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大阪日日新聞「澪標」コラム あそ歩で「まち」体感

2010 年 3 月 16 日 Comments off

大阪日日新聞「澪標」のコラムです。

いよいよ「大阪あそ歩’10春」のホームページ(http://www.osaka-asobo.jp/)がオープンして予約受け付けを開始しました。4月10日から6月6日まで、大阪市内で105コースのまち歩きと、5プログラムのまち遊びを実施します。パンフも完成してJR、地下鉄、各私鉄の駅、大阪市の公共施設などで配布されますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

 さて、今回は、大阪あそ歩のまち歩きの中身についてお話しましょう。まず、大阪あそ歩のまち歩きには必ずコースマップが付きます。駅改札やバス停留所など、公共交通機関をスタート地点として、十数カ所のまち歩きスポットが、イラストと解説文で記されています。平均1コースは約2~3キロ程度で、徒歩約40分ほどの距離なのですが、大阪あそ歩では、このマップを片手に、ガイドさんの話を聞きながら、2時間から3時間ほどかけて、ぶらぶらと、まちを巡ります。

 健康づくりのウオーキング企画などでは5キロ、15キロ、40キロ(!)をひたすら歩いたりしますが、大阪あそ歩は長距離は歩きません。またウオーキングは50人、100人、300人といった大人数の参加者を募集しますが、大阪あそ歩は15人定員です。

 これはなぜか? といいますと、大阪あそ歩は「大阪のまちを体感する」ことを目的とするからです。大阪のまちの雰囲気を、色を、匂(にお)いを、音を、感じてほしい。そのためには、わずか2~3キロの距離を15人の少人数で、ガイドさんと一緒になって、じっくりと、ゆったりと、歩くことが必要になるわけです。しかし、こうすることで、確実に、まちの見え方が変わってきます。

 残念ながら、いま、まちというのは、資本を消費するだけの空間になっています。例えばコンビニに行って商品をレジに差し出すと、「ピッ!」とバーコードを読み取られ、お金を差し出せば、一言も口を開かずに何でも買えてしまう。経済効率を最優先すると、まちに、人間らしい温かみが急速に失われていきます。

 しかし大阪あそ歩では、まちに根付いた店を、まちのガイドさんと一緒に巡りますから、自然とそこに、ふれあいや交流、会話が生まれます。「なにしてんの?」「大阪あそ歩いうんでまち歩きのガイドしてんのや」「あ。そう。ところで○○、元気?」…。大阪あそ歩では、こうしたガイドさんとまちの方が、たわいのない会話を繰り広げるという光景が多々あるのですが、それを参加者が共有することで、まちの濃厚な物語が見えてくるのです。

 まちというものは、本来は、こうした人間のふれあい(共同体=コミュニティー)で成立しているものなのですが、それが忘れ去られている現実があります。

 しかし、大阪あそ歩に参加すると、まちに、コミュニティーに住む人々の息吹のようなものが感じとれて、そこが「おもしろい!」となるわけです。

 このおもしろさは、なかなか言葉では伝えにくいものですが、一度、参加すると、それはもう病みつきになるぐらいおもしろいのです。


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仏風呂とアンチ廃仏毀釈~従順なる奈良人と、反逆する大阪人

2010 年 3 月 13 日 Comments off

今日は廃仏毀釈の日です。正確には明治新政府が慶応4年3月13日(1868年4月5日)に出した「神仏判然令」。天皇の名の下に、神道を国教化しようという下準備で実施された愚行です。寺塔や伽藍、仏像、仏画、仏経典などを有無を言わさずに破却・焼却。とくに酷かったのが明治政府を主導した薩摩藩で、鹿児島にあった1616の寺院は、このとき、すべて破壊されて全滅した・・・といいますから恐ろしいですな。この世紀の蛮行のおかげで鹿児島県は、いま日本でももっとも文化財が少ない県です(ちなみに梅原猛氏などは「明治の廃仏毀釈がなければ現在の国宝は優に3倍はあったろう」と考察してます)。

寺院密集地域の奈良でも激しい廃仏毀釈運動が巻き起こりました。有名なのが奈良の興福寺の廃仏毀釈の話。興福寺といえば、藤原氏の氏寺で南都六宗・法相宗の大本山。これが明治新政府から送られてきた「今日から仏教は廃止。僧侶はクビ。春日大社の神官になれ」という、たった一通の手紙によって、みんな春日大社の神官に鞍替えしてしまいました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%88%E7%A6%8F%E5%AF%BA

いまユネスコの世界遺産認定で、国宝の五重塔も、一時期は25円で売られました。こんなのを買ってどうするのか?というと、なんと「薪」にするため。事実、興福寺の僧侶たちは、自分たちが長年、拝んでいた仏像を薪にして風呂を沸かして「仏風呂」なんていってたそうです。幸いなことに買い手が出なかったので五重塔は薪になることはなかったのですが、他の寺院は悉く「仏風呂」にされてしまい、ボロボロになった興福寺境内は、いま奈良公園です。あの鹿が群れをなしている広大な奈良公園は、廃仏毀釈によって崩壊した興福寺境内跡を整備して出来たものです。

兵隊に囲まれて信仰を捨てろといわれたわけでもなく、僧侶が殺されたわけでもなく、たった一通の政府の手紙で、自分たちの信仰対象である仏を捨てた興福寺。なんとも奇奇怪怪、摩訶不思議な話ですが、そういう風にして数多くの奈良の名刹・古刹が自滅してます。結局、明治新政府の権威・権力に奈良人は弱かったんでしょう。これは奈良人の性向かも知れません。

こういう廃仏毀釈に対して「アホちゃうか」と反逆したのが大阪人でした。大阪は日本仏教最初の官寺・四天王寺や蓮如上人ゆかりの大坂本願寺の歴史と伝統を有している日本でも有数の仏教都市で、かつ、お上のいうことには基本的にアンチテーゼですから(笑)中には住吉大社の神宮寺(※1)のように廃仏された例もあったようですが、それでも大阪人の多くは廃仏毀釈を鼻で笑いました。その証拠として大阪府は現在、日本で2番目に寺院が多い都道府県です(1位は愛知県4111。大阪府は2993で2位。3位は兵庫県2854。4位は東京都2672。5位は京都府2643。奈良は19位で1415)。大阪府は非常に狭い都道府県(愛知県は大阪府の2.7倍の大きさ。兵庫県は大阪府の4.6倍の大きさ)なので、面積比で考えれば「大阪こそが日本最大の仏教都市である」といっても何ら過言ではありません。

実際に、大阪のまちを歩いていて、ちょっとした路地裏に入ると唐突に、小さなお寺がひょっこりと顔を出します。廃仏毀釈や戦災を超えて、まちに根付いている。地蔵、祠なんかも非常に多いです。ぼくなんかは大阪のまちの面白さは寺の数の多さ、その多様性にあると思ってます。もっともっと、大阪の寺は着目されてええと思いますな。

(※1)島津藩の始祖・島津忠久公(父・源頼朝 母・丹後局)は住吉大社の境内で生まれ、また関ヶ原で負けて敵中突破をした島津義弘を無事に鹿児島まで船で送ったのも住吉と堺の町衆でした。江戸時代では参勤交代の折には、島津の歴代藩主は必ず住吉大社に参拝していて、住吉と薩摩は非常に縁が深い。住吉大社が神宮寺を廃仏毀釈したのも明治政府(薩摩)との特別の仲があったからでは?とぼくは推測してます。


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兵庫・大輪田泊 古墳時代の岩椋

2010 年 3 月 10 日 Comments off



兵庫・大輪田泊の岩椋です。兵庫津を開拓した平清盛時代のものか・・・と思いきや、なんと古墳時代のものとか。大輪田泊は天然の良港だったそうで、古代から栄えていたんですな。三韓、大陸、大和朝廷とを結んだ交易では、こうした岩椋で船を結びました。

面白いのが、大和田泊の「泊」(とまり)という言葉で、じつは「泊」というのは自然港のことだそうです。人為で改修した場合は「津」(つ)といいます。こういう「泊」というのは古代の大坂にはありません。難波津も、住吉津も、桑津も、猪飼津も、玉津も、敷津も、磯歯津も、木津も、すべて古代の大坂人や渡来人たちが、自らの力で改修した人工港でした。大阪というまちは、淀川、大和川という二大暴れ川を有してますから、有史以来、ずっと港の開発、改良の繰り返しの歴史でした。悪戦苦闘して港町、水都としての繁栄を築いたわけです。

兵庫、神戸は、そういう意味では非常に恵まれていました。しかし恵まれていたが故に、「港を整備していく」という重要性が、いまいち解らなかったのかも知れません。とくに戦後の関西国際空港の神戸港誘致反対と、その後の急転直下の神戸空港開港と失敗は、その歴史の哀しい証左ではないか?という気もしています。関西経済全体のことを考えると、非常に残念な結果でした。


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「大阪あそ歩」の活動歓迎 平松市長、ガイドと意見交換

2010 年 3 月 7 日 Comments off



大阪日日新聞記事より。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/100305/20100305027.html

大阪市の平松邦夫市長は2月27日、市内のまち歩きを楽しむ企画「大阪あそ歩」のガイドら11人を市役所に招き、「市民参加型の大阪の魅力発信について」をテーマに意見交換した。市民との直接対話でニーズを把握するとともに、市政への理解を深めてもらい、市民協働を基本とした市政運営を目指す「なにわ元気アップ会議」の一環。

「大阪あそ歩」は「大阪はまちがほんまに面白い」を合言葉に大阪市民と来訪者が一緒になってまち歩きを楽しむ企画。まちを愛する個性的なガイドとの対話が人気で、昨年25コースでスタートし、4月には105コースへと拡大する。

平松市長は「市民自らがガイドをすることは市民協働の精神と同じくするもの」と同企画の活動を歓迎し、市の重点施策としてサポートすると意欲を見せた。

ガイドからは「子供たちが参加しやすいようにしたい」「まちをよく知れば、自分たちのまちに誇りを持つようになる」「いろんな能力を持った人やものが複合的につながっていく」といった要望や意見が次々と出され、大阪のまちの資源の豊富さや可能性が再確認された。


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チェスとチャトランガと象棋と将棋

2010 年 3 月 2 日 Comments off

全世界に「将棋」と似たような盤ゲームというのが存在します。自陣と敵陣に分かれて王を筆頭にして、それを守る駒が大勢いる。西洋であればチェス、インドであればチャトランガ、中国であれば象棋です。しかしチェス、チャトランガ、象棋にはないのに、日本の将棋にだけあるルールというのが存在します。それが「敵の駒を取ったら、それを自分の持ち駒として再利用できる」 という「持ち駒」ルール。

盤ゲームは戦争の象徴です。チェス、チャトランガ、象棋、将棋には、それぞれの民族の、戦争に対する思想が含まれます。西欧やインドや中国では、戦争といえば根絶やしの戦争でした。異民族の争いで、まさしく弱肉強食の生存競争。生きるか死ぬかの瀬戸際。敵は徹底的に滅ぼさないといけない。敵の駒を取れば、必ず殺す。それを再利用なんてことは不可能です。

しかし日本人の戦争はそうじゃなかった。極東の島国という小さいフィールドで、同じ民族同士の争いがメイン(過去には蝦夷との争い、白村江の争い、元寇なども稀にありましたが)。敵の駒を取るということは敵将を殺すことを意味せずに「捕虜にする」ことを意味したわけです。捕虜はまた説得すれば味方になる。だから持ち駒として、自陣の駒として再利用することができました。

面白いもんで、チェスやチャトランガ、象棋の世界では、たとえ世界チャンピオンでもコンピューターの人工知能と戦うと負けます。ルールが単純なんですな。駒はいっぺん取ったらおしまいですから。

しかし将棋というのは、取った駒を新たに再利用できるというルールがあるために、ゲームの行方は、非常に複雑怪奇な様相を見せます。持ち駒をどこに置くか?その派生パターンは無数に広がっていく。なにが最適手かわからない。それゆえに、いまだにコンピューターの人工知能でも将棋指しのプロ、ましてや名人級には勝てません。いずれ勝つといわれてますが、まだまだ数年はかかりそうです。

ちなみに、GHQが日本を占領していた時期に「将棋は捕虜(持ち駒)を虐待する野蛮なゲーム」として廃止しようとしたことがあります。このときに将棋指しの升田幸三がGHQに乗り込んで「チェスは捕虜(駒)を殺害してるが将棋はちゃんと生かしてる」「男女同権というがチェスはキングがクィーンを守れへんやないか。野蛮なゲームはどっちや!?」とGHQに直談判して将棋を廃止から救ったという話が残ってます。えらい。さすが阪田三吉の愛弟子・升田幸三。大阪の将棋指しの誇りです。

なにはともあれ、全世界に将棋と似たような盤ゲームがあります。しかし日本の将棋のような「敵陣の駒を自陣の駒として利用できる」というルールはないということ。この特色は日本民族の特異性として覚えておいた方がええかも知れません。戦争(生存競争)は苦手。しかしゲーム(遊び)は得意。


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【報道発表資料】「大阪あそ歩(ぼ)’10春」がいよいよ始まります!~大阪は‘まち’がほんまにおもしろい!~

2010 年 3 月 1 日 Comments off

【報道発表資料】「大阪あそ歩(ぼ)’10春」がいよいよ始まります!~大阪は‘まち’がほんまにおもしろい!~
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yutoritomidori/0000070255.html

大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会(構成団体:大阪市、大阪商工会議所、水都大阪2009実行委員会、(財)大阪観光コンベンション協会)では平成22年4月10日(土)から6月6日(日)まで“まち歩き”や“まち遊び”で大阪を楽しむ「大阪あそ歩(ぼ) ’10春」を開催します。この春は、「まち歩き」105コース、「まち遊び」5プログラムの充実した内容になります。

「大阪あそ歩」は、「大阪は‘まち’がほんまにおもしろい」をキャッチフレーズに、市民自らがガイドとなり、地域の人たちが大切にしている街の表情を紹介しながら、「自分のまち『大阪』はええとこや」と自信をもって、訪れる方々をご案内する取り組みです。

多くの市民の方々と協働し、一昨年秋の試行実施、昨春・秋の本格実施と実績を重ね、好評を得てまいりました。また、参加者だけでなく、申込み、問い合わせの件数も順調に推移し“まちあるき”に対する関心や気運がますます高まっています。

今後も、大阪あそ歩を通じて、大阪のまちのおもしろさ、歴史を掘り起こし、新たな大阪の魅力を内外に広く発信したいと考えています。さらに、地域における市民レベルでの様々なまちあるき活動を活性化させることで、全市域的なコミュニティ・ツーリズムの盛り上がりにつなげてまいります。

~「大阪あそ歩(ぼ) ’10春」の概略~
今回、催行されるコースは市内全区に広がり、そのコース数は昨年秋に全国の市町村最多コース数となりましたが、’10春はさらに自己更新をし、全国の市町村の中で最多コース数となります。


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Global Competitiveness Report(2008年 世界経済フォーラムレポートより)

2010 年 2 月 25 日 Comments off

『Global Competitiveness Report』(2008年 世界経済フォーラムレポート)によれば、日本の税金(実質税金の健康保険や年金、失業保険などによる還元、食料品など非課税分野など複雑な要素まですべて加味してます)は、すでに北欧諸国のそれを上回っています。世界最高の福祉国家のスウェーデンの税負担よりも日本は税負担が重いのに、まったく社会保障は行き届いてません。

ちなみに、江戸時代では年貢が「四公六民」(40:60)なら普通。「五公五民」(50:50)はひどい。「六公四民」(60:40)だと食っていけずに農民が飢え死ぬか、一揆を起こすレベルと呼ばれています。また表向きは「四公六民」でしたが、実際はワイロ、検地逃れなどで農民は脱税して「三公七民」(30:70)「二公八民」(20:80)というのが現実だったとか。いまの日本が払っている税金は「世界経済フォーラム」によれば「55:45」。近世封建社会よりもヒドイ税体制が現代日本です。

これ以上、あんまり、ごちゃごちゃいうても、あれなんでやめときますが、日本の税制、政治は、どこか、おかしい。それだけはいえそうです。

◇トータルの税金(先進国抜粋、日本は101位/129ヶ国中) 
http://www.weforum.org/en/initiatives/gcp/Global 20Competitiveness 20Report/

10 Luxembourg…………………..21.0    税金が安い国
14 Hong Kong SAR ………….24.2         ↑
18 Singapore ……………………..27.9       
21 Ireland ……………………………28.8      
22 Switzerland …………………..28.9
24 Denmark ………………………..29.9
35 Korea, Rep. …………………..33.7
36 Israel ………………………………33.9
47 United Kingdom …………..35.3
48 New Zealand ………………..35.6
58 Netherlands…………………..39.1
66 Norway……………………………41.6  ⇒ このあたり 中央値
67 United States ……………..42.3
75 Canada ………………………….45.4
81 Greece ………………………….47.4
83 Finland……………………………47.8
87 Russian Federation …..48.7
89 Australia ……………………….50.3
90 Germany ………………………50.5        
99 Austria……………………………54.5       
99 Sweden…………………………..54.5        ↓
101 Japan……………………………55.4    税金が高い国


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「ドラマティックロード×大阪あそ歩」~阪神なんば線開通1周年記念 まち歩きイベント~

2010 年 2 月 15 日 Comments off

3月21日から3月25日まで「阪神なんば線開通1周年記念」ということで、阪神沿線の駅を出発する大阪あそ歩のまち歩きを実施します。題して「ドラマティックロード×大阪あそ歩~阪神なんば線開通1周年記念 まち歩きイベント~

過去にも大阪あそ歩と在阪企業(南海電鉄、高麗橋本吉兆、花外楼など)のコラボはありましたが、今後もこうした企業コラボを活発にしていきたいという思いがあります。大阪あそ歩は大阪市民が主導して、大阪のまちを大いに盛り上げようという企画です。特定の私企業のものではなく、文字通り、みんなのもの。「大阪あそ歩は社会の公器である」なんていうと「これまた大袈裟や」といわれそうですが。

なにはともあれ、大阪あそ歩の活動が、大阪のまちを盛り上げるものと社会的に認知され、企業と協同するという新しい次元に入ってきました。その記念すべき第1弾。2月22日から参加者受付開始。ぜひともご参加ください。

http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20100215.pdf

~阪神なんば線開通1周年記念 まち歩きイベント~
「ドラマティックロード×大阪あそ歩」

3月21日から3月25日まで開催 2月22日から参加者受付を開始!

阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:坂井信也)は、大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会を後援し、3月21日(日・祝)から3月25日(木)まで、阪神なんば線開通1周年記念まち歩きイベント「ドラマティックロード×大阪あそ歩」を開催します。つきましては、その参加者受付を2月22日(月)から、インターネット、電話、FAX、Eメールにて開始します。大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会が主催する「大阪あそ歩」は、地元ガイドの解説を聞きながら歩くまち歩きイベントで、大阪のまちを知り、楽しむことができるイベントとして好評を博しています。この度阪神なんば線が3月20日に開通1周年を迎えるにあたり、阪神沿線の魅力を新発見・再発見していただきたいとの思いから、同推進連絡協議会と阪神電気鉄道の協力により、開催する運びとなりました。今回の全10コースは、いずれも阪神電車の阪神なんば線、本線の大阪市内にある駅が出発点となっており、このまち歩きを通して、ドラマティックな阪神沿線、そして大阪のまちの良さをより一層知ることができる内容となっています。

詳細は下記のとおりです。

【まち歩きイベント「ドラマティックロード×大阪あそ歩」の概要】

1 日時
平成22年3月21日(日・祝)~3月25日(木)
14時スタート(雨天決行)
※ ただし、25日の九条エリアのみ13時スタート

2 コース
全10コース
3月21日(日・祝) 大開・吉野エリア、伝法エリア
3月22日(月・休) 福島エリア、西九条エリア
3月23日(火) 佃・大和田エリア、北堀江エリア
3月24日(水) 千日前エリア、堂島・北新地エリア
3月25日(木) 九条エリア、姫島エリア
※コースの詳細については、以下をご参照ください。
http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20100215.pdf

3 参加費
1,000円
※ 22日の西九条エリア、25日の九条エリアは試食付き1,500円

4 参加定員
各コース15名(事前にお申込みが必要です)

5 お申込み方法
平成22年2月22日(月) 午前10時から、参加者受付を開始します。事前予約が必要となります。コース内容をご確認の上、下記のいずれかの方法でお申し込みください。

(1)インターネットでのお申込
http://www.osaka-asobo.jp
にアクセスの上、専用の入力フォームからお申込みください。

(2)電話・FAX・E メールでのお申込
①参加コース、②参加日時、③参加人数、④参加者氏名(ふりがな)、⑤年齢、⑥性別、⑦住所、⑧日中に連絡がとれる電話番号を明記の上、下記までお申込みください。
電話:06-6282-5930
FAX:06-6282-5915
(いずれも受付時間:平日10:00~17:00 ※土日祝を除く)
Eメール:info-osaka-asobo@octb.jp
※複数ご参加の場合は、参加者全員のお名前・年齢・性別をご連絡ください。
※お預かりした個人情報については、「大阪あそ歩」での連絡目的以外に使用することはございません。
※定員に達し次第、参加者受付を終了させていただきます。

6 このイベントに関するお問合せ先
電話:06-6282-5930(受付時間:平日10:00~17:00 ※土日祝を除く)


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32歳

2010 年 2 月 12 日 Comments off

杜甫は洛陽で李白と会った。ベートーヴェンは「ハイリゲンシュタットの遺書」を記して自殺を考えた。家康は長篠の戦いに参加して戦国最強と謳われた武田騎馬隊が信長の火縄銃三段打ちで崩壊する現場を見ていた。近松は「出世景清」で初めて竹本義太夫のために執筆した。エジソンは白熱電球を発明。勝海舟は海軍伝習重立取扱となった。福沢諭吉はニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.を来訪。チャップリンは「キッド」を。ヒトラーはドイツ労働者党の総統に。ワイルダーは「青髭八人目の妻」に携わった。安吾は「吹雪物語」を刊行。

本日、32歳になりました。ええ歳にしたいです。


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大阪日日新聞記事「大阪あそ歩のシンポジウム」

2010 年 2 月 4 日 Comments off

1月30日に行われた大阪あそ歩シンポジウムの様子が大阪日日新聞に掲載されました。定員100名だったんですが、予想以上の反響で200名近い参加者が。またシンポジウム後のアンケートでは大阪あそ歩ガイド志望者も出てきました。シンポジウムをきっかけにして新しい大阪あそ歩の輪が広がっていくのは嬉しいことです。ご協力いただいた大阪市立中央図書館のみなさま、ご参加いただいたお客さまに深く感謝。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/asobo/100204/20100204051.html

大阪あそ歩のシンポジウム  魅力、楽しみ方を“案内” 2010年2月4日

地元市民の案内で大阪のまち歩きを楽しむ「大阪あそ歩」をさらに多くの市民に知ってもらうためのシンポジウムが1月31日、大阪市立中央図書館(同市西区)で開かれた。大阪あそ歩の概要紹介や複数のガイドによるパネル討論を通じて、参加した約200人の市民が“わがまち”の魅力に関心を深めた。

 大阪あそ歩は、普通に歩くと40分ほどのコースを、地元ガイドの解説を聞きながら、マップを片手に2~3時間かけて歩く。参加者を少人数に限定することで、地元ガイドと参加者との会話や、マップにない場所を訪ねるなどアドリブの時間を楽しめる。中にはガイドのトークに熱が入り、コースを回り切るのに4時間半かかったこともあるという。

 大阪あそ歩アシスタント・プロデューサーの陸奥賢氏は、昨年、田辺であったまち歩きの事例をスクリーンで紹介。地元住民たちが復活させた大阪の伝統野菜「田辺大根」が、地元のケーキ店や和菓子店でお菓子に加工され、売り切れるほどの人気を博していることなど、地元ならではの話題に花が咲いたことなどを振り返った。

 陸奥氏は「マップはあくまでもツール(道具)。本当に面白いのはガイドとの対話。まち歩きの主役は人。参加者との対話で、逆にガイドが『そうだったんか』と教わることもある」と魅力を強調。昨年は68コースを実施したが、今年は104コースに拡大して行うことを明かし、会場に集まった市民にも参加を呼び掛けた。

 シンポジウムの後半は「大阪あそ歩のあそびかた」と題したパネル討論。考古学のガイドの経験を生かしてまち歩きガイドになった浜田容子さんは「こんな歴史がこのまちにあったのかと驚き、喜ばれるときが一番うれしい」とガイドならではの楽しみを語った。

 参加者からガイドに転身したという長谷川信正さんは、大阪あそ歩のまち歩きがキャンセル待ちのコースが出るほどの人気になってきたことについて「未曾有の不景気の中で、足元を見直そうという空気が、輝きを放っているのではないか」と分析。同じくガイドの山田重昭さんは「少人数制であることと、千円の参加料をいただいているので、ガイドとしても発奮し、まち歩きの価値が上がる」と話した。

 また同図書館1階のエントランスギャラリーには、同シンポジウムと連動して、江戸時代などの大阪案内の地図やまち歩きの先人たちを紹介するコーナーが設けられ、多くの市民が鑑賞していた。


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