続しない」など感じていませんか。これからの時代を切り開いていくような新しい発想で生まれた事例をもとに、アイデアを形にしていく力を育てましょう。
この講座では、「イベント・企画」を一過性やルーチンなものではなく、特定のコミュニティ(家族・身内から、自分の住んでいる地域、都道府県、全国レベル、または社会的マイノリティな立場の集団まで)の中にある関心や問題意識などを探求・解決していくための「コミュニティデザインのための手段」としてを捉えます。そして、「企画書ができた後」の運営ノウハウを学ぶのではなく、「企画書に起こすまで」のアイデアを思いつくための基盤づくりと、思いついたイメージやアイデアを形にするためのコツを学びます。
講座は、全4回の講座+1回の個別相談(3日目までの間に実施)で構成されています。個別相談では、具体的なアイデアがあればワークショップに向けて内容の整理をおこないます。また、具体的なアイデアがなくても、モヤモヤを具体化させたり、そのヒントを探すお手伝いを一緒にします。
◎プログラム
1日目:【講義1】コミュニティデザインのツールとしての「大阪あそ歩」
2日目:【講義2】イベント・企画のデザインを始める前に
オプション:個別相談(3日目までの間に実施)
3日目:【ワークショップ1】「イベント制作ワークショップ」
4日目:【ワークショップ2】「イベント制作ワークショップ」
◎こんな人にお勧め
・NPOなどの団体や組織でイベントや講座、企画などを担当している方
・アイデアはあるけど、なかなか形にならないという方
・自分の住んでいる地域で何か始めてみたいが、モヤモヤしている方 など
◎講師
●陸奥 賢 (大阪あそ歩アシスタントプロデューサー/株式会社まちらぼ代表)
大阪あそ歩 http://www.osaka-asobo.jp/
大阪の「まち」を舞台にコミュニティ・ツーリズムを企画、実施している「大阪あそ歩」。2011年度には大阪市内150エリア以上で「まち歩き」「まち遊び」を展開します。新しいものを1から作るのではなく、元々ある面白いものを見てもらう。そんなコンセプトで、3年目を迎える今年も人気が拡大中。
●アサダワタル (日常編集家 / オフィス事編kotoami主宰)
1979年生。大阪市立大学法学部卒。音楽や美術などの表現領域で培った妄想を、都市政策、社会福祉、メディア制作などに転用させる数々のプロジェクトの構想・演出を手がける。活動コンセプトは「日常再編集」「分野ノマディズム」「積極的コミュニティ難民」。近年の代表的な活動として、自宅の一部を他者に開放する「住み開き」という概念を提唱。その活動について執筆した共著「編集進化論 editするのは誰か」がフィルムアート社より2010年9月出版。2011年秋には、単著「住み開き(仮題)」が筑摩書房より出版予定。ソロ「大和川レコード」、バンド「SJQ」(HEADZ/cubicmusic)にてライブ活動やCDリリース、神戸女学院非常勤講師、NPO「cocoroom」副代表理事、近江八幡ボーダレス・アートミュージアム「NO-MA」アドバイザーとしても超雑多に活動中。
日時:2011年7月6、13、20、27日(水曜日)19:00~21:00、全4回
参加費:¥12,600(教材費・税込み)
定員:15名(先着順)
会場:A´ワーク創造館
申込:まずはお電話にて。
06-6562-0410